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240、斗真さんの自己紹介 奏side
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「あと…あとね…」
「うん、」
「あと…えっと…えっとね…」
もっともっと斗真さんのこと知りたのに上手く言葉にできない。
「どんなことが知りたいかなー、なんだろうじゃあ、自己紹介してみようかな。」
「じこしょうかい?」
「そ、自己紹介。自分のことを教えるね、ってこと。」
「ハッ、知りたいっ」
「えーっと、名前は向井斗真です。26歳で、誕生日は7月3日、蟹座のA型、未年で…えーっと、趣味は映画見たり音楽聴いたりかな、
仕事はプログラマーで基本家で働いてます。
あとは…えっと、部活は中学高校はサッカー部でした。
19歳からひとり暮らししてて、もうすぐ8年目かな?
んー、性格は…基本マイペースかな、やる時はやるけど面倒臭いことは後回しにしちゃう事が多いかな笑
えっとー、得意なことはプログラム…パソコンのこととかで、苦手なことはお化けかな、
好きな食べ物は寿司で苦手な食べ物は基本ないけど辛すぎるのとか甘すぎるのは苦手かな…
えっと…他あるかな…」
「嬉しいこと…」
「嬉しいこと?うーん、美味しいもの食べてる時は嬉しいかな。
最近1番嬉しかったのは奏くんがそばにいてくれることかな。」
「ぇ…?」
一緒にいてもらってると思っていたのに、斗真さんも嬉しいって思ってくれてたの?
「懐いてるって言ったら変だけど、家族の中で俺を選んでくれたのはすごい嬉しかったよ。」
そう思ってくれてたんだ、僕も嬉しいっ
「ありがとう」
優しく抱きしめて言ってくれた。
ありがとうは僕が伝えなきゃいけない言葉なの、斗真さんの言葉を包み込むようにありがとうを繰り返した。
「…ありがとう ありがとう 」
「他は何が知りたい?」
「えっと…えっと…大きくなるやり方…あと…かっこよくなるやり方…あと…あと…」
「うーん、じゃあ1つずつね、大きくなる方法は…俺は沢山寝たからかな…?いっぱい食べていっぱい寝たら大きくなったかな?多分笑
あと…かっこよくなる方法?かっこよくなりたいの?」
「斗真さんみたいになりたい。」
「うーん、俺は別にかっこよくないけどな…なんだろう…髪型とか?笑」
「髪短いカッコいい。僕…長い…だから違う…」
「奏くんはかっこいいより可愛い方が俺は好きだけどなー、
奏くんも男の子だもんね。」
「かっこいいなりたい。」
「髪切ってみる?」
「はさみ…っ…」
はさみ…はさみは痛い…皮膚を切りつけたはさみを思い出すだけで傷痕がズキズキ痛くなる…
「無理に切らなくて良いよ。怖くなくなったら切ろうね。長いのも可愛いから俺は好きだよ。」
「ほんと?」
爪を立てた僕の手をそっと離し優しく包み込んで撫でられる。
「本当だよ。黒髪サラサラで綺麗だよ。」
綺麗、嬉しくて髪に指を通してみる。
斗真さんが毎日綺麗にしてくれてるから自分で触っても気持ち良いくらい日に日にサラサラになってる。
「うん、」
「あと…えっと…えっとね…」
もっともっと斗真さんのこと知りたのに上手く言葉にできない。
「どんなことが知りたいかなー、なんだろうじゃあ、自己紹介してみようかな。」
「じこしょうかい?」
「そ、自己紹介。自分のことを教えるね、ってこと。」
「ハッ、知りたいっ」
「えーっと、名前は向井斗真です。26歳で、誕生日は7月3日、蟹座のA型、未年で…えーっと、趣味は映画見たり音楽聴いたりかな、
仕事はプログラマーで基本家で働いてます。
あとは…えっと、部活は中学高校はサッカー部でした。
19歳からひとり暮らししてて、もうすぐ8年目かな?
んー、性格は…基本マイペースかな、やる時はやるけど面倒臭いことは後回しにしちゃう事が多いかな笑
えっとー、得意なことはプログラム…パソコンのこととかで、苦手なことはお化けかな、
好きな食べ物は寿司で苦手な食べ物は基本ないけど辛すぎるのとか甘すぎるのは苦手かな…
えっと…他あるかな…」
「嬉しいこと…」
「嬉しいこと?うーん、美味しいもの食べてる時は嬉しいかな。
最近1番嬉しかったのは奏くんがそばにいてくれることかな。」
「ぇ…?」
一緒にいてもらってると思っていたのに、斗真さんも嬉しいって思ってくれてたの?
「懐いてるって言ったら変だけど、家族の中で俺を選んでくれたのはすごい嬉しかったよ。」
そう思ってくれてたんだ、僕も嬉しいっ
「ありがとう」
優しく抱きしめて言ってくれた。
ありがとうは僕が伝えなきゃいけない言葉なの、斗真さんの言葉を包み込むようにありがとうを繰り返した。
「…ありがとう ありがとう 」
「他は何が知りたい?」
「えっと…えっと…大きくなるやり方…あと…かっこよくなるやり方…あと…あと…」
「うーん、じゃあ1つずつね、大きくなる方法は…俺は沢山寝たからかな…?いっぱい食べていっぱい寝たら大きくなったかな?多分笑
あと…かっこよくなる方法?かっこよくなりたいの?」
「斗真さんみたいになりたい。」
「うーん、俺は別にかっこよくないけどな…なんだろう…髪型とか?笑」
「髪短いカッコいい。僕…長い…だから違う…」
「奏くんはかっこいいより可愛い方が俺は好きだけどなー、
奏くんも男の子だもんね。」
「かっこいいなりたい。」
「髪切ってみる?」
「はさみ…っ…」
はさみ…はさみは痛い…皮膚を切りつけたはさみを思い出すだけで傷痕がズキズキ痛くなる…
「無理に切らなくて良いよ。怖くなくなったら切ろうね。長いのも可愛いから俺は好きだよ。」
「ほんと?」
爪を立てた僕の手をそっと離し優しく包み込んで撫でられる。
「本当だよ。黒髪サラサラで綺麗だよ。」
綺麗、嬉しくて髪に指を通してみる。
斗真さんが毎日綺麗にしてくれてるから自分で触っても気持ち良いくらい日に日にサラサラになってる。
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