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614、上手にできたの 奏side
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パンケーキ上手にできた。
ふわふわで美味しかった。
「斗真さん…写真見たい。」
「いいよ。上手にできてるね。」
コクリ、
また嬉しくなって斗真さんの胸に顔を押し付ける。
頭を優しく撫でてもらって嬉しさに浸る。
プルルルルッ
ビクッ!!
「大丈夫だよ。びっくりしたね。母さんから電話出てみる?」
…コクリ、
「スピーカーにするね。」
??
すぴーかーが何か分かんなかったけどスマホから美香さんの声が聞こえてきた。
「もしもーし、…あれ?もしもーし、聞こえてる?」
喋ってって、ジェスチャーをされ慌てて声を出した。
「っ…ぁ……聞こえてます…。」
「奏くん?、良かった~、パンケーキの写真見たよ~!すっごく上手にできてたね!もう食べた?美味しかった?」
「…おいしかった。」
「そっか~良かったね~、初めて作ったんでしょ?初めてであんなに綺麗にできるなんて流石ね~」
「…ありがとう…あのね…あのね…ひっくり返すの上手にできたの…」
「うん綺麗な丸だったね~」
「それでね、それでね、えっとね……、っ…ふわふわで…おいしかったの、」
「そ~♪ふわふわで美味しかったんだ~私も食べたかったな~また今度一緒に作ろうね♪」
コクリ コクリ、
「ふふっ笑 めっちゃ頷いてるけど電話じゃ伝わらないよ笑」
スマホの前で頷いてたら斗真さんが伝えてくれた。
そっか、声じゃないと伝わらないんだ。言われてハッとした。
「ぁ…えっと…美香さんと一緒にパンケーキ作りたい。」
「やった~!楽しみ~ジャムとか蜂蜜とか用意しとくわね~!じゃあまたね~♪」
「コクリ、…またね。」
電話が切れて斗真さんにスマホを返した。
「上手って、」
嬉しさがグーんと上がり、さっきより強い力で抱きつき斗真の服を握りしめた。
「褒めてもらえて良かったねー」
コクリ、
嬉しいのに胸がさっきよりギューってして我慢できず目尻から涙が零れた。
ふわふわで美味しかった。
「斗真さん…写真見たい。」
「いいよ。上手にできてるね。」
コクリ、
また嬉しくなって斗真さんの胸に顔を押し付ける。
頭を優しく撫でてもらって嬉しさに浸る。
プルルルルッ
ビクッ!!
「大丈夫だよ。びっくりしたね。母さんから電話出てみる?」
…コクリ、
「スピーカーにするね。」
??
すぴーかーが何か分かんなかったけどスマホから美香さんの声が聞こえてきた。
「もしもーし、…あれ?もしもーし、聞こえてる?」
喋ってって、ジェスチャーをされ慌てて声を出した。
「っ…ぁ……聞こえてます…。」
「奏くん?、良かった~、パンケーキの写真見たよ~!すっごく上手にできてたね!もう食べた?美味しかった?」
「…おいしかった。」
「そっか~良かったね~、初めて作ったんでしょ?初めてであんなに綺麗にできるなんて流石ね~」
「…ありがとう…あのね…あのね…ひっくり返すの上手にできたの…」
「うん綺麗な丸だったね~」
「それでね、それでね、えっとね……、っ…ふわふわで…おいしかったの、」
「そ~♪ふわふわで美味しかったんだ~私も食べたかったな~また今度一緒に作ろうね♪」
コクリ コクリ、
「ふふっ笑 めっちゃ頷いてるけど電話じゃ伝わらないよ笑」
スマホの前で頷いてたら斗真さんが伝えてくれた。
そっか、声じゃないと伝わらないんだ。言われてハッとした。
「ぁ…えっと…美香さんと一緒にパンケーキ作りたい。」
「やった~!楽しみ~ジャムとか蜂蜜とか用意しとくわね~!じゃあまたね~♪」
「コクリ、…またね。」
電話が切れて斗真さんにスマホを返した。
「上手って、」
嬉しさがグーんと上がり、さっきより強い力で抱きつき斗真の服を握りしめた。
「褒めてもらえて良かったねー」
コクリ、
嬉しいのに胸がさっきよりギューってして我慢できず目尻から涙が零れた。
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