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393、俺も不安 斗真side
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抱っこしたままソファーに座るとウトウトしだし気付いたら寝ていた。
「奏くん泣かなかったか?」
「泣かなかったよ。っというか泣けなかったに近いかな。斗真が離れて不安で泣く余裕もなかったんだと思うよ。だから抱っこした途端思わず涙が出たんだろう。」
「そっか、」
「留守番もたまにはいいかもな。一人では難しくてもさっきみたいに誰かと一緒ならいい経験になると思うよ。」
「そっか…」
「どうした?」
「いや、これから俺と奏くん2人になるから大丈夫かなって思って…」
「いつでも頼ってくれたらいいよ。もう俺も家族みたいなもんだし笑 仕事じゃない時はいつでも駆けつけるから、あんま一人で抱え込むなよ。」
「うん、ありがとう。…響のこともあるし…正直不安だ…」
「うん、そうだな。多重人格のことはまた落ち着いてからちゃんと診るよ。交代した時はできるだけ教えて、交代したきっかけとか状況とかもしかすると交代する時に決まったきっかけがあるかもしれないから。」
「うん、分かった。」
「大丈夫、斗真と奏くんには皆がついてるから。」
「ありがとう…っ…っ………」
不安で奏くんを起こさないように静かに涙を流した。
自覚してなかったけど俺…不安だったんだ…
奏くんはもっと不安だから俺はしっかりしなきゃって思ってたけど透と話してると感情が不思議と引き出されて気付いたらいつも泣いてしまう。
でも泣き止んだら心も体もスッキリしていて前を向く勇気が湧き上がってくる。
「奏くん泣かなかったか?」
「泣かなかったよ。っというか泣けなかったに近いかな。斗真が離れて不安で泣く余裕もなかったんだと思うよ。だから抱っこした途端思わず涙が出たんだろう。」
「そっか、」
「留守番もたまにはいいかもな。一人では難しくてもさっきみたいに誰かと一緒ならいい経験になると思うよ。」
「そっか…」
「どうした?」
「いや、これから俺と奏くん2人になるから大丈夫かなって思って…」
「いつでも頼ってくれたらいいよ。もう俺も家族みたいなもんだし笑 仕事じゃない時はいつでも駆けつけるから、あんま一人で抱え込むなよ。」
「うん、ありがとう。…響のこともあるし…正直不安だ…」
「うん、そうだな。多重人格のことはまた落ち着いてからちゃんと診るよ。交代した時はできるだけ教えて、交代したきっかけとか状況とかもしかすると交代する時に決まったきっかけがあるかもしれないから。」
「うん、分かった。」
「大丈夫、斗真と奏くんには皆がついてるから。」
「ありがとう…っ…っ………」
不安で奏くんを起こさないように静かに涙を流した。
自覚してなかったけど俺…不安だったんだ…
奏くんはもっと不安だから俺はしっかりしなきゃって思ってたけど透と話してると感情が不思議と引き出されて気付いたらいつも泣いてしまう。
でも泣き止んだら心も体もスッキリしていて前を向く勇気が湧き上がってくる。
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