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535、伝わらない 斗真side
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いくら話しかけても俯いたまま答えてくれない。
俺が奏くんのこと捨てるなんて有り得ないのに…それが伝わらない、
邪魔とか役立たずとか思ってないのに…
親や客の言葉を書き換えれる言葉が俺には分からない。
「ずっとじゃない」何度も裏切られて植え付けられた固定概念なんだろうな…
「俺も奏くんのこと大好きでずっと一緒にいたい。
でも奏くんは信じたくないんじゃなくて信じるのが怖いんだよね…」
「…………」
「俺もいつか奏くんのお母さんみたいになっちゃうんじゃないかって怖いんだよね……」
「…………」
「裏切られて辛かったんだよね…」
辛いトラウマが俺の言葉一言で解ける訳ないよな…
優しく抱きしめると大粒の涙がぽとりと落ちた。
「無理に信じようとしなくていいよ。
でも、俺は奏くんのことを誰よりも愛してる。ってことだけ知っておいて、」
「………」
「大好きだよ。信じれるようになるまで何回でも言ってあげる。」
「………っ………」
「あと、お仕事のことだけど奏くんにはお仕事はさせられない。
奏くんが20歳になってどうしてもお仕事したいって言うなら考えてもいいけど日中のお仕事しかダメ…夜のお仕事はさせられないかな。」
「…っ!………夜しか…」
「夜のお仕事はダメ。」
「でも…」
「夜の仕事が全部良くないとは思わないよ、プライド持ってやってる人もいるから、けど奏くんは身体を売って傷付いて稼ぐ方法しか知らないでしょ。
奏くんのこと大切だからもう傷付いてほしくないんだ。
どうしても働きたいならお昼に働けるとこじゃないとダメ。
だから危険な仕事とか身体を売る仕事はダメ。」
「…でも…」
「奏くんのこと大好きだから大切にしたいの。」
「………でも…」
納得いかないようで「でも」を繰り返すが何度言われても俺の答えは同じだ。
奏くんが折れるまで同じ説明を繰り返した。
俺が奏くんのこと捨てるなんて有り得ないのに…それが伝わらない、
邪魔とか役立たずとか思ってないのに…
親や客の言葉を書き換えれる言葉が俺には分からない。
「ずっとじゃない」何度も裏切られて植え付けられた固定概念なんだろうな…
「俺も奏くんのこと大好きでずっと一緒にいたい。
でも奏くんは信じたくないんじゃなくて信じるのが怖いんだよね…」
「…………」
「俺もいつか奏くんのお母さんみたいになっちゃうんじゃないかって怖いんだよね……」
「…………」
「裏切られて辛かったんだよね…」
辛いトラウマが俺の言葉一言で解ける訳ないよな…
優しく抱きしめると大粒の涙がぽとりと落ちた。
「無理に信じようとしなくていいよ。
でも、俺は奏くんのことを誰よりも愛してる。ってことだけ知っておいて、」
「………」
「大好きだよ。信じれるようになるまで何回でも言ってあげる。」
「………っ………」
「あと、お仕事のことだけど奏くんにはお仕事はさせられない。
奏くんが20歳になってどうしてもお仕事したいって言うなら考えてもいいけど日中のお仕事しかダメ…夜のお仕事はさせられないかな。」
「…っ!………夜しか…」
「夜のお仕事はダメ。」
「でも…」
「夜の仕事が全部良くないとは思わないよ、プライド持ってやってる人もいるから、けど奏くんは身体を売って傷付いて稼ぐ方法しか知らないでしょ。
奏くんのこと大切だからもう傷付いてほしくないんだ。
どうしても働きたいならお昼に働けるとこじゃないとダメ。
だから危険な仕事とか身体を売る仕事はダメ。」
「…でも…」
「奏くんのこと大好きだから大切にしたいの。」
「………でも…」
納得いかないようで「でも」を繰り返すが何度言われても俺の答えは同じだ。
奏くんが折れるまで同じ説明を繰り返した。
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