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仕事と恋の両立

愛おしい①※

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 チュッと軽く口付けたオリバーさんは拗ねたような声を出した。

「どこまで触らせた?」

「…口づけと、僕のを舐められて飲まれて、僕の中に2回出された」

「体全体は触ってないんだな…。はぁ。これも俺が蒔いた種だからな…でもなぁ」

 オリバーさんは僕の服を脱がせながらブツブツと不機嫌そうに話した。僕はオリバーさんにされるがまま服を全て脱がせてもらった。オリバーさんは自分で服を全て脱ぐと僕を横抱きで抱き抱えて浴室に向かっていった。

「洗う?」

「洗う。あいつの痕跡は全部消す」

「…オリバーさんも…沢山胸元に赤いのつけてるもんね」

「…すまん…」

 僕はオリバーさんの胸元についている無数の赤い痕を数えるように一つずつ指で突いていると、オリバーさんは治癒魔法で全て消してしまった。

「この宿は、なんでもある」

「なんでも?」

「風呂の中も、交わることを前提で作られてる」

「え?」

 オリバーさんに浴室の床に下ろしてもらって周りを見たら。大人2人は入れる浴槽、近くにはマットレスのような薄い敷物、棚には香油や石鹸のほかに、小瓶がいくつか置いてあった。僕が棚に近寄って真っ赤な液体が入った小瓶を手に取るとオリバーさんが後ろから抱きしめてきた。

「残念。それは女だけにしか効かない媚薬だ。男にしか効かないのはこっちの薄紅色のだ」

「…男女で使い分け…」

「ちなみにどっちも効くのは、この透明なのやつ。どっちがいい?」

 オリバーさんは僕に薄紅色の液体と透明の液体が入った2つの小瓶を差し出してきた。僕は真っ赤な液体が入った小瓶を棚に戻してから、2つの小瓶を受け取ってそれも棚に戻した。

「こんなのに頼らなくてもいいでしょ!」

「そうだな。でも香油は使うか」

 オリバーさんは石鹸と香油の入った大きな瓶を持って僕を床に敷かれた敷物へ連れて行った。

「寝転がってろ」

「はーい」

 僕はオリバーさんに指示された通りに仰向けに寝転がった。オリバーさんは浴槽にお湯を溜めながら、木桶に入れたお湯を使って沢山泡を作った。

「洗うぞ」

 たくさんの泡を僕の体につけると大きな手で撫でるように胸、お腹、太もも、足を洗ってきた。くすぐったくて、僕が笑っていると意地悪な手は時折僕の胸の突起を撫でたり、半分固くなってるモノを撫でてきた。

「んっ…」

「次はうつぶせ」

 言われたとおりにうつ伏せになると背中とお尻、足の裏も洗ってくれた。お尻は念入りに揉み込むように洗ってきた。

「んっ…お尻の魔道具ある」

「あいつが顧客だと思うとムカつくな。これはあいつに返すか?」

「くれるって言ってた」

 ブルックス君はは僕にこれを差し込む時に「僕からの贈り物」と言っていたのだ。僕がそのことを伝えるとオリバーさんは嫌そうな顔をした。

「ちっ。無駄に用意が良くてムカつく」

「はぁん!急に抜かないで…」

 オリバーさんは苛立った手つきで魔道具を抜いた。それを床に置くと僕の蕾の中に指を差し込んできた。

「ここも洗う」

「はぁん…あっあっ…あっ」

「2回も使いやがって…クソガキ」

「あああん!こそっ、だめ!」

「ここはもう誰にも、これから先、使わせない。わかったな?」

「うんっ…あっあっあっ、だめ…あっああん!」

 弱い場所を掻き回すように刺激されて僕はすぐに快感の絶頂にのぼって硬くなったモノからピュルルルっと熱い精を出した。

「はぁ…はぁ…出ちゃった…」

「流せばいい。ほら」

 オリバーさんは指を引き抜くと僕の体にお湯をかけて泡を全て流してくれた。上半身を起こすと髪の毛がほぼ濡れて重かった。僕は髪の毛だけ魔法で乾かすと、また泡を作っているオリバーさんを見つめた。

「次は僕が洗うね。さぁ、寝て!」

「……おう」

 オリバーさんは僕と場所を交代して仰向けに寝転がった。僕は泡を沢山オリバーさんの体につけて撫でるように洗った。首やお腹、腕に足を念入りに洗いながらさっきまであった赤い痕を思い出して怒りが湧いてきた。

