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646、痛みは治まったけど 響side
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肩の痛みが治まり、深く息が吸えるようになった。
それでも胸のざわつきは治まらず壁にもたれかかりカーテンの隙間から空を見る。
斗真に止められるからベランダには出れないけど外に出たい……
「響?、体調どう?」
「……、何が、」
「痛いとこある?」
「ない」
「そっか…、ちょっとだけ頭触らせてね。」
痛いとこないって言ったのに必要以上に頭を触られ体が強ばる。
頭は…怖い…
怖いっ!!
「っ!!、はぁ、はぁはぁはぁ!!はぁ!!はぁはぁはぁ!!」
「?!、ごめんね、怖かったね。もう大丈夫だよ、ごめんね、」
「っ!!!ゃ!!や!!や!!」
「うん、ごめんね、大丈夫だよ。怖くないよ。」
包み込むように抱きしめてきた斗真を両手両足で押し返すが背中に手を回され離れてくれない。
もう誰に抱きしめられてるかも分からなくなりパニックになった。
「っ!!っ!!!んっ!!ゃ……ゃぁ……っっ……!!」
「大丈夫、大丈夫だよ。怖くないよ。」
──────
「はぁ……はぁ……はぁ、」
いくら抵抗しても離れてくれず体力が尽きると一緒に精神も落ち着いてきた。
「…………、」
「よしよし、頑張ったね。」
「っ、…………」
こんなに抵抗したのに怒らず全て受け入れて認めてくれたことに驚き、同時に安心して涙が溢れた。
「………頑張ってない。」
「響は頑張ったよ。偉かったよ。」
「…………、」
俺の涙には触れず、もう一度静かに抱きしめてくれた。
それでも胸のざわつきは治まらず壁にもたれかかりカーテンの隙間から空を見る。
斗真に止められるからベランダには出れないけど外に出たい……
「響?、体調どう?」
「……、何が、」
「痛いとこある?」
「ない」
「そっか…、ちょっとだけ頭触らせてね。」
痛いとこないって言ったのに必要以上に頭を触られ体が強ばる。
頭は…怖い…
怖いっ!!
「っ!!、はぁ、はぁはぁはぁ!!はぁ!!はぁはぁはぁ!!」
「?!、ごめんね、怖かったね。もう大丈夫だよ、ごめんね、」
「っ!!!ゃ!!や!!や!!」
「うん、ごめんね、大丈夫だよ。怖くないよ。」
包み込むように抱きしめてきた斗真を両手両足で押し返すが背中に手を回され離れてくれない。
もう誰に抱きしめられてるかも分からなくなりパニックになった。
「っ!!っ!!!んっ!!ゃ……ゃぁ……っっ……!!」
「大丈夫、大丈夫だよ。怖くないよ。」
──────
「はぁ……はぁ……はぁ、」
いくら抵抗しても離れてくれず体力が尽きると一緒に精神も落ち着いてきた。
「…………、」
「よしよし、頑張ったね。」
「っ、…………」
こんなに抵抗したのに怒らず全て受け入れて認めてくれたことに驚き、同時に安心して涙が溢れた。
「………頑張ってない。」
「響は頑張ったよ。偉かったよ。」
「…………、」
俺の涙には触れず、もう一度静かに抱きしめてくれた。
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