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679、朝からいっぱい泣いて 奏side
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朝からたくさん泣いてすーっと気持ちが軽くなった。
頭がぼーっとして斗真さんの上に乗り胸の音を聞く。
落ち着いて上を見ると斗真さんと目が合った。
「おはよう」
「…、おはよう」
斗真さんの優しい声に安心した。
「朝ごはんどうする?」
「食べたい。」
「昨日のスープでいい?」
コクリ、
「じゃあ俺はスープとパンにしようかな。」
「…僕も…同じのがいい」
「いいよ。行こっか、」
コクリ
斗真さんと手を繋いでキッチンに向かった。
昨日はキッチンに入ることも怖かった、
…怖く…ない。
良かった、キッチンに入っても脚はいつも通りだった。
「どのパンにする?」
パンをいくつか見せてくれた。
「…斗真さんは?」
「うーん、俺は普通のにしようかな。」
「同じのがいい」
「中、何も入ってないよ?」
「コクリ、同じがいい。」
「分かったじゃあこれとスープね。持って行こうか。」
「斗真さん、ありがとう。」
「?、うん、どういたしまして。」
「「いただきます。」」
食べれるかな…
今から食べると思うとやっぱり体が少し抵抗してくる。
それでも…僕は食べたい。
スプーンでスープを掬い、勢いで口に入れる。
ゴクッ
飲めた。
……良かった、できた
嬉しくて斗真さんの顔を見ると斗真さんも嬉しそうな顔をしていた。
「食べれたね。」
コクリ コクリ
「おいしい、斗真さんありがとう。」
「ふふっ、どういたしまして。おかわりもあるから食べれるだけ食べていいよ。」
「ありがとう。」
スープをもう一口飲んでパンも一切れ口に入れる。
パンも抵抗なく食べれた。
おいしい、
「スープにパン 浸しても美味しいよ。」
?
斗真さんがスープにパンを入れて食べてる。
おいしいの?やってみたい
同じようにパンをちぎってスープに入れてみる。
パクッ
「!!!おいしいっ」
スープもパンも美味しいけど一緒に食べたらもっともっと美味しくなった!
おいしくてあっという間にスープもパンも無くなってしまった。
「おかわりする?」
「………いいの?」
「いいよ。俺もおかわりしよー、パンあと何個食べれる?」
「…斗真さんは?」
「俺は2個にしようかな。」
「じゃあ2個」
「ふふふっ笑、いいよ。お腹いっぱいになったら俺が食べるから言ってね。」
「ありがとう。」
パンとスープを受け取り机に戻る。
おいしい。
さっきと同じようにスープにパンを浸してパクパク食べていく。
本当においしい。
おいしいのに…2つ目の半分くらいで食べる速さが遅くなってきた。
どうして?
口に入れてもモグモグして喉を通らない…
「お腹いっぱいになってきた?貰おうか?」
フルフル
食べれる。
怖くない…
「無理しなくていいよ。」
フルフル
「奏のお腹はもういっぱいになってるよ。」
お腹をさすられて初めてお腹が苦しいことに気付いた。
「食べれるようになって良かったね。でももうお腹いっぱいで入らないよ。残り俺にちょーだい。あーん」
スープをたっぷり染み込ませて斗真さんの口に入れた。
「美味しい。ありがとう。」
「コクリ、おいしかった。ありがとう。」
「どういたしまして。こんなにいっぱい食べたの初めてだね。俺と同じ量食べたよ。」
「同じじゃない…」
「ほとんど同じだよ笑 ご飯の食べれる量は体の大きさによって違うんだよ。奏くんが俺と同じ量食べるってスゴイよ!美味しかったんだね。気に入ってくれて良かった。」
コクリ、…///
「ゼリー食べれる?もう入らないかな?」
「…………食べる。」
「ゼリーは別腹だから入るか笑」
「…べつばら?」
「甘いものとかのデザートは美味しいからお腹いっぱいでも食べれちゃうのを別腹って言うんだよ。」
知らなかった。
でもそうかもしれない、
食べれそう。
「おいしい。」
「良かった笑」
あっという間にゼリーも食べれた。
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさまでした。」
「洗い物は後で一緒にしよ。ちょっと休憩、ソファーでゆっくりしよ。」
………コクリ、
