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546、トラウマの壁 斗真side
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湯船を見つめ過呼吸になりかけた。
けど、自分を褒める言葉を言えたのは凄い成長だと思った。
今は沢山泣いてやっと落ち着いた。
奏くんにとって湯船のトラウマが大き過ぎる…
パニックにならず風呂に入れるか……
「入浴剤…する…」
「うん、入浴剤しようね。」
…どうしようかな…
怖がらせないように湯船にお湯をはる方法が思い浮かばない…
「抱っこして入ろうか、」
コクリ、
ぴったり引っ付いて風呂に入り、お湯はりのボタンを押した。
ビクッ!!!
「大丈夫だよ、」
機械音やお湯が出る音にビックリして体を強ばらせさっきより引っ付いた。
「温かいお湯かけるよ。」
コクリ、
腰から徐々にお湯をかける位置を上げていく。
肩にお湯がかかる頃には体の力が抜けていた。
「頭洗おうね、」
コクリ、
「お湯かけるから目瞑ってね、」
「っ、………」
「大丈夫だよ、痒いとこない?」
コクリ、コクリ、
「流すよー、」
「っ!……」
「綺麗になったよ。」
「っ……、ありがとう。」
頭を洗い終えるとほっとした表情をした。
「どういたしまして、次は体洗おうね。」
コクリ、
「僕も洗う。」
「ありがとう。」
いつも通りお互いの体を洗いあうことにした。
けど、自分を褒める言葉を言えたのは凄い成長だと思った。
今は沢山泣いてやっと落ち着いた。
奏くんにとって湯船のトラウマが大き過ぎる…
パニックにならず風呂に入れるか……
「入浴剤…する…」
「うん、入浴剤しようね。」
…どうしようかな…
怖がらせないように湯船にお湯をはる方法が思い浮かばない…
「抱っこして入ろうか、」
コクリ、
ぴったり引っ付いて風呂に入り、お湯はりのボタンを押した。
ビクッ!!!
「大丈夫だよ、」
機械音やお湯が出る音にビックリして体を強ばらせさっきより引っ付いた。
「温かいお湯かけるよ。」
コクリ、
腰から徐々にお湯をかける位置を上げていく。
肩にお湯がかかる頃には体の力が抜けていた。
「頭洗おうね、」
コクリ、
「お湯かけるから目瞑ってね、」
「っ、………」
「大丈夫だよ、痒いとこない?」
コクリ、コクリ、
「流すよー、」
「っ!……」
「綺麗になったよ。」
「っ……、ありがとう。」
頭を洗い終えるとほっとした表情をした。
「どういたしまして、次は体洗おうね。」
コクリ、
「僕も洗う。」
「ありがとう。」
いつも通りお互いの体を洗いあうことにした。
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