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私のHPは残りわずか
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次の日。私のスマホは朝からピロピロと電話の着信を鳴らした。
「ふぁい」
寝ぼけたまま電話に出ると、貴史からの電話だった。
『寝てた?』
「あ、はい」
私はゴシゴシと口元をパジャマの袖で拭いてから起き上がった。その間にも貴史は話しかけてきた。
『子供との面会なんだけど。そろそろどうかな』
「あ、ごめん。家のこと忙しくて後回しにしてたや。もう2ヶ月以上会ってないもんね。2人に聞いてみる。来月の第一土曜日は翼の運動会だから…早くてその次の週かな」
『そうか。もうそんな時期か。俺が運動会行きたいって言ったら香織…どう思う?』
「流石に私は嫌かな。夫婦としてじゃなく翼の親としてって理屈で通るかもだけど、やっと翼も落ち着いた頃だしまた混乱させたくない」
『そっか。そうだよな、すまん。あのマンションから引っ越して俺は実家に帰ったよ。3人が居なくなってガランとした部屋にいると辛くてさ。自分がしてしまった罪の重さが重くて…。ちょっと3人に甘えようとしてた。ごめん。面会は来年でいいよ』
「えっ」
『来年の1月。学校始まってからとかさ。俺、今会うとまたダメになりそうな気がする。3人に甘えて自分勝手になりそうで怖い』
「そう。貴史がそういうなら…それでもいいけど」
『久しぶりに香織の声が聞けてよかった。突然電話してごめんな。また何かあればメールで連絡して。じゃ』
「う、うん。バイバイ」
プツンっと音と共に通話が切れると、ツーツーツーっと音が聞こえた。貴史は少し元気がないような声だった。心配であるが、少しの情からくる気持ちだろう。
「正直貴史のこと忘れてたな」
スマホを耳から外してホーム画面に移動すると、メッセージが一件きていた。アプリを開いてみると、差出人はキョウからだった。
[運動会。美桜から来て欲しいって言われた。だからお昼ご飯一緒に食べよう。お弁当は俺も作って行くから分け合いっこしような]
「…分け合いっこか」
キョウへ了承の返事を送ってから私はもう一度ベッドに寝転がった。
離婚してから、貴史のことを考える日は本当になかった。忙しかったからだとは思う。でも私の中にあった貴史への愛が無くなったからなのかもしれない。
そのかわり、よく考えていたのは子供達3人の事とキョウの事だ。離れてる時間、特に仕事をしながら今何してるかなって考えるのはあの4人のことばかりだった。
「はぁぁぁ。気持ちが傾いてるってことかな。家族として?うーん」
考えてみてもまだわからない。ただ、私の体はキョウのことを考えると少し熱を持つのは確かだった。
日曜日は基本的に自由だ。仕事が休みで1日ゆっくりできる日だから、私ものんびりとしている。着替えて顔を洗ってと身支度を済ませると、朝食を作る。子供達を起こして皆んなでご飯を食べてからそれぞれ自由に活動していた。
今日もいつもと同じように朝を迎えてご飯を食べてから、皿洗いをしていると翔に声をかけられた。
「ママ」
「んー?」
「来週の土曜日って翼の運動会じゃん?」
「あ、そうだね。キョウも運動会来るらしいし、翔もくるでしょ?お弁当食べにさ」
「あ、まぁ…そうだね。食べたら帰るかもだけど。でさ」
「うん」
カチャカチャと音を立てて洗い物をしている私の後ろから翔は話しかけている。本題に入るのを少し躊躇ってるようにも聞こえる声に首を傾げながらも、翔が話すのを待った。
「…キョウおじさんとデートしてきなよ」
「は!?」
いきなりの発言にびっくりして手からお皿が落ちてガチャンっと音がなった。割れてないから慌てて確認すると、割れてはいない。泡を落として水切りラックに乗せてから、手を洗ってタオルで拭いてから後ろを振り返った。
「何言ってるの?」
「だからさ。デートしなよ」
「だから、なんで急に!?」
「月一でもいいから、2人で出かけなよ。いつも俺たち子供連れて買い物行ったりしてるけど、2人ではいられないじゃん。翼と美桜ちゃんのことは俺がみてるから、朝から夕方まで2人で出かけなよ」
「えっとだから、なんで急に……」