洗い物しなきゃって思ったけど、お腹がいっぱいで動けなくて斗真さんと一緒にソファーでゆっくりすることにした。
頭がぼーっとして斗真さんの上に乗り胸の音を聞く。
落ち着いて上を見ると斗真さんと目が合った。
「おはよう」
「…、おはよう」
斗真さんの優しい声に安心した。
「朝ごはんどうする?」
「食べたい。」
「昨日のスープでいい?」
コクリ、
「じゃあ俺はスープとパンにしようかな。」
「…僕も…同じのがいい」
「いいよ。行こっか、」
コクリ
斗真さんと手を繋いでキッチンに向かった。
昨日はキッチンに入ることも怖かった、
…怖く…ない。
良かった、キッチンに入っても脚はいつも通りだった。
「どのパンにする?」
パンをいくつか見せてくれた。
「…斗真さんは?」
「うーん、俺は普通のにしようかな。」
「同じのがいい」
「中、何も入ってないよ?」
「コクリ、同じがいい。」
「分かったじゃあこれとスープね。持って行こうか。」
「斗真さん、ありがとう。」
「?、うん、どういたしまして。」
「「いただきます。」」
食べれるかな…
今から食べると思うとやっぱり体が少し抵抗してくる。
それでも…僕は食べたい。
スプーンでスープを掬い、勢いで口に入れる。
ゴクッ
飲めた。
……良かった、できた
嬉しくて斗真さんの顔を見ると斗真さんも嬉しそうな顔をしていた。
「食べれたね。」
コクリ コクリ
「おいしい、斗真さんありがとう。」
「ふふっ、どういたしまして。おかわりもあるから食べれるだけ食べていいよ。」
「ありがとう。」
スープをもう一口飲んでパンも一切れ口に入れる。
パンも抵抗なく食べれた。
おいしい、
「スープにパン 浸しても美味しいよ。」
?
斗真さんがスープにパンを入れて食べてる。
おいしいの?やってみたい
同じようにパンをちぎってスープに入れてみる。
パクッ
「!!!おいしいっ」
スープもパンも美味しいけど一緒に食べたらもっともっと美味しくなった!
おいしくてあっという間にスープもパンも無くなってしまった。
「おかわりする?」
「………いいの?」
「いいよ。俺もおかわりしよー、パンあと何個食べれる?」
「…斗真さんは?」
「俺は2個にしようかな。」
「じゃあ2個」
「ふふふっ笑、いいよ。お腹いっぱいになったら俺が食べるから言ってね。」
「ありがとう。」
パンとスープを受け取り机に戻る。
おいしい。
さっきと同じようにスープにパンを浸してパクパク食べていく。
本当においしい。
おいしいのに…2つ目の半分くらいで食べる速さが遅くなってきた。
どうして?
口に入れてもモグモグして喉を通らない…
「お腹いっぱいになってきた?貰おうか?」
フルフル
食べれる。
怖くない…
「無理しなくていいよ。」
フルフル
「奏のお腹はもういっぱいになってるよ。」
お腹をさすられて初めてお腹が苦しいことに気付いた。
「食べれるようになって良かったね。でももうお腹いっぱいで入らないよ。残り俺にちょーだい。あーん」
スープをたっぷり染み込ませて斗真さんの口に入れた。
「美味しい。ありがとう。」
「コクリ、おいしかった。ありがとう。」
「どういたしまして。こんなにいっぱい食べたの初めてだね。俺と同じ量食べたよ。」
「同じじゃない…」
「ほとんど同じだよ笑 ご飯の食べれる量は体の大きさによって違うんだよ。奏くんが俺と同じ量食べるってスゴイよ!美味しかったんだね。気に入ってくれて良かった。」
コクリ、…///
「ゼリー食べれる?もう入らないかな?」
「…………食べる。」
「ゼリーは別腹だから入るか笑」
「…べつばら?」
「甘いものとかのデザートは美味しいからお腹いっぱいでも食べれちゃうのを別腹って言うんだよ。」
知らなかった。
でもそうかもしれない、
食べれそう。
「おいしい。」
「良かった笑」
あっという間にゼリーも食べれた。
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさまでした。」
「洗い物は後で一緒にしよ。ちょっと休憩、ソファーでゆっくりしよ。」
………コクリ、
洗い物しなきゃって思ったけど、お腹がいっぱいで動けなくて斗真さんと一緒にソファーでゆっくりすることにした。
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