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473、感情を教えて 斗真side

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「お昼ご飯できたよ、」

「っ!……ぁ……っ……」

「ちょっと待って、」

手伝ってないことに焦ったのか慌てて机に向かう。

多分机の上を片付けようとしてくれてたんだろう。

でもその前に少し話したかった。

「っ、ごめんなさい……っ、ぁっ……」

「怒ってないよ。心配してるの。気持ちしんどい?」

「っ………、……」

息を飲むだけで俯いて黙り込んでしまった。

「感情のカードなら教えてくれる?」

机の上にあった感情カードを渡すとじっと固まっていたが、ゆっくり当てはまるカードを探し出した。

「っ……」

分からないのカードを渡してくれた。

「分かんないか、教えてくれてありがとう。」

「……ごめんなさい………ごめん…なさい……っ……ぅ……ごめんなさい…っ……」

「謝らなくていいよ。大丈夫、傍にいるからね。」

ギュッと抱きしめると泣き崩れてしまった。
いつからこの気持ちを抱えていたんだろう。
俺が仕事してた時からしんどいのを我慢してたのかな…

奏くんが落ち着くまで床に座り込んで抱きしめていた。
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