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144、俺の安心と奏くんの安心 斗真side
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落ち着いて良かった。
俺の胸に耳を当ててうとうとしている。
普通に目が合って、触ったら反応して、会話ができて、悲しいと涙を流す。
そんな当たり前のことができるだけで俺は安心する。
奏くんは安心できてる?
「…斗真さん…」
「ん?どうした?」
「ありがとう…………」
「え、ああこちらこそ…って寝ちゃった。こちらこそありがとう。」
包み込むように抱きしめて抱き上げる。
「戻ろっか、」
気持ちよさそうに眠っている奏くんに囁いてリビングに入った。
「おっ、落ち着いたか?」
「ああ、落ち着いた。今は寝てる。」
透がソファーから顔だけこっちに向けた。
「そっか、人前で眠れるようになったんだな~」
「そうだな、」
透の横に座る。
あえて透はさっきまで何をしてたかを聞いてこない。
まぁ聞かれても気まずいからいいんだけど、
「今日の夕食なにかな~」
「食べていくのか?」
「うん!もちろん!食べて帰るよ~」
「仕事は良いのか?」
「終わらしてきたから大丈夫!」
透はドヤ顔をして料理をしている母さんのところに行った。
奏くんは夕食食べれるかな?
少しでもいいから食べてほしいけど、どうだろう。
俺の胸に耳を当ててうとうとしている。
普通に目が合って、触ったら反応して、会話ができて、悲しいと涙を流す。
そんな当たり前のことができるだけで俺は安心する。
奏くんは安心できてる?
「…斗真さん…」
「ん?どうした?」
「ありがとう…………」
「え、ああこちらこそ…って寝ちゃった。こちらこそありがとう。」
包み込むように抱きしめて抱き上げる。
「戻ろっか、」
気持ちよさそうに眠っている奏くんに囁いてリビングに入った。
「おっ、落ち着いたか?」
「ああ、落ち着いた。今は寝てる。」
透がソファーから顔だけこっちに向けた。
「そっか、人前で眠れるようになったんだな~」
「そうだな、」
透の横に座る。
あえて透はさっきまで何をしてたかを聞いてこない。
まぁ聞かれても気まずいからいいんだけど、
「今日の夕食なにかな~」
「食べていくのか?」
「うん!もちろん!食べて帰るよ~」
「仕事は良いのか?」
「終わらしてきたから大丈夫!」
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