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来年はもう花火見れないかも、、
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パーンと言う爆音と共に
打ち上がった花火
テレビで見る花火とは
全く違う体中に感じる爆音
花火は目の前に大きく広がり
消えては、また爆音と共に
広がった
周りの人達はみんなわぁ~
と叫びながら花火を見つめている
「めちゃくちゃ綺麗だね~
こんなにいい場所で
こんなに綺麗な花火見れて
最高だね!」
私が旦那に言うと
「やっぱり実際に見ると感動するな!」
じっとしている事が苦手な旦那は
ウロウロしながらも花火を見ながら
感動しているようだった
スマイルの花火
薔薇の形の花火など
打ち上げ数は少ないものの
一つ一つが凝っていて
その精密な形に感動した
クライマックスは何発も連発で
凄い勢いで打ち上がった
『本当に綺麗で感動するな~
それに凄い迫力!
来て良かった!
来年はもう花火見れないかもしれない、、
この世にいないかもしれない、、
だから今日見た花火は忘れない、、』
私はそう思いながら
クライマックスの連打の花火を
見つめた、、
『何で癌になんて
なってしまったんだろう、、
私何も悪い事していないのに、、
私が癌だと知ったら旦那は
きっと悲しむだろうな、、』
私は胸がいっぱいになり
涙が頬をつたった
横にいる旦那は花火を見つめている
沢山の優しさをくれた人
悲しい時も嬉しい時もいつも側で
励ましてくれたり喜んでくれた人
そんな大切な人ともう笑ったり
励ましてもらえなくなると思うと
胸が詰まった
「クライマックスの花火は
やっぱり迫力あったな!」
旦那は笑顔で私を見つめた
「うん!
本当に綺麗で感動したわ~
連れて来てくれてありがとう!」
花火が終わると
私達は大急ぎで駐車場に向かい
車に乗込んだ
出口を出るのに10分程で出る事ができ
道も全く混んでなかった
「めちゃくちゃスムーズに帰れたな~」
旦那はビックリしているようだった
「こんなにスムーズに帰れる
花火大会初めてだね
いつも帰れるだけでクタクタに
なるのにね」
私もこんなにスムーズに帰れると
思わなかったから驚いた
家にも思っていたより早く到着した
家に着いて一息ついていると
ラインの着信音が鳴った
見てみると田中君からだった
「花火綺麗だったか?」
「うん!綺麗に見えたよ~
花火の動画送るわ~」
私はそう言うとさっき写した
動画の薔薇の花火を送った
「珍しい形の花火だな!」
「薔薇の花火だよ~
綺麗でしょう?」
「旦那に感謝しないとな!」
「そうだね~
来年は一緒に行けるといいね!」
私は多分来年は無理だろう
と思いながらも返信した
「そうだな!
来年だな!」
私はそのラインを見ながら
胸が締め付けられた
『せっかく田中君と再会して
仲良くなって
花火に行く約束出来るほど
仲良くなったのに、、
私はいつ死ぬか分からない、、
せっかく田中君と会えたのに、、
もっと、もっと早く再会したかった、、』
私はラインの画面を見ながら
田中君の事を想った
今、九州と言う遠い街にいる田中君
だけど心は繋がっているようで
すぐ側にいるような気持ちになった
『やっぱり田中君の事
好きだな~、、』
私は心の中でそう呟いた
さっき見た花火の動画を見つめながら
田中君の笑顔が何度も浮かんだ、、
打ち上がった花火
テレビで見る花火とは
全く違う体中に感じる爆音
花火は目の前に大きく広がり
消えては、また爆音と共に
広がった
周りの人達はみんなわぁ~
と叫びながら花火を見つめている
「めちゃくちゃ綺麗だね~
こんなにいい場所で
こんなに綺麗な花火見れて
最高だね!」
私が旦那に言うと
「やっぱり実際に見ると感動するな!」
じっとしている事が苦手な旦那は
ウロウロしながらも花火を見ながら
感動しているようだった
スマイルの花火
薔薇の形の花火など
打ち上げ数は少ないものの
一つ一つが凝っていて
その精密な形に感動した
クライマックスは何発も連発で
凄い勢いで打ち上がった
『本当に綺麗で感動するな~
それに凄い迫力!
来て良かった!
来年はもう花火見れないかもしれない、、
この世にいないかもしれない、、
だから今日見た花火は忘れない、、』
私はそう思いながら
クライマックスの連打の花火を
見つめた、、
『何で癌になんて
なってしまったんだろう、、
私何も悪い事していないのに、、
私が癌だと知ったら旦那は
きっと悲しむだろうな、、』
私は胸がいっぱいになり
涙が頬をつたった
横にいる旦那は花火を見つめている
沢山の優しさをくれた人
悲しい時も嬉しい時もいつも側で
励ましてくれたり喜んでくれた人
そんな大切な人ともう笑ったり
励ましてもらえなくなると思うと
胸が詰まった
「クライマックスの花火は
やっぱり迫力あったな!」
旦那は笑顔で私を見つめた
「うん!
本当に綺麗で感動したわ~
連れて来てくれてありがとう!」
花火が終わると
私達は大急ぎで駐車場に向かい
車に乗込んだ
出口を出るのに10分程で出る事ができ
道も全く混んでなかった
「めちゃくちゃスムーズに帰れたな~」
旦那はビックリしているようだった
「こんなにスムーズに帰れる
花火大会初めてだね
いつも帰れるだけでクタクタに
なるのにね」
私もこんなにスムーズに帰れると
思わなかったから驚いた
家にも思っていたより早く到着した
家に着いて一息ついていると
ラインの着信音が鳴った
見てみると田中君からだった
「花火綺麗だったか?」
「うん!綺麗に見えたよ~
花火の動画送るわ~」
私はそう言うとさっき写した
動画の薔薇の花火を送った
「珍しい形の花火だな!」
「薔薇の花火だよ~
綺麗でしょう?」
「旦那に感謝しないとな!」
「そうだね~
来年は一緒に行けるといいね!」
私は多分来年は無理だろう
と思いながらも返信した
「そうだな!
来年だな!」
私はそのラインを見ながら
胸が締め付けられた
『せっかく田中君と再会して
仲良くなって
花火に行く約束出来るほど
仲良くなったのに、、
私はいつ死ぬか分からない、、
せっかく田中君と会えたのに、、
もっと、もっと早く再会したかった、、』
私はラインの画面を見ながら
田中君の事を想った
今、九州と言う遠い街にいる田中君
だけど心は繋がっているようで
すぐ側にいるような気持ちになった
『やっぱり田中君の事
好きだな~、、』
私は心の中でそう呟いた
さっき見た花火の動画を見つめながら
田中君の笑顔が何度も浮かんだ、、
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