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魔道具研究の日々

そういえば…猫が※

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 僕たちは毎日一緒に起きて、朝食を食堂で食べて(今まで別だったけど、あれからオリーは僕から離れない)、手を繋いで仕事場に向かう。これが毎朝の日課だ。

 そして、着いて早々……


「あっあっ、オリー…あああ、あっ、それ…ひゃん!」

「はぁ…アーシェ…でるか?」

「んっん、でちゃ、あっああっ、あああああ!」

 僕の硬くなったモノにオリーは腰を振りながら透明な瓶を被せた。僕はその冷たい感触を感じた瞬間にビュルビュルっと白い液体を瓶に注いだ。

「ハァハァ…次、オリー…」

「んっ」

 オリーが瓶に入った液体が漏れないように栓をすると、僕からズルリと硬いモノを抜いた。そしてお尻についている魔道具を外すと、僕たちが交わってたソファーでの位置を交換した。

「あー、オリーのこれを見るだけで…興奮する」

「んっ、あっ…ぁあ」

 オリーから魔道具が抜けていく様子を見るだけで僕のモノはすぐに大きく硬くなった。お尻を僕に突き出して、ソファーの座面に突っ伏しているオリーの腰を掴むと蕾に硬いモノをあててゆっくり入れた。

「あっああ…あー…しぇ…」

「ふぅ…キツい…。ここに出していい?」

「んっ、いい。はやっく…あっああ、あっあっ」

「オリー、キュウってして可愛いよ。ウネウネ…ああ、気持ちいい」

「あっあっ、ああ、そこ…もっと…あっああ」

 僕はオリーの中を楽しみながら、オリーの弱い場所を念入りに突いた。どんどん快感が高まっていくのかオリーの体が震え始めた。

「オリー、でる?」

「んっんっ、でる…あっああ、はやっ…あっあ」

「待ってね」

 僕は腰を動かしつつ後ろにあるローテーブルにある瓶を取ると栓を抜いて、オリーの硬いモノに被せた。

「あっああ、あああ!」

「よし」

 オリーは瓶が被さるとビュルビュルっと白い液体を瓶に吐き出した。僕は溢れないようにうまく瓶を動かして全て入れると、腰を止めて瓶に栓をしてからローテーブルの上に置いた。

 ローテーブルの上には僕が出した子種とオリーが出した子種が並んでいる。それを確認してから僕はオリーの腰を掴んで激しく腰を振った。

「うっああ、ああ、まって、あー…しぇっ…あっあっあっ」

「まだもうちょっと…ああ、気持ちいいよ。愛してるオリー」

「あっ、おれも…あいし…あっあっ、て…あっああ、る」

「ハァハァ…オリー…だすよ…うっ」

「あっ、でてる、あっああ、ああ!」

 オリーの弱い場所を突きながら快感の絶頂に向かった腰を振った僕は、絶頂に達するとグッと奥に突き刺してドクドクと熱い精をオリーに注いだ。オリーはビクビクっと体を震わせて僕の精を受け止めていた。

「ふぅ…」

「ハァハァ…明日は…俺が先に出す」

「はいはい。交代ね」

 僕がズルっと柔らかくなっていくモノを抜いて魔道具をオリーの蕾に差し込んだ。僕は出されていないからお尻には何も付いていない。

 僕たちはあれは毎朝のお互いの精を採取するために、職場でこうして抱き合っていた。中に出すのは後攻だけと決めて、お互いに先攻と後攻の順番を変えて楽しんでいた。

 部屋でやればいいと言われては終わりだけど、部屋はもっと乱れてお互いに愛し合っている。採取する作業があると少しだけ集中できないし、出来れば採取したてのものを使いたいとオリーからの要望があるため職場で行っているのだ。

「さて、今日も試すか」

「うん、そうだね。昨日はどこまでやったっけ」

「体液の吸収後の変化までだな」

 2人で身支度を整えると、オリーは瓶を二つ手に持ってデスクへと向かった。僕も自分のデスクの椅子に座ると、隣で作業を始めたオリーを眺めた。

「えっと、昨日は吸収したけど石が灰色にならなかったんだよね」

「ああ。本家と同じようにしようとしても…なかなか難しいな」

「そうだよね。本家を試すわけにもいかないし、オリーのお父さんの話を参考に作るしかないもんね」

 僕は透明な丸い石を収納から取り出して魔法を付加しているオリーを眺めながらフーッとため息をついた。

「そういえば、元々白い石だったんだよね?」

「ああ」

「じゃあ、相手側の魔力と体液もいるんだよね?」

「いや、聖女の体液は聞いてないな。聖女は魔力がこもった白い石を子種に入れただけだぞ?」

「え?でもその後、女性のアレから石を入れたんだよね?」

「おそらくな。父上はそれを見ていないそうだが…」

 オリーは透明の石を眺めてから僕にポイっと渡して来た。僕は石を受け取ってから何か大事なことを忘れているような気になっていた。

「…ちっ。次は魔力色は抽出してるが子種は吸ってないな…」

 オリーは別の石に魔法を付加させて早速試していたようだ。毎回この段階で失敗しているようで前途多難だった。

 付与する魔法も色々変えて、吸収、抽出、結合など試していた。

(そもそも、子種を女性の体に入れても子ができやすい日じゃないと子供もできにくいよね。女性側のはどうやって結合させるんだろう)

 うーっと唸っていると、ポワッと頭の中に女性の声が響いた。


『魔道具ですが、そもそも生殖を石の中でする事自体無理なのです。マイカさんの魔力色と体液、真っ黒の体液と魔力色を私の力で融合させて子供を作っていたので。だからもし子種を吸収して魔力色を備えた石ができ、石を胎に入れてもただの異物混入です』

『その代わり、私の世界で今後使えるように許可を取った方法があります!2人にはそれを生み出す第一人者になってもらいたいのです。それはですね…「おい、アーシェ」

 聞こえていた声に耳を傾けていると、ボーッとしていたのかオリーが僕の肩を掴んで揺さぶりながら声をかけていた。僕は1番聞きたい部分で声が途切れたことに憤りを感じながら叫んだ。

「あああ!良いところだったのに!!」

「ああ!?」

「そうだよ、あの白猫が僕の夢で何か言ってたんだよっ!それをやっと思い出してて…良いところだったの!ああ、それは何?!何なの…」

「し、白猫!?」

 オリーはびっくりして目を見開くと僕の両肩を掴んで揺さぶり始めた。

「白猫って青い瞳の!?」

「そ、そうだよ、オリー、揺れすぎて頭がっ」

「夢に出た!?まさか!!」

 オリーは僕から手を離すと狼を出して何かを囁いてから送り出した。そして部屋の中を行ったり来たりしながら、返事を待っている様子だ。

 僕はクラクラする頭を押さえながら、落ち着きのないオリーの様子を眺めて続きを思い出そうと頭の中の記憶を巡らせていた。

「きた!」

 考え事をしている間に返事が来たようで、窓から入ってくる白鳩を見つけたオリーは大きな声を出して鳩を出迎えた。

[ああ、リチェ様は白猫で青い瞳だ。夢の中に出て来たならご本人だろう]

 聞き覚えがある声が白鳩から流れ、全て言い終わるとスッと鳩が消えていった。

「やっぱり!!!」

「ん?んん?何が?」

 オリーは興奮したような顔になると僕の顔をガシッと両手で掴んだ。

「リチェ様は何と言ったんだ!」

「リチェ…さま?」

「それはいいから、白猫は夢でなんて言った!」

「えと、まず、本家と同じにしても子供は作れないんだって」

「それで!」

「えっと、新しい方法の許可がでたから、それの第一人者に僕たちになって欲しいって」

「で!」

「…その方法を思い出してたらオリーが僕をこっちに呼んだんだよっ!」

「……ああ、すまん。本当にすまん…」

 オリーは僕の返事を聞いてヨロヨロっとよろけると椅子に座った。放心したような顔になってしばらくボーッとなったオリーの様子を眺めていると、現実に帰って来たオリーが僕を認識して見つめて来た。

「…続きを思い出したら教えてくれ。あー…本当に本家を作り出すのは無理なのか…そうか。ハァァァ」

 オリーは顔に片手を当ててガックリとしていた。

「で、でも。別のものを作れってことだよね。僕思い出せるようがんばるね。それまでは魔道具作りはお休みかな」

「そうだな…」

 オリーは小さな声で呟くとそれ以上何も言わなかった。

 その後、僕は記憶を掘り起こしてみるが続きはどうしても思い出せなかった。
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