余命3ヶ月、、たけどあなたに出逢ってしまった

山本未来

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日本酒の飲み比べ

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「お待たせしました」

お土産を見ていた私達にお店の人は

呼びかけた

「用意出来たみたいだから

みんな行くぞ!」

田中君は私達にそう言うと

お店の中に入って行き

私達は、その後について行った

とても上品な雰囲気の店内だ

私達は席に着くと

田中君は有無も言わせない感じで

メニュー表を見て素早く注文した

「田中君、一人でメニュー決めてる!」

私がそう言うと

「お前らの注文待ってたら

時間かかるからな!

こう言うのはさっさと決めないとな!」

田中君はそう言ってメニュー表を

元の位置に戻した

暫くすると6種類の日本酒の

飲み比べができるグラスが

運ばれて来た

「わあ~素敵な入れ物に入ってるね

これで日本酒の飲み比べ出来るんだ~」

明日香ちゃんは6個並んだグラスを

見つめながら言った

「じゃあ、女子から飲み比べしてみたら?」

田中君がそう言って

グラスを私達の方に寄せてくれた

私達は順番に少しづつ日本酒を飲んだ

「あとでどの日本酒が美味しかったか

みんなで指指そうか?」

田中君がそう言うとみんな真剣に

味を確かめ出した

私達が飲み終わると

男子達が順番に飲み、飲み終わると

みんなで美味しかったか日本酒を

一斉に指指した

「お~!

この3つに絞られたな~」

前川君が言った

私は何故か田中君と同じ日本酒を

選んでいた

「俺と中川一緒だな~!

やっぱり気が合うよな~」

田中君は嬉しそうに言った

「本当だね!気が合うね!」

私達は微笑みあった

その後、お刺身の盛り合わせ、サラダ

サーモンのカルパッチョ、だし巻き卵

などほぼ田中君の好きな物が

運ばれて来た

「料理も日本酒も美味しいよな~

さすが酒蔵だけあるな!」

中野君がそう言った

「まだ日本酒あるし順番に

また飲もう!」

田中君はそういいながら

一番に飲み順番に回し飲みした

「誰も拒否しないけど

俺ら普通に回し飲みしてるよな!」

前川君がそう言うと

「そんなのはみんな気にしないよな!」

田中君が笑いながら言った

私達は飲んだり食べたり話したり

笑ったりで大盛り上がりだった

「じゃあそろそろ酒蔵の見学に

行こか!」

田中君がそう言うと

みんな立ち上がり酒蔵の見学の

方向に向かった

そして見学の前に私と田中君と

中野君以外はみんなお手洗いに

行ったので3人で話していると

「中川!

さっきはよくも俺をいじめたな!

お仕置きしてやる!」

田中君はそう言うと私の首に

手を挟んでで軽く振り出した

「何するのよ!」

私は逃げ回ったけど田中君は

腕を掴んで引っ張ったり

くっついて来たり離れようとしない

まるで小学生が好きな子に

ちょっかいかけているようだ

「中野君!!

助けて~」

田中君があまりにしつこいので

中野君に助けを求めると

「田中!

ちょっと落ち着けよ

中川さん困ってるだろう」

っといいながら真面目に

助けてくれた


田中君はそれでも私にちょっかいばかり

かけて来る

「もう!田中君小学生みたいだよ!」

私は笑いながらそう言った

そんな私達の姿を見てみんなは

爆笑していた

私と田中君はずっと側にいた

そしてみんなで酒蔵の見学をしながら

出口を出ると

「はい!

これお土産屋さんに売ってたから

女子だけにあげる」

と言ってお酒の味のキャンディーの

セットをくれた

『田中君、気がきくな~

いつの間にか買ってたんだ~』

私はそのキャンディーを見つめて

そう思った

『田中君といると楽しい~

めちゃくちゃストレートに

態度に出すから面白いし、、

さっきも私にずっとくっついて来て

なんかわくわくしたな~』

ふと見ると先頭に立って

足早に次に行く予定の場所に

向かって歩いている

田中君が見えた

『本当に歩くの早いわ~

それに全く振り向かないし』

私はそんなマイペースな田中君の

後ろ姿を見つめながら

心の中がキュンって音を立てたような気がした

真っ青な青空が空いっぱいに

広がっていた
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