「この体は僕の。他の女が触った場所は全部全部全部洗うから」

 僕が嫉妬しながら洗っているとオリバーさんは嬉しそうに笑っていた。

「うーん。執着が嬉しい」

「もう、ここはどれだけ使ったの?何回だしたの!」

 僕がオリバーさんの硬いモノを両手で掴んで上下に動かしていると、オリバーさんの表情が色っぽくなってきた。

「はぁ……かぞえ…てない。くっ、まて、早くするな、あっ!」

 僕は頬を膨らませながらオリバーさんの弱い場所を刺激しながら手を動かすと、硬いモノはふるふるっと震えた後にビュッビュッと熱い精を放った。

「…ムカつく。仕事で使われるのも嫌なのに!」

「おっい、まて!」

 僕はプリプリ怒りながらオリバーさんの両足を掴んで股を広げさせると蕾の中に指を入れた。

「…硬い。触ってない?」

「流石にお前にしかそこは触らせたことがない…」

「そっか」

 僕は中に洗浄魔法をかけると、指を引き抜いて床に転がっている香油と魔道具を手に取った。

「…ま、まて。まずは、俺が」

「だめ」

 僕は泡をお湯で全て流してから、香油を乱暴に開けて蕾の中に突き刺して中に注いだ。

「くっ…」

「よし。これくらい飲ませればいいよね。えいっ」

 香油の瓶を引き抜くと魔道具を差し込んだ。オリバーさんはビクンっと体を震わせて僕を潤んだ瞳で見つめてきた。

「俺が…だきた…かったの…にっ…ぁっ…ぁっ」

「それは後で。今は僕」

 魔道具の形を僕の硬いモノと同じぐらいの男性器の形にすると魔道具を動かして蕾の中を広げた。オリバーさんは抜き差しかれるたびにビクンっと体が震えてとても可愛かった。

「あっあっ…ぁっ…やめ…あっう」

「だいぶ解れたかなぁ。まだかな?どう?」

「はぁっあっあ…もう…ほぐ…れ…ぁう!」

 僕が勢いよく魔道具を引き抜くと、オリバーさんの硬くなっていたモノからピュルっと少しだけ液体が出ていた。それでもまだ硬いままな様子を見て、僕はにっこり笑って硬くなった僕のモノをオリバーさんの蕾にあてた。

「可愛い。僕で沢山鳴いて。僕の狼さん」

 勢いよく差し込むとオリバーさんは艶やかな悲鳴を上げながら体をのけぞらせた。中はキュっと吸い付くし、壁は轟いて僕を離さないと歓迎していた。

「あっあ…まって…くれ…あう!あっあ」

「待てない。ああ、気持ちがいい。女の人より…いい」

「あっあっ…あっあ!」

 ウットリしながら膝を掴んで腰を動かしているとオリバーさんは眉尻を下げて気持ちよさそうな顔で口を半開きにして喘いでいた。

「可愛い。僕の上で腰を振る…はぁ…オリバーさんも好きだけど…ぁっ…僕を感じてるオリバーさんも…いいっ、よ」

「うっああっ…あっ…まて…でる…でる、あっああ!」

「出して…僕も…この中はすぐ出ちゃう…あっ」

「あっあっあっあっ…あああ!」

 腰を振る速度を上げれば上げるほど中がウネウネと嬉しそうに動いた。僕は腰を振りながらオリバーさんの硬いモノを掴んで動かすと、オリバーさんは喘ぎながら首を横に振ってダメだと意思表示きてきた。それがまた可愛くて可愛くて、僕はどんどん快感をオリバーさんに与えた。

「あっあっ…で、る…ああああ」

「あっ…そんなにされると、ぼく…も」

 2人でどんどん絶頂に向かっていくと、オリバーさんの硬いモノからビュルルっと熱い精が出た。その瞬間に僕をキュウッと締め付けてきた。その刺激は僕も絶頂に上らせ、オリバーさんの中にドクドクと熱い精を注いだ。

「はぁ…はぁ…愛してる」

「はい。僕も…愛してます」

 繋がったままお互いの唇を合わせて求め合うように口づけあった。愛おしい気持ちが溢れて僕のモノはまた、硬さを取り戻していた。

「ちゅっ…もっと出したいな。ここ」

「ちっ…後で覚えてろよ。それに出しても次は俺が主導だ」

「うん。いいよ」

 オリバーさんの腕を引っ張って抱き起すと、僕はゆっくり仰向けに寝そべった。オリバーさんは僕の上で跨ぐようになると、少しずつ腰を振りながら僕を見下ろして恍惚とした顔になっていた。

「きもちい?」

「あっあっ…いい…あっ」

「もっとしてあげる」
 
「うっ…まて!それは!ああっ」

「まだお尻だけじゃ無理でしょう?」

 僕はニコニコ笑ってオリバーさんのモノを握り込むと上下に動かして刺激した。腰が揺れて弱い場所に当たるたびに跳ねていたオリバーさんの体はビクビクと震わせて表情は快感で溶けていった。

「可愛い…溶けてる」

「あっあっ…まって…くれ…」

「だめ。もっと気持ちよくしてあげる」

 僕が下から突き上げるように腰を振るとオリバーさんは体をのけぞらせた。長い黒髪が僕の膝にあってくすぐったかった。

「あっあっあっあっ」

「もう出しそうな時のオリバーさんの声だ。僕で感じて、僕を感じて、僕だけを求めて!」

「あっああ!あっあっあああああ」

 弱い場所をどんどん刺激するとオリバーさんはブルっと体を震わせてたから僕を締め付けてビュルルッと熱い精を吐き出した。

「あっ…あっあっ、まっ…あああ!」

「次は僕…だよ、ほら!!」

 両手で腰を掴んで下から突き上げるとオリバーさんは余韻に浸りながらも刺激に喘ぎ始めた、そしてドンっと奥をつくとキュウっと中を更に締め付けてきた。僕はそのまま奥に向かってドクドクと熱い精を注いだ。

「あっああ…まてって…いったのに…」

「もしかして、出さないでも達しちゃった?」

「うっうう…これクソ気持ちいい…」

 上半身を起こしてまだ快感に悶えているオリバーさんをそっと抱きしめるとオリバーさんは僕に倒れ込むようにもたれてきた。

「はぁ…お前に抱かれるのも、抱くのも好きだ」

「僕もオリバーさんを抱くのも、抱かれるのも好き」

「お前、敬語じゃなくなったな」

「あ、なんか…僕のだと思ったら、つい。だめ?」

「ダメじゃない。初めからなくていいって言ったろ?」

「うん」

 オリバーさんは体を起こすと2人で見つめあってからお互いに求めるように口づけあった。熱いものを絡めあっていると、また僕のモノが硬くなってきた。

「んっ…だめだ、もうダメだ!」

「ええ?もう一回…ね?」

 僕はそのままオリバーさんの腰を両手で掴んで体を揺らした。


 もう一回オリバーさんの中に出すと、オリバーさんはグッタリしてしまった。可愛い恋人の体を洗ってあげて、魔道具を蕾に差し込んでからお互いの体を拭いて浴室での愛の語らいをやめた。

「うっうう…こんなはずじゃ…」

「可愛い」

「お前、性欲が有り余り過ぎてる!」

「オリバーさんが愛おしいと思うと、反応しちゃうんだよね。そんなに可愛いことをいうと、ほら」

 オリバーさんを支えながらお互い裸でベッドに移動して、オリバーさんを寝かせるとまた硬くなった僕のモノをオリバーさんに見せた。

「きゅ、休憩!からの交代!」

「はいはい。しょうがないなぁ。腰痛いの治した方がいいよ?僕、治癒魔法あまり使えないから治してあげられない」

 悔しそうな顔のオリバーさんの右隣に寝転がって右腕を掴んで腕枕をしてもらうと、僕は寝ようと目を瞑った。オリバーさんはぶつぶつ言いながら体に治癒魔法をかけてから僕を抱きしめた。

「起きたら夕飯だ。肉と酒をしこたま頼んでやる」

「やけ食いとやけ酒は体に良くないよ」

「…体力つけないとお前を抱けない」

「それは楽しみにしてる」

 目を瞑ったままふふっと笑うとオリバーさんは僕の頭をペチンっと軽く叩いた。

「抱き潰してやるならな」

「ふぁぁ。たのしみだねぇ。あ、赤の4だって。寝ようよ…疲れちゃった」

 ウトウトしながらサイドテーブルにある時刻を見ると薄い赤の3から赤の4に切り替わった時だった。僕は欠伸をしてオリバーさんの左腕を自分の胸元に引き寄せると口元に引き寄せて手の甲に口付けた。

「尊敬と敬愛か…悪くない」

「なーにー?」

「いやなんでもない」

 ウトウトしながら返答をするとオリバーさんは僕の頭の上に口づけを落として頬を擦り寄せた。

「愛してる」

「あ…い…し…てる…」

 心地よい体温に包まれ、安心しきった僕は愛を伝えてすぐに意識を手放した。

「ずっと一緒だ。ずっとそばにいる。死ぬまで離さない。いや、死んでも離さない。逃げ出そうとしたら閉じ込めてやるからな」

 オリバーさんの言葉はスヤスヤと眠った僕の耳には届かなかった。
 
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