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219、奏くんの夢 斗真side (10日目)
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今何時…?
手探りでスマホ取り時間を確認する。
まだ7時か…
まだ奏くんは気持ち良さそうの眠っている。
昨日寝るの遅かったもんな、もう少し寝かしとくか、奏くんを起こさないようにスマホをいじいる。
ギュッ
?
服を握られ顔を見るとまつ毛が涙で濡れていた。
怖い夢見てるのか?
指で涙を拭い背中に手を当てて引っ付く。
背中を優しく叩くと眉間にシワがより涙が頬を伝う。
「奏くん、起きてー、大丈夫、大丈夫、」
「……っ…ん……ぅ…」
「怖い夢見てた?もう大丈夫だよ。」
「……斗真さん…?」
「うん、大丈夫、大丈夫」
「斗真さん…一緒にいて……っっ…いなくならないで…ぅ…」
「どこも行かないよ。一緒にいようね。俺がいなくなる夢見たの?」
「っぅ……斗真さんもお父さんとお母さんのところに行っちゃうの……っっぅ…一人やだ…っんぅ…」
「そっか、怖かったね、俺はどこも行かないよ。一緒にいようね。」
「一緒…一緒にいたい…」
「うん、一緒にいるよ。」
ぼろぼろ涙を流す奏くんを優しく抱きしめて落ち着くのを待つ。
数日前まで涙も見たことなかった子がこんなに涙を流して、自分の意思まで伝えれるようになって本当に成長したな。
「斗真さん…」
「ん?どうした?」
「あのね、昨日ね」
泣き止んで落ち着いたが、まだ目を赤くしたまま話しかけてきた。
「うん、」
「昨日ね、透さんにトイレ手伝ってもらったの…」
「そっか、ちゃんと出せた?」
あえて透から聞いたことは言わず奏くんから聞くことにした。
「コクリ…あのね…トイレ……怖いの………それで………それでね………トイレ…一人怖いの……だから…だから…えっと…えっと…………」
トイレが怖いことは教えてくれたが、俺にどうしてほしいかが言えず黙り込んでしまった。
「そっか、トイレ怖かったんだ。それで出せなかったんだね。」
「コクリ…」
「苦しいのはなくなった?」
「コクリ…」
お腹を擦りながら聞くと素直に頷いてくれた。
「そっかー、良かった。透にはどうやって手伝ってもらったの?」
「えっと……お水飲んで…トイレ一緒に入って……ドア開けたままで…えっと…お腹触ってもらった。」
「そっか、それで出たんだね。」
「コクリ…」
「俺も透と同じことしても良いかな?」
「っえっと…してくれるの?」
「奏くんが良いならするよ、」
「……してほしい……でも……嫌じゃない?嫌ならいい!大丈夫!大丈夫…」
俺の反応を怖がって俺が嫌ならいいと言って大丈夫だと自分に言い聞かせた。
「奏くん、聞いて、俺は嫌じゃない。むしろ奏くんが嫌じゃないならやりたい。奏くんにはお腹苦しかったり痛たかったりそんな思いしてほしくないんだ。
俺にできることがあるなら手伝わせて?ね?」
「……いいの?」
「良いよ。俺がしたいの。手伝わせてくれる?」
「…お願いします」
「ありがとう、俺からも聞くけど手伝ってほしくなったら奏くんからも教えてね。」
「コクリ、」
「あ、そうだ。透からお尻の薬塗っといてって言われてたんだった。昨日急にお尻使ったから、お尻ビックリしちゃってるからこの塗り薬塗ってもいい?痛くないよ?」
「塗るだけ?」
「塗るだけ、ちょっと冷たいかもしれないけどいい?」
「……コクリ」
不安そうな顔をしながらも頷いてくれた。
薬を指に付けて下着の中に手を入れ、肛門に薬を塗った。
「はい、おしまい。気持ち悪いと思うけどちょっと我慢ね?」
「コクリ、コクリ」
本当に塗るだけ?って顔で見てくる奏くんをそっとしておいて横になった。
塗るだけ、
お尻を触られる=犯される
そんな固定概念を経験で塗り替えてやりたかった。
手探りでスマホ取り時間を確認する。
まだ7時か…
まだ奏くんは気持ち良さそうの眠っている。
昨日寝るの遅かったもんな、もう少し寝かしとくか、奏くんを起こさないようにスマホをいじいる。
ギュッ
?
