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416、斗真さんがいない! 奏side
しおりを挟む……ん…ぅ…
体が重たい…
………………………あれ………
斗真さん………斗真さん……!
ゆっくり目を開いて辺りを見渡しても斗真さんの姿が見えない!
斗真さん!斗真さん!!!
ドッ!!!
「っ!!」
慌ててベッドから降りようとしたら膝から落ちてしまった。
ッガチャ!!!
「奏くん?!大丈夫?!?!」
音を聞いて急いで斗真さんが来てくれた。
「っ………っぅ…ぅぅうううんあああああああ!」
斗真さんの姿を見て安心したからか糸が切れたように涙が吹き出した。
「えっ!?足痛い?どこ痛い??」
大泣きする僕の足を触って確かめてくれるけど足はそんなに痛くなくて首を横に振るけど聞いてくれない。
「どこが痛いの?捻った??」
「っぅぅっ……っぅ…違う…ぅ」
「違うの??」
「斗真さんいなかった…っ…いなかったから…ぅんんぅぅう」
「寂しかったの?ごめんね、もう大丈夫だからね。」
「っぅぅ…ん…ぅ……っぅっ…」
「ご飯作ってたんだ。奏くんが起きるまでに作ろうって思ってたんだけど間に合わなかった。」
「…ごはん?」
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「…ぅん」
「だからちょっと早いけどご飯にしようかなって思って作ってたんだ。もう少しでできるからリビングで待っててくれる?」
「…わかった。」
「ありがと。横になってて良いからね。」
リビングに行きソファーに横になり待つことにした。
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