上 下
34 / 39

ライブの前日熱を出す

しおりを挟む
ライブの前日

なんと私は38度5分の熱が

朝から出た

『あれだけ注意していたのに、、

本当に最悪、、

最近忙しかったから熱出たのかな?』

私は解熱剤を飲み大人しく寝る事にした

薬が効いたのか

夕方前には熱は一気に下がって

体も楽になってきた

ほっとしたものの一応

薬は飲んでおいた


『多分、明日はライブは夕方からだから

なんとか行けると思うけど

とりあえず、田中君には言っておこう』

私は田中君に熱があった事

下がったけど、ぶり返したら

ライブに行けないかも知れない事

などをラインで伝えた

ラインの返信はすぐに来て

「まだ一日あるから大丈夫!

ゆっくり寝て、明日は万全な

体調で来る事」

と書いてあった

『確かに、まだ一日あるし

なんとか大丈夫だろう』

私は田中君のラインに元気をもらい

薬を飲んでぐっすり寝た

翌朝は、熱は平熱に戻り

思ってた以上の早い回復に驚いた

『いつもは熱出るとなかなか治らなくて

しんどさが続くのに今回は不思議だな~

めちゃくちゃ早い回復

この調子だと大丈夫だな』

私は、ライブに着て行く洋服を選び

持って行く荷物をまとめた

「熱下がったか?」

田中君から心配のラインが届いた

「大丈夫、なんとか行けそう!

もし、途中で倒れたら

おんぶして連れて行ってね~」

私が冗談を言うと

「そんな事言うぐらいだから

もう治ったな!」

田中君は安心したようだった


時間はあっという間に経ち

私は、待ち合わせ場所に

時間通り到着した

陽子ちゃんも既に到着していて

その後、田中君がやって来た

田中君は私達を見つけると

右手をあげて

「じゃあ行くか~」

そう言うとスタスタと足早に

歩きだした

いつもはスーツ姿が多い田中君だけど

今日は普段着でいつもより

カッコよく見えた

「田中君歩くの早いから

ついて行くの大変だよね~

全然後ろ振り向きもしないし」

陽子ちゃんが少し怒りながら

言った

『確かに、、

昨日私、熱あったのに

全くその事も忘れている感じ、、

意外と冷たいな~』

私は心の中でそう思った


早足だった為

私達はほとんど走りながら

ついて行ってる感じで

あっという間にライブ会場に到着した

辺りは凄い沢山のBXファンが集まっていた

「俺、グッズ見てくるわ~」

田中君はそう言うとグッズ売り場に

向かって行った

「こんなに並んでいるのに

グッズ買えるのかな?

帰りの方が空いているのにね」

私が陽子ちゃんに言うと

「それにしても、物凄い人だね

私、こんなに凄いライブ来るの初めてだわ

他のしみだわ~」

と嬉しそうに言った

「きっとライブ始まったら

もっとビックリするよ~

私もめちゃくちゃ楽しみに

なって来たわ~」

私達はわくわくしながら

たまたま空いていたベンチに座り

BXについて話しながら田中君を

待っていた

田中君は無事にグッズ買えるのか

それとも時間切れで買えないのか

私はそんな事を考えながら

ライブ開始時間を心待ちにしていた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

余命1年の侯爵夫人

悠木矢彩
恋愛
余命を宣告されたその日に、主人に離婚を言い渡されました

最近様子のおかしい夫と女の密会現場をおさえてやった

家紋武範
恋愛
 最近夫の行動が怪しく見える。ひょっとしたら浮気ではないかと、出掛ける後をつけてみると、そこには女がいた──。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

[完]僕の前から、君が消えた

小葉石
恋愛
『あなたの残りの時間、全てください』 余命宣告を受けた僕に殊勝にもそんな事を言っていた彼女が突然消えた…それは事故で一瞬で終わってしまったと後から聞いた。 残りの人生彼女とはどう向き合おうかと、悩みに悩んでいた僕にとっては彼女が消えた事実さえ上手く処理出来ないでいる。  そんな彼女が、僕を迎えにくるなんて…… *ホラーではありません。現代が舞台ですが、ファンタジー色強めだと思います。

ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました

宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。 ーーそれではお幸せに。 以前書いていたお話です。 投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと… 十話完結で既に書き終えてます。

妊娠したのね・・・子供を身篭った私だけど複雑な気持ちに包まれる理由は愛する夫に女の影が見えるから

白崎アイド
大衆娯楽
急に吐き気に包まれた私。 まさかと思い、薬局で妊娠検査薬を買ってきて、自宅のトイレで検査したところ、妊娠していることがわかった。 でも、どこか心から喜べない私・・・ああ、どうしましょう。

処理中です...