服を握られ顔を見るとまつ毛が涙で濡れていた。
怖い夢見てるのか?
指で涙を拭い背中に手を当てて引っ付く。
背中を優しく叩くと眉間にシワがより涙が頬を伝う。
「奏くん、起きてー、大丈夫、大丈夫、」
「……っ…ん……ぅ…」
「怖い夢見てた?もう大丈夫だよ。」
「……斗真さん…?」
「うん、大丈夫、大丈夫」
「斗真さん…一緒にいて……っっ…いなくならないで…ぅ…」
「どこも行かないよ。一緒にいようね。俺がいなくなる夢見たの?」
「っぅ……斗真さんもお父さんとお母さんのところに行っちゃうの……っっぅ…一人やだ…っんぅ…」
「そっか、怖かったね、俺はどこも行かないよ。一緒にいようね。」
「一緒…一緒にいたい…」
「うん、一緒にいるよ。」
ぼろぼろ涙を流す奏くんを優しく抱きしめて落ち着くのを待つ。
数日前まで涙も見たことなかった子がこんなに涙を流して、自分の意思まで伝えれるようになって本当に成長したな。
「斗真さん…」
「ん?どうした?」
「あのね、昨日ね」
泣き止んで落ち着いたが、まだ目を赤くしたまま話しかけてきた。
「うん、」
「昨日ね、透さんにトイレ手伝ってもらったの…」
「そっか、ちゃんと出せた?」
あえて透から聞いたことは言わず奏くんから聞くことにした。
「コクリ…あのね…トイレ……怖いの………それで………それでね………トイレ…一人怖いの……だから…だから…えっと…えっと…………」
トイレが怖いことは教えてくれたが、俺にどうしてほしいかが言えず黙り込んでしまった。
「そっか、トイレ怖かったんだ。それで出せなかったんだね。」
「コクリ…」
「苦しいのはなくなった?」
「コクリ…」
お腹を擦りながら聞くと素直に頷いてくれた。
「そっかー、良かった。透にはどうやって手伝ってもらったの?」
「えっと……お水飲んで…トイレ一緒に入って……ドア開けたままで…えっと…お腹触ってもらった。」
「そっか、それで出たんだね。」
「コクリ…」
「俺も透と同じことしても良いかな?」
「っえっと…してくれるの?」
「奏くんが良いならするよ、」
「……してほしい……でも……嫌じゃない?嫌ならいい!大丈夫!大丈夫…」
俺の反応を怖がって俺が嫌ならいいと言って大丈夫だと自分に言い聞かせた。
「奏くん、聞いて、俺は嫌じゃない。むしろ奏くんが嫌じゃないならやりたい。奏くんにはお腹苦しかったり痛たかったりそんな思いしてほしくないんだ。
俺にできることがあるなら手伝わせて?ね?」
「……いいの?」
「良いよ。俺がしたいの。手伝わせてくれる?」
「…お願いします」
「ありがとう、俺からも聞くけど手伝ってほしくなったら奏くんからも教えてね。」
「コクリ、」
「あ、そうだ。透からお尻の薬塗っといてって言われてたんだった。昨日急にお尻使ったから、お尻ビックリしちゃってるからこの塗り薬塗ってもいい?痛くないよ?」
「塗るだけ?」
「塗るだけ、ちょっと冷たいかもしれないけどいい?」
「……コクリ」
不安そうな顔をしながらも頷いてくれた。
薬を指に付けて下着の中に手を入れ、肛門に薬を塗った。
「はい、おしまい。気持ち悪いと思うけどちょっと我慢ね?」
「コクリ、コクリ」
本当に塗るだけ?って顔で見てくる奏くんをそっとしておいて横になった。
塗るだけ、
お尻を触られる=犯される
そんな固定概念を経験で塗り替えてやりたかった。
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