399 / 724
399、斗真の家に行く。 響side
しおりを挟む
「上着着る?」
「…なんで」
斗真の服?を渡された。
別に寒くないし…
「外怖かったらフード被っててもいいよ。」
「だから怖くないって」
「…そっか、」
「イヤーマフはする?」
「何それ」
「外の音聞こえなくするもの」
「要らない。」
「…分かった。アニメは観る?好きなの選んでいいよ。」
「…分かんない。」
「じゃあ、いつも観てるのでもいい?」
「なんでもいい。」
前の画面に流れたのは動物が出てくアニメだった。
奏はこういうのが好きなんだ。
「行くよ。しんどくなったら教えてね。」
「…うん、」
車が動き出し、初めはアニメを観ていたが面白くなくて外の景色を眺めることにした。
膝の上にはクマのぬいぐるみが乗っていてふわふわで気持ち良くて無意識に撫でてしまう。
「…窓開けていい?」
「え?!気分悪い?」
「悪くない。」
「良いけど、開け方分かる?」
「分かる。」
窓を開けると少し冷たい風が入ってくる。
気持ち良くてぼーっとする。
何これ、髪に何か付いてることに気付き触る。
「ピン留めだよ。前髪を留める物。」
「ふーん、」
星の形、綺麗な色だな。
信号で止まって斗真にピン留めを付け直してもらった。
このピン留め、斗真に貰ったのかな?
ピン留めだけじゃない、このクマや服、靴。
奏が持ってなかった物ばかり。
見返りに何かしてるのかな…
「…なんで」
斗真の服?を渡された。
別に寒くないし…
「外怖かったらフード被っててもいいよ。」
「だから怖くないって」
「…そっか、」
「イヤーマフはする?」
「何それ」
「外の音聞こえなくするもの」
「要らない。」
「…分かった。アニメは観る?好きなの選んでいいよ。」
「…分かんない。」
「じゃあ、いつも観てるのでもいい?」
「なんでもいい。」
前の画面に流れたのは動物が出てくアニメだった。
奏はこういうのが好きなんだ。
「行くよ。しんどくなったら教えてね。」
「…うん、」
車が動き出し、初めはアニメを観ていたが面白くなくて外の景色を眺めることにした。
膝の上にはクマのぬいぐるみが乗っていてふわふわで気持ち良くて無意識に撫でてしまう。
「…窓開けていい?」
「え?!気分悪い?」
「悪くない。」
「良いけど、開け方分かる?」
「分かる。」
窓を開けると少し冷たい風が入ってくる。
気持ち良くてぼーっとする。
何これ、髪に何か付いてることに気付き触る。
「ピン留めだよ。前髪を留める物。」
「ふーん、」
星の形、綺麗な色だな。
信号で止まって斗真にピン留めを付け直してもらった。
このピン留め、斗真に貰ったのかな?
ピン留めだけじゃない、このクマや服、靴。
奏が持ってなかった物ばかり。
見返りに何かしてるのかな…
48
お気に入りに追加
853
あなたにおすすめの小説

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。



【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる