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565、殴ってもいいよ。 斗真side
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「…え?、」
「いいよ。殴ってもいいよ。」
「え?、あ、違うよ、奏くんのことは殴ったりしないよ。大丈夫、ごめんね。」
フルフル、
「…大丈夫だよ。痛いの慣れてるから大丈夫」
「そんなの慣れなくていいよ。本当に違うから、勘違いさせてごめんね。奏くんのことは殴らないよ。」
「………、大丈夫、」
目を合わせるとスっと目を逸らされ奥歯を噛み締めて覚悟をしたように体を強ばらせた。
「っ、本当に違うって、ごめんね。殴ったりしないから、大丈夫だよ。」
少し強く抱き締めて背中をさする。
ガチガチに硬くなった体を解すように体をさするが硬くなったまま解れない。
「誰殴るの……」
「…それは……」
奏くんにとっては唯一の親だから、
その親を殴りたいとは言いづらい…
「………斗真さんには…………ぅ……ぃ殴ってほしくない…」
「え?何て?ごめん、もう1回言って?」
「………斗真さんには僕以外殴ってほしくない。」
「っ!!………」
目を合わせてハッキリと言われた。
「…分かった………」
あんなにハッキリ奏くんが意志を伝えることがなかったから圧倒されて「分かった」としか言えなかった。
でも多分これって俺に他人を傷つけてほしくないって事じゃなくて、
殴るなら自分にしてほしい、自分で満足してほしいっていう奏くんなりの独占欲なんじゃないか…?
奏くんにとって暴力は愛情を感じる方法の1つになってる気がした…
「いいよ。殴ってもいいよ。」
「え?、あ、違うよ、奏くんのことは殴ったりしないよ。大丈夫、ごめんね。」
フルフル、
「…大丈夫だよ。痛いの慣れてるから大丈夫」
「そんなの慣れなくていいよ。本当に違うから、勘違いさせてごめんね。奏くんのことは殴らないよ。」
「………、大丈夫、」
目を合わせるとスっと目を逸らされ奥歯を噛み締めて覚悟をしたように体を強ばらせた。
「っ、本当に違うって、ごめんね。殴ったりしないから、大丈夫だよ。」
少し強く抱き締めて背中をさする。
ガチガチに硬くなった体を解すように体をさするが硬くなったまま解れない。
「誰殴るの……」
「…それは……」
奏くんにとっては唯一の親だから、
その親を殴りたいとは言いづらい…
「………斗真さんには…………ぅ……ぃ殴ってほしくない…」
「え?何て?ごめん、もう1回言って?」
「………斗真さんには僕以外殴ってほしくない。」
「っ!!………」
目を合わせてハッキリと言われた。
「…分かった………」
あんなにハッキリ奏くんが意志を伝えることがなかったから圧倒されて「分かった」としか言えなかった。
でも多分これって俺に他人を傷つけてほしくないって事じゃなくて、
殴るなら自分にしてほしい、自分で満足してほしいっていう奏くんなりの独占欲なんじゃないか…?
奏くんにとって暴力は愛情を感じる方法の1つになってる気がした…
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