翔がなぜ急にそんなことを言い出しているのか理解に苦しみながら私が額に手を当てて返事を返すと、翔は少し私から目線を外した。
「俺、おじさんのこと嫌いじゃないよ。むしろ…好きだと思う。だからおじさんがママを狙ってるのもすぐに許せたし、俺が釘を刺したらママを困らせることも少なくなった。そんな姿を見てたら、本当にママが好きなんだなってよくわかったんだ」
翔はそう話すと、テーブルの椅子に座った。私はその向かい側に座って話を聞くことにした。
「ママは知ってるんでしょ?おじさんがママを好きってこと」
「……まぁ……」
「あんなにかっこいいのに、なんでママは好きにならないの?まだパパが好き?」
「いや、それは…」
「俺、パパのことはこの歳まで育ててくれたこともあって恨んではいないし感謝もしてる。でも、心にできた傷があるから、前みたいにパパ好きって気持ちはないんだ。面会も実は…あまりしたくない。翼が泣いて離婚を嫌がってた姿を見た時は心が苦しかった。楽しかった日々を思うと辛くて。でも段々とパパがしたことでそれが壊れたんだって理解したら、パパを許せなくなったんだ」
「そう…」
貴史の事をよく思っていないのはなんとなく気がついていた。改めて気持ちを話してもらうと複雑ではある。私は翔の話をじっくりと聞くことにした。
「前の生活ではママは家にいて家のこと1人でして、俺たちのことも殆ど1人で世話してた。パパは仕事が忙しいからって夜も遅いし、休日は趣味でいなかった。たまに出かけてかまってくれるけど、俺たちと遊ぶことなんてほとんどなかった。それが普通だと思ってたし、家のことはママがするのが当たり前だと思ってた」
「うん」
「でも、ママと翼と3人で暮らして、キョウおじさんや美桜ちゃんと関わって。前の暮らしに違和感を感じたんだ。男でも家事だって育児だってするんだってキョウおじさんを見て知ってしまったのと…家のことを子供が手伝うんだってのを美桜ちゃんの姿勢を見て気がついた。俺ってば、ママにすごく甘えてたんだなって。それに、パパも甘えてたんだなって。キョウおじさんは俺や翼とすごく関わってくれる。パパと違って仕事で疲れてるって言ってゴロゴロ寝てばかりじゃなくて、仕事をしてても時々気にかけて声をかけてくれるし、疲れてると思うけど遊びに誘えば一緒に遊んでくれるんだ。夏休みの間、日中はそんな感じで過ごしてた」
「そう」
「それでますますパパが嫌になった。自分のしたいことだけして、しまいにはママを傷つけて。家族を大事にしてくれてたとは思う。でも、結局甘えてるから浮気した。結果的に壊した。尊敬すらできないなって」
翔はそこまで話すと、ついているテレビに目線を向けた。しばらく話すのをやめたが、数分後にまた話し始めた。
「キョウおじさんは尊敬できるんだ。俺、キョウおじさんみたいになりたいって思ってる。家庭環境が複雑だったのは美桜ちゃんを見ればわかるよ?きっとキョウおじさんにも悪いところがあったんだとは思う。でも、パパの背中を追いかけるよりもキョウおじさんの背中を追いかけたい。そう思うと、ママと一緒になって欲しいなって期待しちゃうんだ」
「…だからデートしろって?」
「うん。自分勝手でごめん。ママの気持ち無視してるよね。でも5人で過ごす時間が楽しくてずっと続けばいいなって思ってるんだ。だからさ、少しだけおじさんのこと見てあげてよ。本当にママのこと好きなんだと思う。俺、おじさんとの再婚なら反対しないよ。翼はどう思うかわからないけどね」
「…再婚か。考えたことなかった」
「ママも幸せになって欲しい。多分、パパとの結婚生活も幸せだったとは思うけど…。パパよりおじさんとの方がお似合いだと思うよ」
「えー?」
「話はそれだけ。翼はまた寝たかな…。こんなに話してたらいつもなら『仲間外れ』って言って割り込んでくるのに静かだね。よーし、宿題でもしてくるかな」
翔は言いたいことを言ってスッキリしたのか自分の部屋へと戻っていった。昨日に続き、今日は実子からのストレート攻撃に私は頭を抱えた。
「ハァァァ。翔にまでも言われたら…本当に真剣に考えなきゃヤバイよね」
うーんうーんっと唸りつつ、テーブルに顔を突っ伏した。頬をテーブルにくっつけてテレビに目線を向けてボーッとした。
「再婚かぁ」
離婚してばかりで考えてなかった再婚の二文字。翼以外の人から火の玉ストレートをもらって、しかもそれが会心の一撃で私のHPは残りわずかだ。
