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313、母さんと俺 斗真side
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「クッキー作りホントに頑張ってたのよ~」
「そうみたいだなー、話してる時ずっと目が輝いてた。ありがとう。」
「いいえ~奏くんといっぱい話せたし私も楽しかったわ~」
「何話したの?」
「ふふふっ笑 8割斗真の話~」
「俺の話???」
「そうだよ~斗真の話になったらめっちゃ喋るんだよ~笑 可愛かったなぁ」
「どんなこと言ってた?」
「斗真のことが好きって話だよ、ホント愛されてるよね~嫉妬しちゃうわ~」
「笑笑 そっか、愛されてんだなぁ」
「愛って大事よね~」
「そうだな、愛が伝わってて良かった。」
「伝わってるわよ~なんか小さい頃の斗真を思い出すわ~」
「俺も母さんから愛をもらって育ったもんなー、」
俺と母さんは血が繋がっていない。
父さんと本当のお母さんは俺が1歳の時に離婚して父さんと二人で暮らしていた。
父さんは仕事が忙しくて俺はずっと家で一人で人に慣れず育って、3歳の頃今の母さんと再婚して愛情持って育ててもらった。
人と関わっていなかったせいか言葉もなかなか出ず心も開くことができなかった。
それでも毎日母さんが話しかけてくれて少しずつ話せるようになった。
幼かったがあれだけ関わってくれたのが嬉しくて今でもしっかり覚えている。
人見知りは結構あったが、小学校上がった頃には親しい人とは普通に話せるようになっていた。
小学3年生の時には杏美も産まれて可愛がったなー、
それもこれも母さんからの愛があったからできたことだよな。
奏くんと俺の環境は全然違う。
体や心の傷は俺にはなかった。けど、母さんが俺にしてくれたみたいに俺も奏くんを愛で包み込みたい。
「斗真も大きくなったわね。」
っ///// 改めて言われると気恥しい。
「母さんのお陰だから…ありがとう。」
「あはは笑 どういたしまして~
ごめんごめん笑 奏くんと同じ反応だったから笑笑」
「え?」
「奏くんもね、成長したね。って言ったら斗真のお陰って言ってたのよ。」
「そうだったんだ。そう思ってくれてるんだね。」
「そうよ~でもね、奏くんにも言ったんだけど斗真が頑張ったことも覚えててね。」
「ありがとう。」
いつもこうやって母さんは認めてくれる。
「そうみたいだなー、話してる時ずっと目が輝いてた。ありがとう。」
「いいえ~奏くんといっぱい話せたし私も楽しかったわ~」
「何話したの?」
「ふふふっ笑 8割斗真の話~」
「俺の話???」
「そうだよ~斗真の話になったらめっちゃ喋るんだよ~笑 可愛かったなぁ」
「どんなこと言ってた?」
「斗真のことが好きって話だよ、ホント愛されてるよね~嫉妬しちゃうわ~」
「笑笑 そっか、愛されてんだなぁ」
「愛って大事よね~」
「そうだな、愛が伝わってて良かった。」
「伝わってるわよ~なんか小さい頃の斗真を思い出すわ~」
「俺も母さんから愛をもらって育ったもんなー、」
俺と母さんは血が繋がっていない。
父さんと本当のお母さんは俺が1歳の時に離婚して父さんと二人で暮らしていた。
父さんは仕事が忙しくて俺はずっと家で一人で人に慣れず育って、3歳の頃今の母さんと再婚して愛情持って育ててもらった。
人と関わっていなかったせいか言葉もなかなか出ず心も開くことができなかった。
それでも毎日母さんが話しかけてくれて少しずつ話せるようになった。
幼かったがあれだけ関わってくれたのが嬉しくて今でもしっかり覚えている。
人見知りは結構あったが、小学校上がった頃には親しい人とは普通に話せるようになっていた。
小学3年生の時には杏美も産まれて可愛がったなー、
それもこれも母さんからの愛があったからできたことだよな。
奏くんと俺の環境は全然違う。
体や心の傷は俺にはなかった。けど、母さんが俺にしてくれたみたいに俺も奏くんを愛で包み込みたい。
「斗真も大きくなったわね。」
っ///// 改めて言われると気恥しい。
「母さんのお陰だから…ありがとう。」
「あはは笑 どういたしまして~
ごめんごめん笑 奏くんと同じ反応だったから笑笑」
「え?」
「奏くんもね、成長したね。って言ったら斗真のお陰って言ってたのよ。」
「そうだったんだ。そう思ってくれてるんだね。」
「そうよ~でもね、奏くんにも言ったんだけど斗真が頑張ったことも覚えててね。」
「ありがとう。」
いつもこうやって母さんは認めてくれる。
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