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537、やりたいことと罪悪感 斗真side
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「一緒にいる」
「うん、一緒にいようね、おいで」
ギュ-
お互いにいつもより強く抱き合う。
納得してくれたようで仕事をしたいって言わなくなった。
もう少し大きくなって自己犠牲で仕事をしようと思わなくなったら身体を売る仕事以外にどんな仕事があるか教えよう。
今は仕事の話にはこれ以上触れないでおこう。
「今日はお休み?」
「お休みの予定だけど奏くんが隣に居てくれるならちょっとだけお仕事しようかな。」
「隣いる。お仕事する。」
奏くんは自分のせいで俺が仕事できないと思ってるから仕事した方が安心できるんだろうな…
「よし、じゃあお仕事するからこっちおいで、」
椅子に座り仕事の準備をする。
「奏くんは何したい?」
折り紙や色塗りなどを机に置いてみる。
奏くんはこの時間が苦手だ、したいことを選ぼうとすると罪悪感が湧いてしんどくなる。
「………っ…」
「色塗りする?動物の色塗りもあるよ。」
今日は特にしんどいみたいで下唇を噛んで固まってしまった。
「大丈夫、したくなったらしたらいいからね。」
包み込むように抱きしめると静かに涙が頬を伝った。
やりたい気持ちと罪悪感の狭間で潰されそうなんだよな…
でもそれって裏を返せばちゃんとやりたいことがあるってことだからそれだけで俺は嬉しかった。
「おいで、」
奏くんを膝に乗せ片手で抱きしめて仕事をすることにした。
早く終わらせて一緒にゆっくりしよう。
仕事を始めて数分で涙は止まり、もたれかかったままぼーっとしている。
まつ毛長いな…
まだ少し濡れたまつ毛を見てそう思った。
本当に可愛いよな…色白で目も大きくて全てのパーツが整ってる
髪も長いから知らない人が見たら女の子だと思うよな…
そんなことを考えながら仕事を進めた。
「うん、一緒にいようね、おいで」
ギュ-
お互いにいつもより強く抱き合う。
納得してくれたようで仕事をしたいって言わなくなった。
もう少し大きくなって自己犠牲で仕事をしようと思わなくなったら身体を売る仕事以外にどんな仕事があるか教えよう。
今は仕事の話にはこれ以上触れないでおこう。
「今日はお休み?」
「お休みの予定だけど奏くんが隣に居てくれるならちょっとだけお仕事しようかな。」
「隣いる。お仕事する。」
奏くんは自分のせいで俺が仕事できないと思ってるから仕事した方が安心できるんだろうな…
「よし、じゃあお仕事するからこっちおいで、」
椅子に座り仕事の準備をする。
「奏くんは何したい?」
折り紙や色塗りなどを机に置いてみる。
奏くんはこの時間が苦手だ、したいことを選ぼうとすると罪悪感が湧いてしんどくなる。
「………っ…」
「色塗りする?動物の色塗りもあるよ。」
今日は特にしんどいみたいで下唇を噛んで固まってしまった。
「大丈夫、したくなったらしたらいいからね。」
包み込むように抱きしめると静かに涙が頬を伝った。
やりたい気持ちと罪悪感の狭間で潰されそうなんだよな…
でもそれって裏を返せばちゃんとやりたいことがあるってことだからそれだけで俺は嬉しかった。
「おいで、」
奏くんを膝に乗せ片手で抱きしめて仕事をすることにした。
早く終わらせて一緒にゆっくりしよう。
仕事を始めて数分で涙は止まり、もたれかかったままぼーっとしている。
まつ毛長いな…
まだ少し濡れたまつ毛を見てそう思った。
本当に可愛いよな…色白で目も大きくて全てのパーツが整ってる
髪も長いから知らない人が見たら女の子だと思うよな…
そんなことを考えながら仕事を進めた。
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