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658、斗真に謝らないと 響side
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「おいで、向こう寒くなかった?」
斗真はいつも通りの声で少し安心したけど体は怖がっていて斗真の前で固まってしまった。
「隣座る?」
ソファーを軽く叩かれ、座るよう促されても脚は動いてくれない。
「………____、ごめんなさい。」
「…、どうした?何に謝ってる?」
「……………、っ」
手首のことを謝りたかったのに怒られるのが怖くて黙っていたらまた無意識に左手首を掴んでしまっていた。
自分で気付き慌てて離したが、斗真に見られて斗真の顔を見て怒っているか伺う。
「怒ってないよ。怒ってはないけどまだ傷治ってないから手首は掴まないで、」
「…ごめんなさい。」
「唇も噛まないの。」
叱られてどうしたらいいか分からなくて唇に歯を立てると唇に斗真の指が触れた。
唇を撫でられ血が出てないか確認される。
「血は出てないね、どうしても噛みたかったら俺の指噛んでな、」
口に人差し指を入れられ驚いて押し返す。
「噛みたくなったらいつでも噛んでいいからね。」
「…噛まない…」
「そっか、」
それ以上しつこく言わない斗真に甘え、ソファーに軽く腰掛けた。
斗真はいつも通りの声で少し安心したけど体は怖がっていて斗真の前で固まってしまった。
「隣座る?」
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「………____、ごめんなさい。」
「…、どうした?何に謝ってる?」
「……………、っ」
手首のことを謝りたかったのに怒られるのが怖くて黙っていたらまた無意識に左手首を掴んでしまっていた。
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「怒ってないよ。怒ってはないけどまだ傷治ってないから手首は掴まないで、」
「…ごめんなさい。」
「唇も噛まないの。」
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「血は出てないね、どうしても噛みたかったら俺の指噛んでな、」
口に人差し指を入れられ驚いて押し返す。
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「そっか、」
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