「癒されたい」
ポツリと呟いた私の声に反応する人は誰も居なかった。
「ふぁい」
寝ぼけたまま電話に出ると、貴史からの電話だった。
『寝てた?』
「あ、はい」
私はゴシゴシと口元をパジャマの袖で拭いてから起き上がった。その間にも貴史は話しかけてきた。
『子供との面会なんだけど。そろそろどうかな』
「あ、ごめん。家のこと忙しくて後回しにしてたや。もう2ヶ月以上会ってないもんね。2人に聞いてみる。来月の第一土曜日は翼の運動会だから…早くてその次の週かな」
『そうか。もうそんな時期か。俺が運動会行きたいって言ったら香織…どう思う?』
「流石に私は嫌かな。夫婦としてじゃなく翼の親としてって理屈で通るかもだけど、やっと翼も落ち着いた頃だしまた混乱させたくない」
『そっか。そうだよな、すまん。あのマンションから引っ越して俺は実家に帰ったよ。3人が居なくなってガランとした部屋にいると辛くてさ。自分がしてしまった罪の重さが重くて…。ちょっと3人に甘えようとしてた。ごめん。面会は来年でいいよ』
「えっ」
『来年の1月。学校始まってからとかさ。俺、今会うとまたダメになりそうな気がする。3人に甘えて自分勝手になりそうで怖い』
「そう。貴史がそういうなら…それでもいいけど」
『久しぶりに香織の声が聞けてよかった。突然電話してごめんな。また何かあればメールで連絡して。じゃ』
「う、うん。バイバイ」
プツンっと音と共に通話が切れると、ツーツーツーっと音が聞こえた。貴史は少し元気がないような声だった。心配であるが、少しの情からくる気持ちだろう。
「正直貴史のこと忘れてたな」
スマホを耳から外してホーム画面に移動すると、メッセージが一件きていた。アプリを開いてみると、差出人はキョウからだった。
[運動会。美桜から来て欲しいって言われた。だからお昼ご飯一緒に食べよう。お弁当は俺も作って行くから分け合いっこしような]
「…分け合いっこか」
キョウへ了承の返事を送ってから私はもう一度ベッドに寝転がった。
離婚してから、貴史のことを考える日は本当になかった。忙しかったからだとは思う。でも私の中にあった貴史への愛が無くなったからなのかもしれない。
そのかわり、よく考えていたのは子供達3人の事とキョウの事だ。離れてる時間、特に仕事をしながら今何してるかなって考えるのはあの4人のことばかりだった。
「はぁぁぁ。気持ちが傾いてるってことかな。家族として?うーん」
考えてみてもまだわからない。ただ、私の体はキョウのことを考えると少し熱を持つのは確かだった。
日曜日は基本的に自由だ。仕事が休みで1日ゆっくりできる日だから、私ものんびりとしている。着替えて顔を洗ってと身支度を済ませると、朝食を作る。子供達を起こして皆んなでご飯を食べてからそれぞれ自由に活動していた。
今日もいつもと同じように朝を迎えてご飯を食べてから、皿洗いをしていると翔に声をかけられた。
「ママ」
「んー?」
「来週の土曜日って翼の運動会じゃん?」
「あ、そうだね。キョウも運動会来るらしいし、翔もくるでしょ?お弁当食べにさ」
「あ、まぁ…そうだね。食べたら帰るかもだけど。でさ」
「うん」
カチャカチャと音を立てて洗い物をしている私の後ろから翔は話しかけている。本題に入るのを少し躊躇ってるようにも聞こえる声に首を傾げながらも、翔が話すのを待った。
「…キョウおじさんとデートしてきなよ」
「は!?」
いきなりの発言にびっくりして手からお皿が落ちてガチャンっと音がなった。割れてないから慌てて確認すると、割れてはいない。泡を落として水切りラックに乗せてから、手を洗ってタオルで拭いてから後ろを振り返った。
「何言ってるの?」
「だからさ。デートしなよ」
「だから、なんで急に!?」
「月一でもいいから、2人で出かけなよ。いつも俺たち子供連れて買い物行ったりしてるけど、2人ではいられないじゃん。翼と美桜ちゃんのことは俺がみてるから、朝から夕方まで2人で出かけなよ」
「えっとだから、なんで急に……」
翔がなぜ急にそんなことを言い出しているのか理解に苦しみながら私が額に手を当てて返事を返すと、翔は少し私から目線を外した。
