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600、いつもと違う 奏side
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悪いことしたのは僕なのに胸がギューってなってゆらゆらフワフワしてたくさん涙が出た。
斗真さんはそんな僕を怒らず抱きしめてくれて泣き疲れて眠ってしまった。
起きてからさっき食べれなかったごはんを全部食べて、胸がスーってしていた。
「今日はもう寝ようか、」
「……今日、お風呂ない…?」
汚くなるのは嫌だからお風呂には入りたい。
「うーん、今日はなくてもいいかなって思ったけどお風呂入りたい?」
「…入りたい、」
さっきより晴れた気持ちだから今ならなんでもできそうな気がする。
「…そっか…じゃあお風呂入ろうか。」
どうしてそんな不安そうな顔をするんだろう。
斗真さんの顔を見てそう思ったが脱衣所に着いてすぐ理解した。
今日……いつもと違うっ、
「っ!!、はぁ……っっっ!!!っはぁはぁはぁはぁ……!」
いくら吸っても息ができず仰け反り返った。
「っ、大丈夫、大丈夫だよ……抱っこするよ、」
勢いよく抱き上げられリビングのソファーに下ろされた。
「っ!!っ!!っ!!!!」
息を吸うことも吐くこともできず頭がグワングワンしてくる。
「大丈夫だよ。ゆっくり、ゆっくり、ちょっとずつでいいよ。」
後頭部を押され斗真さんの胸に顔を押し付けられる。
目尻から涙が零れ、斗真さんの服を涎で汚してしまう。
「大丈夫、大丈夫だよ。ゆっくりゆっくり、」
息も苦しいのに涙が溢れ苦しいが増していく。
「大丈夫、絶対治るからね。大丈夫だよ。」
背中をさっきより強く叩かれ少し気がそれ、少し息を吸うことができた。
一度吸えたらそこからは少しずつ落ち着いていった。
斗真さんはそんな僕を怒らず抱きしめてくれて泣き疲れて眠ってしまった。
起きてからさっき食べれなかったごはんを全部食べて、胸がスーってしていた。
「今日はもう寝ようか、」
「……今日、お風呂ない…?」
汚くなるのは嫌だからお風呂には入りたい。
「うーん、今日はなくてもいいかなって思ったけどお風呂入りたい?」
「…入りたい、」
さっきより晴れた気持ちだから今ならなんでもできそうな気がする。
「…そっか…じゃあお風呂入ろうか。」
どうしてそんな不安そうな顔をするんだろう。
斗真さんの顔を見てそう思ったが脱衣所に着いてすぐ理解した。
今日……いつもと違うっ、
「っ!!、はぁ……っっっ!!!っはぁはぁはぁはぁ……!」
いくら吸っても息ができず仰け反り返った。
「っ、大丈夫、大丈夫だよ……抱っこするよ、」
勢いよく抱き上げられリビングのソファーに下ろされた。
「っ!!っ!!っ!!!!」
息を吸うことも吐くこともできず頭がグワングワンしてくる。
「大丈夫だよ。ゆっくり、ゆっくり、ちょっとずつでいいよ。」
後頭部を押され斗真さんの胸に顔を押し付けられる。
目尻から涙が零れ、斗真さんの服を涎で汚してしまう。
「大丈夫、大丈夫だよ。ゆっくりゆっくり、」
息も苦しいのに涙が溢れ苦しいが増していく。
「大丈夫、絶対治るからね。大丈夫だよ。」
背中をさっきより強く叩かれ少し気がそれ、少し息を吸うことができた。
一度吸えたらそこからは少しずつ落ち着いていった。
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