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642、信じたくないのに 響side
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「ごめんなさい。」
「謝らなくていいんだよ。泣きたい時に泣いたらいいよ。」
「…そうじゃなくて………、嫌な態度………した…」
「いいよ。そんなので怒ったりしないよ。何か不安になることがあったんでしょ?」
「…………、」
「不安で俺に八つ当たりして気持ちが落ち着くなら八つ当たりしてもいいよ。けどさっきみたいに気持ちを押し殺して我慢するのは辞めてほしいな。」
「…………、」
「今すぐに治すのは難しいから少しずつ一緒に治していこうね。」
「…………、」
「助けてって言ってくれたら俺は助けるよ。」
「……、……ごめんなさい…」
やっぱり人を信じるなんて…無理だ…
無償の愛を向けられ怖くて目を逸らしてしまった。
また斗真の恩を仇で返してしまう自分の言動を恨み嫌になる。
「すぐに変わるのは難しいよ。焦らず少しずつでいいよ。」
握りしめた俺の手を包み込むように撫でられる。
もう枯れるほど泣いたのにまた目に涙が溜まり必死で我慢するが耐えきれず溢れると、また優しく抱きしめてくれた。
斗真の体温や匂いに安心してまた辛くなる。
裏切られた時のために信じず心を守りたいのに目先の安心感に心が揺れる。
「謝らなくていいんだよ。泣きたい時に泣いたらいいよ。」
「…そうじゃなくて………、嫌な態度………した…」
「いいよ。そんなので怒ったりしないよ。何か不安になることがあったんでしょ?」
「…………、」
「不安で俺に八つ当たりして気持ちが落ち着くなら八つ当たりしてもいいよ。けどさっきみたいに気持ちを押し殺して我慢するのは辞めてほしいな。」
「…………、」
「今すぐに治すのは難しいから少しずつ一緒に治していこうね。」
「…………、」
「助けてって言ってくれたら俺は助けるよ。」
「……、……ごめんなさい…」
やっぱり人を信じるなんて…無理だ…
無償の愛を向けられ怖くて目を逸らしてしまった。
また斗真の恩を仇で返してしまう自分の言動を恨み嫌になる。
「すぐに変わるのは難しいよ。焦らず少しずつでいいよ。」
握りしめた俺の手を包み込むように撫でられる。
もう枯れるほど泣いたのにまた目に涙が溜まり必死で我慢するが耐えきれず溢れると、また優しく抱きしめてくれた。
斗真の体温や匂いに安心してまた辛くなる。
裏切られた時のために信じず心を守りたいのに目先の安心感に心が揺れる。
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