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524、耐えれない 奏side
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たくさん泣いたら涙は止まったけど気持ちはスッキリしないまま…
ずっと斗真さんの上でぼーっとしていた。
いつの間にか時間が経って透さんはお仕事に行って美香さんも帰っていった。
僕はここにいていいのかな…
……、
不安が抑えられなくて、斗真さんの上からおりて部屋の隅にしゃがんだ。
「奏くん…、しんどい?」
斗真さんが目の前にしゃがんで話しかけてきたけど返事もできない。
自分の服を力いっぱい掴んで気持ちを抑えるので精一杯だ。
「おいで?大丈夫だよ。」
背中を触られ思わず腕を上げ抵抗してしまった…
やってしまったっ…
そう思った時にはもう遅かった。
斗真さんの顔は真っ黒に塗り潰されていて
息苦しくておかしくなる!
もう嫌だ!
夜と同じ恐怖が一気に僕に襲いかかる。
怖い、痛い、苦しい
逃げ場のない苦痛に耐えきれずパンッと耳元で音が鳴った。
一瞬で心と体がすーっと軽くなった。
楽になって意識を手放した。
ずっと斗真さんの上でぼーっとしていた。
いつの間にか時間が経って透さんはお仕事に行って美香さんも帰っていった。
僕はここにいていいのかな…
……、
不安が抑えられなくて、斗真さんの上からおりて部屋の隅にしゃがんだ。
「奏くん…、しんどい?」
斗真さんが目の前にしゃがんで話しかけてきたけど返事もできない。
自分の服を力いっぱい掴んで気持ちを抑えるので精一杯だ。
「おいで?大丈夫だよ。」
背中を触られ思わず腕を上げ抵抗してしまった…
やってしまったっ…
そう思った時にはもう遅かった。
斗真さんの顔は真っ黒に塗り潰されていて
息苦しくておかしくなる!
もう嫌だ!
夜と同じ恐怖が一気に僕に襲いかかる。
怖い、痛い、苦しい
逃げ場のない苦痛に耐えきれずパンッと耳元で音が鳴った。
一瞬で心と体がすーっと軽くなった。
楽になって意識を手放した。
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