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123 、ピクニックの準備
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空side
「ピクニックなんて何年ぶりだろう笑」
神山先生の言葉に陽ちゃんも考えてる。
「中学校以来ですかね…」
「俺もそのくらいかもしれないです。意外としないですよね~久しぶりのピクニック楽しみだな~」
神山先生が楽しそうに言うから僕も楽しみになってきた。
さっきまでの不安は薄くなり、ワクワクしながら弁当におかずを詰めていった。
「屋上に行けるマンションって珍しいですよね~」
「そうですよね。まぁ俺も2回くらいしか行ったことないんですけど笑」
「そうなんですね笑」
「はい笑 入居前の内見の時と引っ越してきてすぐに1回だけ行っただけじゃないかな、」
「そうなんですね笑」
_______________
弁当を作り終え、レジャーシートや水筒の準備をしてカバンに入れる。
「こんなもんかな、行こうか。」
「よし!行こ~」
元気良くはしゃぐ先生につられて僕も笑顔になった。
玄関に着くと急に外に出るのが怖くなった…怖いけどピクニックには行きたい…
陽ちゃんの服を掴んで深呼吸を繰り返す。
大丈夫…大丈夫…陽ちゃんと先生がいるから大丈夫…
心の中で唱え前を向いた。
「行ける?」
「行きたい。」
「うん、おいで。」
「…歩ける。」
本当は抱っこしてほしかったが恥ずかしくて素直になれず歩くと言ってしまった…
「屋上まででいいから抱っこで行こ。」
…コクリ
陽ちゃんには怖かったのがバレていたようで簡単にひょいと持ち上げられてしまった。
玄関の扉を開けた瞬間心臓の音が煩くなって陽ちゃんの首に回した腕に力が入ってしまう。
怖い…
周りが見れなくて俯き顔を押し付けて視界を塞ぐ。
…抱っこしてくれて良かった…
学校に行ってた頃は外の方が安全で安心できるところだったのに、家が安心できるようになったら外が怖くなった…どうしてだろう…
外は安全。頭では分かってるのに体が拒絶している。
「ピクニックなんて何年ぶりだろう笑」
神山先生の言葉に陽ちゃんも考えてる。
「中学校以来ですかね…」
「俺もそのくらいかもしれないです。意外としないですよね~久しぶりのピクニック楽しみだな~」
神山先生が楽しそうに言うから僕も楽しみになってきた。
さっきまでの不安は薄くなり、ワクワクしながら弁当におかずを詰めていった。
「屋上に行けるマンションって珍しいですよね~」
「そうですよね。まぁ俺も2回くらいしか行ったことないんですけど笑」
「そうなんですね笑」
「はい笑 入居前の内見の時と引っ越してきてすぐに1回だけ行っただけじゃないかな、」
「そうなんですね笑」
_______________
弁当を作り終え、レジャーシートや水筒の準備をしてカバンに入れる。
「こんなもんかな、行こうか。」
「よし!行こ~」
元気良くはしゃぐ先生につられて僕も笑顔になった。
玄関に着くと急に外に出るのが怖くなった…怖いけどピクニックには行きたい…
陽ちゃんの服を掴んで深呼吸を繰り返す。
大丈夫…大丈夫…陽ちゃんと先生がいるから大丈夫…
心の中で唱え前を向いた。
「行ける?」
「行きたい。」
「うん、おいで。」
「…歩ける。」
本当は抱っこしてほしかったが恥ずかしくて素直になれず歩くと言ってしまった…
「屋上まででいいから抱っこで行こ。」
…コクリ
陽ちゃんには怖かったのがバレていたようで簡単にひょいと持ち上げられてしまった。
玄関の扉を開けた瞬間心臓の音が煩くなって陽ちゃんの首に回した腕に力が入ってしまう。
怖い…
周りが見れなくて俯き顔を押し付けて視界を塞ぐ。
…抱っこしてくれて良かった…
学校に行ってた頃は外の方が安全で安心できるところだったのに、家が安心できるようになったら外が怖くなった…どうしてだろう…
外は安全。頭では分かってるのに体が拒絶している。
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