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200、逆上せ 奏side
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「そろそろ上がろうか、」
斗真さんに言われ立ち上がろうと脚に力を入れた時、
グラっ
視界が揺れた。
「っ!危ないっ!どした?大丈夫か?」
斗真さんが支えてくれたから倒れずに済んだ。
なんだろう、胸が気持ち悪い。
頭が重たい…
「とりあえず上がろうか、」
斗真さんに抱っこしてもらって脱衣所に出た。
「逆上せちゃったか、ごめんねもうちょっと早く上がったら良かったね。」
フルフル
ぐったり斗真さんに体を預けながら首を横に振る。
「体拭こうね、」
コクリ
体を拭いてもらって髪を乾かしてもらう。
「ドライヤーする前にお水飲もうか、」
コクリ
ペットボトルのお水とコップを持ってきてくれた。
「飲める?ゆっくりで良いよ。」
コップに口をつけて少しずつ口に含んだ。
ゴク ゴク
美味しい、
「偉い偉い、今日は冷風で髪乾かそうか、」
冷風?
「冷たい風、これで乾かしても大丈夫?」
いつも通り手に風を当ててくれる。
コクリ
「頭痛かったり吐きそうだったりしない?」
「ない…」
「そっか、良かったー、さっきよりはまし?」
「お水…元気なった」
「そっかー、良かったー、無理しちゃダメだよ?少しでも気持ち悪かったり痛かったら教えてね?」
……コクリ…
「約束。いい?」
…コクリ
自分の異常を伝えるのは難しい…その相手が斗真さんだとしても…難しい…
「そんな不安そうな顔しなくても大丈夫、痛いって言っても怒らないよ。それに、ちゃんと見てるからね、」
コクリ…
「はい、髪乾いたよ~」
いつも通り斗真さんの胸にコツンと頭を置いて目を閉じた。
斗真さんに言われ立ち上がろうと脚に力を入れた時、
グラっ
視界が揺れた。
「っ!危ないっ!どした?大丈夫か?」
斗真さんが支えてくれたから倒れずに済んだ。
なんだろう、胸が気持ち悪い。
頭が重たい…
「とりあえず上がろうか、」
斗真さんに抱っこしてもらって脱衣所に出た。
「逆上せちゃったか、ごめんねもうちょっと早く上がったら良かったね。」
フルフル
ぐったり斗真さんに体を預けながら首を横に振る。
「体拭こうね、」
コクリ
体を拭いてもらって髪を乾かしてもらう。
「ドライヤーする前にお水飲もうか、」
コクリ
ペットボトルのお水とコップを持ってきてくれた。
「飲める?ゆっくりで良いよ。」
コップに口をつけて少しずつ口に含んだ。
ゴク ゴク
美味しい、
「偉い偉い、今日は冷風で髪乾かそうか、」
冷風?
「冷たい風、これで乾かしても大丈夫?」
いつも通り手に風を当ててくれる。
コクリ
「頭痛かったり吐きそうだったりしない?」
「ない…」
「そっか、良かったー、さっきよりはまし?」
「お水…元気なった」
「そっかー、良かったー、無理しちゃダメだよ?少しでも気持ち悪かったり痛かったら教えてね?」
……コクリ…
「約束。いい?」
…コクリ
自分の異常を伝えるのは難しい…その相手が斗真さんだとしても…難しい…
「そんな不安そうな顔しなくても大丈夫、痛いって言っても怒らないよ。それに、ちゃんと見てるからね、」
コクリ…
「はい、髪乾いたよ~」
いつも通り斗真さんの胸にコツンと頭を置いて目を閉じた。
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