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132、ちょっとだけ…おやすみ… 斗真side

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「目が覚めたのは良かったけど、まだ気は抜けない。本当は奏くん本人に気持ちを聞くのがいいんだろうけど、変に思い出させてストレスをかけるのも良くないから少しの間様子を見ることにする。
斗真も何か気になることがあったらすぐ教えてくれ。」

「分かった。」

「そろそろ戻るか、起きた時に斗真がいないと不安だろうから。」

「うん、」




奏くんはまだ気持ちよさそうに眠っている。

「斗真もまだ寝れるなら一緒に寝ておいで、」

「いや、大丈夫…」

「大丈夫って顔してないから言ってんの。お前も全然寝れてなかったんだろ。寝なくてもいいから奏くんと一緒に横になってな。」

「分かった。」

透に言われるがまま奏くんの横に寝転がる。

うちに来たばかりの時は人の気配を感じたらすぐに起きる子だったのに、今は寝れてなかったせいか安心してるからかは分からないがちゃんと眠れている。

俺が布団に入っても起きるどころか服を掴んで顔を擦り付けてくる。

なんか懐かしいな、



寝るつもりはなかったけど、横になったら奏くんの体温を感じて眠たくなってきた。
ちょっとだけ…寝よう…かな…………
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