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いざ、フィンなんとか王国へ

真っ黒さん達と※

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「起きなさい、マイカ様」

「アーサー殿下、そのように頬を叩いてはマイカ様が傷ついてしまいます」

「ではどうやって起こしましょう…」

「叩かなければいい刺激ならいいんじゃねぇ?」

「なるほど。それはそれは。ふふふ」

 聞いたことがある男性達の声が聞こえてくる。この声は…誰だっただろう。

「マイカ様、起きてください。いや、おい、マイカ。起きろ。起きないとまた子うさぎのように飛び跳ねるような事をするぞ」

 何かが顔に近づいてくる気配を感じた私はパチリと目を開いた。すると目の前に金髪碧眼の見目麗しい男性が今にも口付ける距離にいた。私が目を覚ましたことに気がついた男性は、ニヤリと笑ったかと思うとそのまま唇と唇を合わせてきた。

「んんんん!」

 相手の肩をバシバシ叩いても、離れない。しかもお互いに見つめ合いながらの口づけだ。男性は笑った目のまま私の唇を舌先で突いた後に閉じている唇をこじ開け、私の舌を弄び始めた。

「んっんん!」

 やめて!と思いながら相手の体を押しのけようとするも、目の前の男性とは違う手に押さえられた。人の気配がする方に目をやると、銀髪で紫の目をした男性が私の両手を押さえていた。

「やっ…んっ、まっ……ぁっ」

 熱い舌は私の舌を絡めとり快感を与える。声を出して静止しようとするがうまく声が出せない。口の中全てを刺激され、抵抗する力もなくなった頃にやっと金髪の男性が名残惜しそうに唇を離した。

「はぁ…はぁ…えっ、まっ……て」

「なんだ?子うさぎにならないのか?」

 肩で息をしながら金髪の男性をよく見るとクックックっと声を出して笑うアーサー殿下だった。そして私を押さえていた男性に目を向けると、ルイスがにっこり微笑んでいた。

「ああ。マイカ様が殿下に穢されて…乱れている、素晴らしい…」

 ルイスは私の体を抱き抱えて上半身を起こすと、自身の体が背もたれになるように私の後ろに座ってぐったりとした私の体を支えた。

「よう。マイカ」

「あーさ…でん…か?」

「ああ。ちなみに、他の3人もいる」

 そう言われてアーサー殿下の後ろに目線をやると、不機嫌そうな顔をしたエリオット様。顔を真っ赤にしたアレックス様。そしてニヤニヤとにやけているダリオン様が見えた。

「アーサー殿下。一人だけずるくねぇか?俺だってマイカの口の中を味わいてー」

「そういっても、やったもの勝ちだ」

「つまり、やりたいようにやらなきゃ損って事か!」

 ガハハっと笑ったダリオン様はのそりと私に近寄ってきた。アーサー殿下とは反対の左側にやってきた。

 そのやり取りや状況を混乱しながら見つめる。なにが起きているのかわからない。ルイスに抱き抱えるように押さえられているため身動きが取れない。足をジタバタと動かして逃げようとしてるとエリオット様が私の両足を掴んできた。

「そんなに暴れては、おみ足が怪我してしまいます」

 そういって、私の右足を恭しく持ち上げると指先に口付けた。足が上がったことで着ているネグリジェの裾が捲り上がり、下着があらわなった。それを見た足元にいるアレックス様はさらに真っ赤になってアーサー殿下はもとに近寄った。

「で、でんか…場所を交代…」

「ああ。いいぞ。その方が俺もやりやすい。アレックスはマイカの胸を触ってやってくれ」

 そう言い放ったアーサー殿下は足元へ移動した。アレックス様は顔を真っ赤にしたままモジモジとしている。今一度辺りの状態を確認した。大人6人が乗っても余るほどの大きなベッドにいる。

 私は真っ白のネグリジェ。5人は上半身裸で真っ白のズボンを履いている。

 私が状況を判断しようとしている間に、ルイスがまくり上がった私のネグリジェをつかんで上に引き上げる。アレックス様とダリオン様が左右の手を持ち上げて腕を上げさせると、ルイスが一気に持ち上げてネグリジェを剥ぎ取った。

