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221、奏くんから教えてくれるまで待つよ 斗真side
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あれから奏くんは黙ってベッドに座っている。
俺は横で寝転がって奏くんの顔を見ていた。
何かを考え込んでいるのは分かっていたが、教えてくれそうにない。
っ…
腕を掴んで爪を立てる奏くんの手を優しく包み込む。
「痛くなっちゃうよ。」
手を離させようとするがなかなか離そうとせず余計に力がこもっていく。
「奏くん、?」
下唇からも血が滲む。
「だーめ、どうした?おいで、」
体を起こして両手を広げるがいつものように来てくれない。
なんで急に…何か嫌なことがあったのか?
思い当たることがない…
「おいで、」
脇腹に手を当てて引き寄せようとしたが首を横に振られ引き下がられる。
そういう気分じゃないのかな…
泣くわけではないがぼーっとどこかを見つめて放っておけない感じだ。
「おいで、」
首を横に振って抵抗されるが動けないように腰に手を当てて抱きしめる。
「今はぎゅー嫌?」
「……」
「嫌じゃないならぎゅーさせて、」
「…?」
「俺がぎゅーしたいの。してもいい?」
「……コクリ…」
「ありがとう」
不思議そうな顔をする奏くんを優しく抱きしめる。
どうして急に抵抗されたのかそれは分からない。
けど、本当に嫌だったら本気で嫌がるはず。多分心を抑える何かがあったんだろうな…
落ち着いたら教えてくれるかな…
俺は横で寝転がって奏くんの顔を見ていた。
何かを考え込んでいるのは分かっていたが、教えてくれそうにない。
っ…
腕を掴んで爪を立てる奏くんの手を優しく包み込む。
「痛くなっちゃうよ。」
手を離させようとするがなかなか離そうとせず余計に力がこもっていく。
「奏くん、?」
下唇からも血が滲む。
「だーめ、どうした?おいで、」
体を起こして両手を広げるがいつものように来てくれない。
なんで急に…何か嫌なことがあったのか?
思い当たることがない…
「おいで、」
脇腹に手を当てて引き寄せようとしたが首を横に振られ引き下がられる。
そういう気分じゃないのかな…
泣くわけではないがぼーっとどこかを見つめて放っておけない感じだ。
「おいで、」
首を横に振って抵抗されるが動けないように腰に手を当てて抱きしめる。
「今はぎゅー嫌?」
「……」
「嫌じゃないならぎゅーさせて、」
「…?」
「俺がぎゅーしたいの。してもいい?」
「……コクリ…」
「ありがとう」
不思議そうな顔をする奏くんを優しく抱きしめる。
どうして急に抵抗されたのかそれは分からない。
けど、本当に嫌だったら本気で嫌がるはず。多分心を抑える何かがあったんだろうな…
落ち着いたら教えてくれるかな…
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