誰にも言えない初恋

山本未来

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ただ君を愛している、、加奈子の想い

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土曜日、私は近所のレンタル店に

行く事にした

気分転換したかったのと

少し時間があったから、、

沢山並ぶ映画のDVD、最新のものから

アカデミー賞を獲った昔の作品など

迷う程沢山揃っている

私はいつも見たいものは決めず

その時にふと目に止まった作品

全く聞いた事ない作品でも

何故かとても気になったものを

選ぶ事にしている

いつも感じるんだけど

本やテレビなどで、悩んでいる時や

何か答えが欲しい時などに

自分が進むべき答えを与えてくれたり

何かのヒントだったり、自分が変えないと

いけないような短所に気がつけたりする

事が多々ある

言葉や、映画や、雑誌などの中には

沢山の気づきが書かれている事が

多くて、、

そして人との出会いも偶然ではなく

意味があって出会っていて

どんなに大嫌いな人との出会いでも

その出会いで学ぶ事は沢山ある

その事に気がつくのはずっとずっと

先になる事がほとんどだけど

たけど私はそう言う経験をしてきた

から常にその人と出会った意味を

よく考える

店内をあちこち見て私はある2つの

映画のＤＶＤがとても気になったので

それを借り、家に帰った

まず始めに見た作品は日本の昭和の

有名作家が書いた作品を今大人気の

俳優と女優が演じていて少し前に

話題になった作品

お金持ちのお嬢様と幼馴染の平凡な青年

2人は想いあっているけど貧富の差で

結婚は許されない

でもこっそり愛し合う、、

でも女性は親が決めた人と結婚する事に、、

2人は駆け落ちも考えるけれど

青年は彼女の幸せを願い別れを決意する、、

彼女が結婚相手の元に行く日

どうしても会いたくて駅に向かい

汽車に乗る彼女を見つける

そして子供の時に百人一首のカルタの絵札と

恋札をそれぞれにずっと持って

いようと約束してお互いにずっと

大切に持っていた絵札の方を青年は

彼女に渡す

その時、彼女は彼に

『生まれ変わっても

必ずあなたを見つける』

と言い永遠の別れになる、、

その恋歌は「たとえ川が二つにわかれても

いつか一つに交わる」と言う内容のカルタだった

そして彼女は永遠にこの二枚が揃った

カルタを大切に一生彼を想いつづける

と言う永遠の愛がテーマの映画だった

私はこの映画を見て

こんなに愛し合っているなら全て捨てて

2人で一生いた方がいいんじゃないかと

感じた、、

でももし手に入れたとしても

いつか愛は冷める、、

結婚してその人を手に入れた時点で

永遠の愛は消える気がした、、

手に入れる事が出来ないから

苦しいし、逢いたくても逢えないから

想いが募る、、

それがもしかしたら永遠の愛なのかと

思った、、

たとえ離れていてもお互いに

ずっと想いあっていたり、幸せを願ったり

それも永遠の愛だと思った、、

最後の場面で青年が東京にもどり

あの別れの日から以前より彼女が

そばにいてくれている気がした

と言う言葉が心につき刺さった

愛し合っている2人は

例え離れていても

永遠に心は繋がっているんだ、、

そう感じた

もう一本のＤＶＤは

主人公の女の子はカメラ好きで

素敵な写真を撮るのが好きで

いつもカメラを首にぶら下げて持っている

少し内気な子

彼女は精神が大人になると死んでしまう

病気を持っていた、、

そして大学生になりある男の子に恋をする

その男の子は彼女を子供扱いして

女性として扱ってくれない、だけど好きだから

自分の誕生日に無理にお願いしてキス

をしてそのキスをしている写真を撮りたいと

言う、、

とても綺麗な海が見える高台に連れて行き

初めてキスをする

その後、彼は彼女に対する恋心に

気がつくけど彼女は突然消えていた

キスをして大人になった自分の命は

あとわずかだと悟り彼女はアメリカに行く

その後、彼は彼女が撮った写真が

アメリカで彼女の個展として

開催される事を知り

同時に彼女が亡くなった

事を知らされる

沢山のとても素敵な写真を

見ていく中

個展の一番最後の通路に

見覚えがある光景の写真が、、

それは等身大の自分と彼女が

海の側の高台でキスした時に撮った

写真だった、、

「一生一度の恋、一生一度のキス」

とその写真には書いてあった、、、

自分自身が嫌いだった彼女は

彼に恋する事ができたから

だから、、

自分に産まれて良かったって彼に言う

この作品で両想いだけが恋じゃない、、

片思の恋も

恋として成り立っている

と言う所に同感した

私はこの2本のDVDを見て

どんなに間違っている恋だとしても

翔くんの事想い続けようと思った、、

翔くんを必死で忘れようと

声を出して大声で泣いた事、、

どんなに忘れようとしても

忘れられなかった事、、

そしてどんなに切なくて苦しい夜も

翔くんが側にいてくれている気がして

優しい気持ちになれた事、、

翔くんがいてくれれば何もいらない

翔くんさえいてくれればって心の底から

思えた事、、

翔くんがいてくれれば強くなれる

と思った事、、

そして翔くんの笑顔見れるだけで

たまらない気持ちになった事

そんな沢山の想いに気づかせてくれた

翔くんの事一生忘れない、、

そう思った

そして私に産まれて良かったと

心から思えた

翔くんと言う愛しい人に出会えたから、、、

心から愛しい、、

心から愛し合いたいと思った人に

出会えたから、、

だから片思いでもずっと想い続けると

心から思った、、、

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