 白い紐パンだけの姿になった私を見て全員がごくりと生唾を飲んだ。

「きゃあ!やだ!なに!?」

 ぽっちゃりとした体型が露わになって恥ずかしくなった私は隠そうともがいた。エリオット様の拘束は緩かったため、両膝を胸元に近づけて丸くなった。すると、足元にいたアーサー殿下に布越しに割れ目を指先でツーっと上から下へなぞられた。

「下着が濡れてる」

「やっ、触らないでぇ」

「でも、ここはだんだんシミになってるぞ」

 上下に指でなぞられる。時折敏感な場所に当たるもちゃんとした刺激はこない。身悶えておるとエリオット様が私の膝を割って大きく股を広げた。

「殿下。マイカ様のおみ足を拘束致しますか?」

「そうだな…しばらくの間お前に任せる」

「御意に」

 エリオット様は両膝立てた状態になるように、何らかの魔法を使って私の足を拘束をした。足が動かない。大きく広げた股間に顔を寄せたアーサー殿下がニヤリと笑った。そして上側にいる3人に目配せをすると、下着の紐に手をかけた。

 シュルっと音を立てて紐が外れる。それを見越してアレックス様とダリオン様が私のお尻をもちあげて布を取りやすいように手助けした。アーサー殿下は下着を放り投げると、持ち上げていた二人は私を下ろして私の両胸を片方ずつ。顔を埋めた。ダリオン様は「きもちー」と言いながら乳房に頬擦りしていた。アレックス様は乳房に頬をくっつけて目を瞑って何かに浸っている。

「エリオットはどうする?」

「私はマイカ様の様子を観察しております」

「わかった。では、ルイス。お前はマイカを押さえつつ、様子を見て口を塞いでおけ」

「御意に」

 アーサー殿下が各それぞれに指示を出す。アレックス様とダリオン様は私の胸や脇を舐め回し始めた。時折硬くなってきている乳首も音を立てて吸った。

「やっ……あっ、ああ!ダメっ」

 嫌々と首を横に振ると、ルイスに顎を掴まれ口づけされる。アーサー殿下とはまた違った厚さの舌で口の中を翻弄される。アーサー殿下もうまかったが、ルイスもすごくうまい。

 胸や口の中の刺激に翻弄されていると、股間にふーっと冷たい空気がかかった。3人に押さえつけられているため、腰だけが大きく揺れた。

「んんんんっ」

「クネクネと腰を振って…そいつらに与えられる刺激が気持ちいいのか?」

 アーサー殿下はそういって、股間に顔を近づけて私の突起を吸い上げた。

 「だめえぇえええ」

 強い刺激にルイスから唇を離して叫ぶ。元々弱い場所で、夫に身体を開発されている。尚も与えられる強い刺激、そして普段であれば同時にこない胸元の刺激。

「あっあっん、あっ、だめ…いっちゃう。やっ……ああああん」

 自らもっと刺激をねだるように腰を振った。そして押し寄せて来る快感の波に誘われて、プシュッと音を立ててアーサー殿下の顔に潮を吹きかけながら達した。

「はぁ…やだっ…こんなっ」

「俺の顔をこんなにして、どうしてくれるんだ?」

 アーサー殿下はニヤニヤしながら声をかけてくる。そして、エリオット様に目を向けると「舐めたいか?」と聞いた。エリオット様は少し迷った様子を見せるが、コクリと頷いた。アーサー殿下はエリオット様と場所を変わると私の右側にいるアレックス様に「俺が舐めてたところを舐めろ」と指示を出して場所を変わった。