「俺、おじさんのこと嫌いじゃないよ。むしろ…好きだと思う。だからおじさんがママを狙ってるのもすぐに許せたし、俺が釘を刺したらママを困らせることも少なくなった。そんな姿を見てたら、本当にママが好きなんだなってよくわかったんだ」
翔はそう話すと、テーブルの椅子に座った。私はその向かい側に座って話を聞くことにした。
「ママは知ってるんでしょ?おじさんがママを好きってこと」
「……まぁ……」
「あんなにかっこいいのに、なんでママは好きにならないの?まだパパが好き?」
「いや、それは…」
「俺、パパのことはこの歳まで育ててくれたこともあって恨んではいないし感謝もしてる。でも、心にできた傷があるから、前みたいにパパ好きって気持ちはないんだ。面会も実は…あまりしたくない。翼が泣いて離婚を嫌がってた姿を見た時は心が苦しかった。楽しかった日々を思うと辛くて。でも段々とパパがしたことでそれが壊れたんだって理解したら、パパを許せなくなったんだ」
「そう…」
貴史の事をよく思っていないのはなんとなく気がついていた。改めて気持ちを話してもらうと複雑ではある。私は翔の話をじっくりと聞くことにした。
「前の生活ではママは家にいて家のこと1人でして、俺たちのことも殆ど1人で世話してた。パパは仕事が忙しいからって夜も遅いし、休日は趣味でいなかった。たまに出かけてかまってくれるけど、俺たちと遊ぶことなんてほとんどなかった。それが普通だと思ってたし、家のことはママがするのが当たり前だと思ってた」
「うん」
「でも、ママと翼と3人で暮らして、キョウおじさんや美桜ちゃんと関わって。前の暮らしに違和感を感じたんだ。男でも家事だって育児だってするんだってキョウおじさんを見て知ってしまったのと…家のことを子供が手伝うんだってのを美桜ちゃんの姿勢を見て気がついた。俺ってば、ママにすごく甘えてたんだなって。それに、パパも甘えてたんだなって。キョウおじさんは俺や翼とすごく関わってくれる。パパと違って仕事で疲れてるって言ってゴロゴロ寝てばかりじゃなくて、仕事をしてても時々気にかけて声をかけてくれるし、疲れてると思うけど遊びに誘えば一緒に遊んでくれるんだ。夏休みの間、日中はそんな感じで過ごしてた」
「そう」
「それでますますパパが嫌になった。自分のしたいことだけして、しまいにはママを傷つけて。家族を大事にしてくれてたとは思う。でも、結局甘えてるから浮気した。結果的に壊した。尊敬すらできないなって」
翔はそこまで話すと、ついているテレビに目線を向けた。しばらく話すのをやめたが、数分後にまた話し始めた。
「キョウおじさんは尊敬できるんだ。俺、キョウおじさんみたいになりたいって思ってる。家庭環境が複雑だったのは美桜ちゃんを見ればわかるよ?きっとキョウおじさんにも悪いところがあったんだとは思う。でも、パパの背中を追いかけるよりもキョウおじさんの背中を追いかけたい。そう思うと、ママと一緒になって欲しいなって期待しちゃうんだ」
「…だからデートしろって?」
「うん。自分勝手でごめん。ママの気持ち無視してるよね。でも5人で過ごす時間が楽しくてずっと続けばいいなって思ってるんだ。だからさ、少しだけおじさんのこと見てあげてよ。本当にママのこと好きなんだと思う。俺、おじさんとの再婚なら反対しないよ。翼はどう思うかわからないけどね」
「…再婚か。考えたことなかった」
「ママも幸せになって欲しい。多分、パパとの結婚生活も幸せだったとは思うけど…。パパよりおじさんとの方がお似合いだと思うよ」
「えー?」
「話はそれだけ。翼はまた寝たかな…。こんなに話してたらいつもなら『仲間外れ』って言って割り込んでくるのに静かだね。よーし、宿題でもしてくるかな」
翔は言いたいことを言ってスッキリしたのか自分の部屋へと戻っていった。昨日に続き、今日は実子からのストレート攻撃に私は頭を抱えた。
「ハァァァ。翔にまでも言われたら…本当に真剣に考えなきゃヤバイよね」
うーんうーんっと唸りつつ、テーブルに顔を突っ伏した。頬をテーブルにくっつけてテレビに目線を向けてボーッとした。
「再婚かぁ」
離婚してばかりで考えてなかった再婚の二文字。翼以外の人から火の玉ストレートをもらって、しかもそれが会心の一撃で私のHPは残りわずかだ。
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