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581、ソワソワして 奏side
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今日はお休み…
斗真さんはテレビを見ている。
僕は何しよう…
ソワソワしてクマのぬいぐるみのクッキーを抱きしめたままソファーに座ったりリビングを歩いたりしてやることを探して落ち着かない。
「奏くん、おいでー、」
両手を広げた斗真さんの元に行き、向き合った状態で膝に乗った。
「どうした?何か気になるの?」
…フルフル、
「うーん、じゃあどんな気持ちだろう?」
気持ちのカードを並べてくれた。
…もやもや…いや、違うかな…分からない
もやもやを指さしてからやっぱり分からないに変えた。
「何か分からないけど胸がソワソワして落ち着かないのかな?」
コクリ
斗真さんが気持ちをぴったり言い当ててくれた。
やっぱり斗真さんはいつも僕の気持ちを的確に理解してくれる。
やっぱり僕の心の中が見えてるのかな、
「じゃあぼーっとしてるより何かしてた方がいいかな、何しようかな~」
「………」
何がしたいか伺うような目で僕を見てきたから思わず目を逸らしてしまった。
「何がいいかな、ゲームとかする?」
前やったやつかな、
「コクリ、やりたい。」
「いいよ~、何にしようかな。実家とゲーム機は違うんだけどこっちの方が新しいんだよ。」
ほんとだ、機械の形が違う。
「前と同じようなゲームにする?」
いくつかゲームを見せてくれた。
他にも気になるのはあったけど上手くできるか不安で前と同じゲームにした。
「上手にしようって思わなくていいんだよ。大丈夫、肩の力抜いて~、リラックスしてしよう。」
力が入った肩を優しく撫でてもらって大きく息を吐いた。
「遊びだから失敗してもいいんだよ。」
…コクリ、
上手くしなくていい、失敗してもいい。
前もそう言ってくれた。
今までの僕には考えられない考え方、
でもその言葉のお陰で落ち着いて操作することができた。
斗真さんはテレビを見ている。
僕は何しよう…
ソワソワしてクマのぬいぐるみのクッキーを抱きしめたままソファーに座ったりリビングを歩いたりしてやることを探して落ち着かない。
「奏くん、おいでー、」
両手を広げた斗真さんの元に行き、向き合った状態で膝に乗った。
「どうした?何か気になるの?」
…フルフル、
「うーん、じゃあどんな気持ちだろう?」
気持ちのカードを並べてくれた。
…もやもや…いや、違うかな…分からない
もやもやを指さしてからやっぱり分からないに変えた。
「何か分からないけど胸がソワソワして落ち着かないのかな?」
コクリ
斗真さんが気持ちをぴったり言い当ててくれた。
やっぱり斗真さんはいつも僕の気持ちを的確に理解してくれる。
やっぱり僕の心の中が見えてるのかな、
「じゃあぼーっとしてるより何かしてた方がいいかな、何しようかな~」
「………」
何がしたいか伺うような目で僕を見てきたから思わず目を逸らしてしまった。
「何がいいかな、ゲームとかする?」
前やったやつかな、
「コクリ、やりたい。」
「いいよ~、何にしようかな。実家とゲーム機は違うんだけどこっちの方が新しいんだよ。」
ほんとだ、機械の形が違う。
「前と同じようなゲームにする?」
いくつかゲームを見せてくれた。
他にも気になるのはあったけど上手くできるか不安で前と同じゲームにした。
「上手にしようって思わなくていいんだよ。大丈夫、肩の力抜いて~、リラックスしてしよう。」
力が入った肩を優しく撫でてもらって大きく息を吐いた。
「遊びだから失敗してもいいんだよ。」
…コクリ、
上手くしなくていい、失敗してもいい。
前もそう言ってくれた。
今までの僕には考えられない考え方、
でもその言葉のお陰で落ち着いて操作することができた。
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