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129、おやすみ 透side
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玄関まで聞こえる斗真の泣き声に急いで駆け寄ると、奏くんと目が合った。
ちゃんと俺を認識している。
良かった、そっと胸を撫で下ろす。
大泣きしている斗真と戸惑っている奏くんの頭を撫でる。
斗真はなかなか泣き止まなかったが少しずつ落ち着きを取り戻した。
奏くんは心配そうな眼差しで斗真を見つめている。
奏くんはまだ泣くのは難しいかな、
「奏くんちょっとだけ触ってもいいかな?」
本人は無意識だろうけど少し斗真に身を寄せる。
斗真を安全基地にしてる証拠だ。
「すぐ終わるからね。」
脈や体温、手足が正常に動くか確認する。
歩くのは少ししんどそうだけど時間が経てば元に戻るだろう。
目も見えてるし耳も聞こえてるしとりあえずは大丈夫かな。
「終わったよ。頑張ったね。」
「これ飲める?」
スポーツドリンクをコップに入れる。
色の付いた飲み物が怖いのだろう。コップは受け取ってくれたがなかなか飲めない。
「飲んだことあるよ。甘いジュース」
ゴク
斗真はペットボトルから飲んで見せた。
コップの中を見つめてゆっくり一口含んだ。
ゴク…
「美味しい?」
コクリ
ゴク、ゴク
コップ1杯分飲んでくれた。
「俺はリビングにいるから2人は寝てな、」
奏くんは寝たくなさそうだけど斗真は安心して気が緩だのか眠たそうだ。
「奏くん、斗真と一緒に寝てあげてくれる?」
…コクリ
眠たそうな斗真と一緒に横になってくれた。
奏くんも寝てなかったんだろうけど、斗真も心配で寝れてなかったんだろうな。
2人から離れる前に斗真は寝息に変わった。
奏くんも少しでもいいから寝てくれるかな。
襖を閉めてリビングに入る。
ちゃんと俺を認識している。
良かった、そっと胸を撫で下ろす。
大泣きしている斗真と戸惑っている奏くんの頭を撫でる。
斗真はなかなか泣き止まなかったが少しずつ落ち着きを取り戻した。
奏くんは心配そうな眼差しで斗真を見つめている。
奏くんはまだ泣くのは難しいかな、
「奏くんちょっとだけ触ってもいいかな?」
本人は無意識だろうけど少し斗真に身を寄せる。
斗真を安全基地にしてる証拠だ。
「すぐ終わるからね。」
脈や体温、手足が正常に動くか確認する。
歩くのは少ししんどそうだけど時間が経てば元に戻るだろう。
目も見えてるし耳も聞こえてるしとりあえずは大丈夫かな。
「終わったよ。頑張ったね。」
「これ飲める?」
スポーツドリンクをコップに入れる。
色の付いた飲み物が怖いのだろう。コップは受け取ってくれたがなかなか飲めない。
「飲んだことあるよ。甘いジュース」
ゴク
斗真はペットボトルから飲んで見せた。
コップの中を見つめてゆっくり一口含んだ。
ゴク…
「美味しい?」
コクリ
ゴク、ゴク
コップ1杯分飲んでくれた。
「俺はリビングにいるから2人は寝てな、」
奏くんは寝たくなさそうだけど斗真は安心して気が緩だのか眠たそうだ。
「奏くん、斗真と一緒に寝てあげてくれる?」
…コクリ
眠たそうな斗真と一緒に横になってくれた。
奏くんも寝てなかったんだろうけど、斗真も心配で寝れてなかったんだろうな。
2人から離れる前に斗真は寝息に変わった。
奏くんも少しでもいいから寝てくれるかな。
襖を閉めてリビングに入る。
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