 二人はお互いに場所を譲り合い、エリオット様は蜜壺に舌を這わせた。アレックス様はお腹側から顔を埋めて突起を口に含んで舌先で刺激をしてくる。

 様々な場所から複数の快感を与えられ頭の中が真っ白になって快楽に支配され始めた。

「気持ちいいか?」

「こいつもう蕩けてるぞ。目の焦点あってねーよ」

「そうですね。マイカ様は刺激に大変弱いようです」

「俺の顔もビシャビシャにしたしな」

「殿下。そのお顔についたものを舐めても…」

「おいやめろよ、男同士でよ!」

「ああ、いいぞ。舐めて味わいたいだろう」

「ああ、ありがとうございます」

「まじかよー」

 そんな会話をわたしの頭上で繰り広げられている。しかし、考える隙もなく快楽が押し寄せてくるのだ。大きな快感の波は来ないが複数の小さな快感の波に何度も襲われる。

「あっあっあっ…またっ……ぁっ、イッ…あぁあ…もっと、もっとおくぅ…」

 軽く達した事でもっと奥への刺激が欲しくなった。私は喘ぎながら左手でダリオン様を腕を掴むと引き寄せて顔を胸元に押し付けた。

「なめてぇぇ…あっあ…もっとぉ」

「ああ、いいぜ。いっぱいこのデカイ乳をいじってやる」

 そういって再びダリオン様は先程と同じように刺激してきた。3箇所を刺激されても奥への刺激はなく、求める快感が少ない。私は頭上でアーサー殿下の顔をぺろぺろと舐めているルイスに目をやった。

「るぅ…いすぅ…あっあん。わたひにもぉ」

「おやおや。顔を舐めて欲しいのですか?それとも口の中を舐めて欲しいのですか?」

「あっあっ、ぜ…んぶぅ」

「欲張りですね。いいですよ。あなたを穢せるならばいくらでも」

 そういったルイスは再び私に口付けた。

「んっんっ……ちゅっ…あっ…んっんん」

 唇が離れる合間に吐息が漏れる。あと少しで達せそうになった瞬間に、2箇所の刺激が無くなった。

「マイカ。もっと奥に欲しくないか?」

「んぷっ…ほしい…もっと」

 ルイスから唇を離してうんうんっと頷いて、声がした方に目を向けるとアーサー殿下がズボンを脱いで熱いものを蜜壺にあてがっていた。

「わかった。マイカは処女じゃないし、ここは指でほぐすよりもっと太いものを求めてる。そうだろう?」

「そう!ああああんんん」

 返答をするとすぐに中に熱いものが入ってきた。

「いい!いいのぉ、あっあっ…もっと奥ぅ」

「奥が好きだな。ここか?」

 ルイス以外の3人は私の痴態を見ながら、それぞれが自慰を始めた。

 ルイスは私を支えているため動かない。しかし、ずっと硬くて熱いものが私の体に当たってた。 

 アーサー殿下は腰を振りながらルイスに目配せした。ルイスは私の体をベッドに横たわらせると、私に見せつけるように顔の近くで自慰を始めた。

 足が自由になった。アーサー殿下の熱いものをもっと奥に感じたい。もっと奥にはいるよう腰を振るとコツンっと壺の奥に当たった。

「そこっ、そこぉ!そこ、いい…ぁぁん」

「ここだな。本当に奥が好きだな。ああ…くっ。でも…よく締まる…奥に当たるたびゴリゴリ何か擦れって…最高だ」

 アーサー殿下が腰を動かすたびに音が鳴る。アーサー殿下も限界が近いのか、どんどん腰の振る速度が速くなった。

「あっあっ…いくっ……あっぁ…いいっ…ああん…もっとぉ」

「俺も達そうだ。奥にたくさん出すぞ。いいよな」

「うん、いい、いい。あっぁ…いっぱい……あっ…ぁん…ほしぃぃいっああああぁ」

 そして、私と一緒に達したアーサー殿下は私の中に熱い液を注いだ。そして名残惜しそうに私の中から出て行った後、自分のものを慰めている4人をニヤリを笑って声をかけた。

「次は誰だ?」

 余韻に浸っていると目の前がぐにゃりと歪み、真っ白になった。

 私はそのまま意識を失った。



『マイカさんって…本当はとても快楽に弱いのですねぇ。子作り石じゃなくてもこの仕事できたんじゃないでしょうか』


 そんな声が真っ白な空間に響いた。
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