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52、今日は3回目のごはん 奏side
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「そろそろ眠たくなってきたか?」
コクリ
さっきからテレビを見たいのと眠たいので葛藤をしていた。
「寝て良いよ~起きたらご飯食べようね。」
スースー
眠気で返事もできないまま斗真さんにもたれかかっかかった。
_______________
「っん…」
ゆっくりと目を開き当たりを見渡す。
薄暗い…
ここどこ?
「起きた?おはよう」
あ、斗真さん
「まだ寝ぼけてる?」
ぼーっと斗真さんを見つめる。
温かい、あ、お布団だ。
布団を膝にかけて布団の上で膝を抱えて座っていた。
「本当は横になってほしかったんだけど、寝かせると唸って座るからそのままにしてたんだけど腰とかお尻とか痛くない?」
痛くないよ。首を横に振って否定する。
今まで横になって寝ることなんてなかったから僕にとって座ってるのが普通だから慣れてる。
「ご飯食べれそう?」
コクリ
ごはん…今日はもう2回も食べさせてもらったのにもう1回食べれるの?
でもお腹は空いてるから食べれるのは嬉しい。
「おいで、」
斗真さんに抱っこしてもらってリビングに向かう。
あれ?透さんは?
抱っこされながらキョロキョロしてみたけど透さんは見つからない。
「どうしたの?もしかして透?」
コクリ
「透ならさっき帰ったよ。」
そっか、帰っちゃったんだ。
「ご飯できたよ~」
美香さんが机にごはんを並べていく。
斗真さんに促されて椅子に座ると僕の目の前には昼と同じ卵粥が置かれていた。
「食べれるかな?難しかったら卵スープも作れるから無理しなくていいからね。」
ありがとうの意味を込めて深く頷く。
「いただきますしようか。」
「「「いただきます。」」」
みんなと一緒手を合わせて口だけを動かしていただきますをする。
「ふーふー、ちょっとずつ食べようか。」
斗真さんがふーふーしてあーんをしてくれる。
斗真さんもごはん食べたいはずなのに僕に構ってたら食べれない。
自分で食べようとスプーンに手を伸ばしたけど、
「俺も食べるから一緒に食べようね。」
斗真さんは一口ご飯を口に含み、僕の口元にスプーンをもってくる。
一緒に食べる。その言葉にゆっくりと僕も口を開けてお粥を口に入れる。
「鼻で息しながらゆっくり食べたらいいからね。」
口の中に広がる感触に戸惑いながらもゆっくりと息をして飲み込む。
美味しい。
味は美味しいのにドロっとした感触がどうしても苦手な感じがする。
「お水飲もうか。」
水で流し込む。
「美味しい?」
コクリ、コクリ
美味しいって伝えたくて何度も頷いてみせる。
「良かった~」
ゆっくりと食べて完食することができた。
お昼は残しちゃったから全部食べれたことが少し嬉しい。
「ごちそうさまでした。
ちょっと休憩してから一緒に寝ようね。」
お腹がいっぱいになったらまた眠たくなってきた。
今日はいっぱい寝たのに…
また眠たい…
これだけ寝たら明日には熱治ってるよね…
ソファーで斗真さんとテレビを見て過ごしていたけど、いつの間にか眠ってしまっていた。
コクリ
さっきからテレビを見たいのと眠たいので葛藤をしていた。
「寝て良いよ~起きたらご飯食べようね。」
スースー
眠気で返事もできないまま斗真さんにもたれかかっかかった。
_______________
「っん…」
ゆっくりと目を開き当たりを見渡す。
薄暗い…
ここどこ?
「起きた?おはよう」
あ、斗真さん
「まだ寝ぼけてる?」
ぼーっと斗真さんを見つめる。
温かい、あ、お布団だ。
布団を膝にかけて布団の上で膝を抱えて座っていた。
「本当は横になってほしかったんだけど、寝かせると唸って座るからそのままにしてたんだけど腰とかお尻とか痛くない?」
痛くないよ。首を横に振って否定する。
今まで横になって寝ることなんてなかったから僕にとって座ってるのが普通だから慣れてる。
「ご飯食べれそう?」
コクリ
ごはん…今日はもう2回も食べさせてもらったのにもう1回食べれるの?
でもお腹は空いてるから食べれるのは嬉しい。
「おいで、」
斗真さんに抱っこしてもらってリビングに向かう。
あれ?透さんは?
抱っこされながらキョロキョロしてみたけど透さんは見つからない。
「どうしたの?もしかして透?」
コクリ
「透ならさっき帰ったよ。」
そっか、帰っちゃったんだ。
「ご飯できたよ~」
美香さんが机にごはんを並べていく。
斗真さんに促されて椅子に座ると僕の目の前には昼と同じ卵粥が置かれていた。
「食べれるかな?難しかったら卵スープも作れるから無理しなくていいからね。」
ありがとうの意味を込めて深く頷く。
「いただきますしようか。」
「「「いただきます。」」」
みんなと一緒手を合わせて口だけを動かしていただきますをする。
「ふーふー、ちょっとずつ食べようか。」
斗真さんがふーふーしてあーんをしてくれる。
斗真さんもごはん食べたいはずなのに僕に構ってたら食べれない。
自分で食べようとスプーンに手を伸ばしたけど、
「俺も食べるから一緒に食べようね。」
斗真さんは一口ご飯を口に含み、僕の口元にスプーンをもってくる。
一緒に食べる。その言葉にゆっくりと僕も口を開けてお粥を口に入れる。
「鼻で息しながらゆっくり食べたらいいからね。」
口の中に広がる感触に戸惑いながらもゆっくりと息をして飲み込む。
美味しい。
味は美味しいのにドロっとした感触がどうしても苦手な感じがする。
「お水飲もうか。」
水で流し込む。
「美味しい?」
コクリ、コクリ
美味しいって伝えたくて何度も頷いてみせる。
「良かった~」
ゆっくりと食べて完食することができた。
お昼は残しちゃったから全部食べれたことが少し嬉しい。
「ごちそうさまでした。
ちょっと休憩してから一緒に寝ようね。」
お腹がいっぱいになったらまた眠たくなってきた。
今日はいっぱい寝たのに…
また眠たい…
これだけ寝たら明日には熱治ってるよね…
ソファーで斗真さんとテレビを見て過ごしていたけど、いつの間にか眠ってしまっていた。
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