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初めて手を繋ぐ
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グループラインで飲み会の集まりの
連絡があり男子3人、女子3人で
集まる事になった
私は陽子ちゃんと明日香ちゃんと
待ち合わせて居酒屋に向かった
既に男子達は集まっていた
「お!久しぶり!」
前川君は元気にそう言った
私達は空いている席にそれぞれ座り
私は佐藤君の隣になった
何故かいつも隣は佐藤君になる
佐藤君は気遣いが凄いから
隣になるとホッとする
「中川!
お前、田中と花火行くんだってな!」
前川君がからかうように
突然言って来た
私は田中君と花火に行く事を
誰にも言ってなかったから驚いて
唖然としていた
「そうなの?!
知らないよ、、」
私は何て言ったらいいか分からず
しらをきった
「え!
京子ちゃん田中君と花火見に行くの?」
陽子ちゃんが驚いた顔でそう言った
私は田中君をチラッと見た
少し困った顔をしている
「そう言えばBXのライブも私誘われたけど
既に京子ちゃんは行く事決まっていたし
本当は2人で行きたかったんじゃないよね?」
陽子ちゃんは前川君を見ながら
そう言った
「そんな事ないよ~
きっと陽子ちゃんとも行きたかったから
誘ったんだよ!」
私がそう言うと
「そうかな?!
私が行ったら邪魔じゃないの?」
陽子ちゃんは少し拗ねた感じで言った
「そんな事ないよ!
始めから陽子ちゃんも誘うつもり
だったから誘ったんだよ、、
だから一緒にライブ行こうね!」
私は前川君に花火の事話した
田中君を少し睨んだ
『何でよりによって前川君に
花火に行く話ししたんだろう?
おしゃべりな前川君に話したら
みんなに言うに決まってるのに、、
まさか話すとは思わなかった、、
本当に何も考えてないな~』
私は心の中でそう思った
「中川さ~
田中の事好きなんだろ?」
酔っ払った前川君は大きな声で
そう言った
「好きな訳ないよ!
私田中君みたいに女友達多い人
好きになったりしないし!
私は一途な人が好きなんだからね!」
私も少し酔いが回り大きな声で前川君と
言い合いになった
「へぇ~そうなんだ~
そうなんだって!
田中!
残念だったな!」
前川君は黙って聞いている田中君に
そう言った
「うるさい!
前川、もうしゃべるな!」
田中君は前川君の頭を持って
振りながら冗談ぽくそう言った
「でもさ~普通花火大会なんて
なんとも思わないやつと行く約束するか?」
佐藤君がお鍋を突きながらそう言った
「偶然だよ!
なんとなくだよ!
特に意味なんかないんだから、、」
私がそう言うと
「なんとなくか!」
田中君が機嫌悪くそう言った
「まあまあ、、
田中!落ち着け、、」
前川君はそう言うと話しを変えた
『田中君が前川君に話したから話しが
大きくなっちゃったよ~
本当はなんとなくとかじゃないけど
みんなの前で本音言えないし、、
田中君怒っちゃったかな?
でももとはと言えば田中君が前川君に
話したから悪いんだからね、、』
私はそう思いながら
レモン酎ハイを飲んだ
その後、私達の話は出る事なく
普通に世間話をして盛り上がった
「じゃあそろそろ
お開きにしようか?」
田中君はそう言って立ち上がり
会計に行った
『え~、、
もう11時だ~
時間経つの早いな~』
私は少しよろける体で立ち上がり
居酒屋の出口を出た
みんなで話しながら駅に向かった
乗り換えで電車を降りると
田中君が私を呼び止めた
「BXのDVD持って来たぞ!」
田中君は鞄からDVDを取り出すと
私に渡してくれた
「あっ!
持って来てくれたんだ~
ありがとう!」
私は受け取り自分のバッグに入れた
暫くすると
「あのさ、、
花火大会行くからな!」
田中君は私を見つめてそう言った
「あっ、、
うん!
行こうね!」
私は田中君のストレートな言葉に
嬉しくなって頷き田中君を見つめた
そして私達に全く気がつかないで
どんどん先に歩いているみんなを追いかけた
ふと気がつくと私と田中君は
いつの間にか手を繋いでいた
それはどちらから手を繋いだかも
分からない程自然な感じで
当たり前な感じで、、
そしてとても幸せな気持ちで、、
「お前ら~
何で手繋いでるんだよ!」
前川君が手を繋いでいる私達に気がつき
ニヤケた顔でそう言った
田中君は嬉しそうに私の手を握り締めて
手を前後に大きく振った
「もう、お前ら付き合え!
俺が許す!」
前川君がそう言うと明日香ちゃんの顔が
少し歪んだ感じがした
だけどみんな笑っていた
私は田中君をちらっと見つめた
なぜだかとても嬉しそうに笑っている
『付き合えるんだったら付き合いたい!
だけど私達は結婚してるから
付き合えない、、』
私はそう思いながらも
田中君と初めて手を繋げた
幸せな気持ちと
久々にときめく不思議な感覚に
年甲斐もなく学生時代に
戻ったような
少女に戻ったような純粋な
気持ちになっていた
『好きな人と手を繋ぐと
こんなに安らぐような
物凄い幸せ手に入れたような
そんな気持ちになるんだ~
こんな気持ち久しぶりだな~
こんな気持ちになったの何年振りだろう』
私は物凄く幸せな感情が
湧いてくるのを感じ取った
そしてお互いに手を離すのが嫌で
ずっとずっと手を繋いだままでいた、、
ずっとずっと離さないでいた、、
お互いの気持ちが通じ合ったように
いつまでもいつまでも繋いでいた
連絡があり男子3人、女子3人で
集まる事になった
私は陽子ちゃんと明日香ちゃんと
待ち合わせて居酒屋に向かった
既に男子達は集まっていた
「お!久しぶり!」
前川君は元気にそう言った
私達は空いている席にそれぞれ座り
私は佐藤君の隣になった
何故かいつも隣は佐藤君になる
佐藤君は気遣いが凄いから
隣になるとホッとする
「中川!
お前、田中と花火行くんだってな!」
前川君がからかうように
突然言って来た
私は田中君と花火に行く事を
誰にも言ってなかったから驚いて
唖然としていた
「そうなの?!
知らないよ、、」
私は何て言ったらいいか分からず
しらをきった
「え!
京子ちゃん田中君と花火見に行くの?」
陽子ちゃんが驚いた顔でそう言った
私は田中君をチラッと見た
少し困った顔をしている
「そう言えばBXのライブも私誘われたけど
既に京子ちゃんは行く事決まっていたし
本当は2人で行きたかったんじゃないよね?」
陽子ちゃんは前川君を見ながら
そう言った
「そんな事ないよ~
きっと陽子ちゃんとも行きたかったから
誘ったんだよ!」
私がそう言うと
「そうかな?!
私が行ったら邪魔じゃないの?」
陽子ちゃんは少し拗ねた感じで言った
「そんな事ないよ!
始めから陽子ちゃんも誘うつもり
だったから誘ったんだよ、、
だから一緒にライブ行こうね!」
私は前川君に花火の事話した
田中君を少し睨んだ
『何でよりによって前川君に
花火に行く話ししたんだろう?
おしゃべりな前川君に話したら
みんなに言うに決まってるのに、、
まさか話すとは思わなかった、、
本当に何も考えてないな~』
私は心の中でそう思った
「中川さ~
田中の事好きなんだろ?」
酔っ払った前川君は大きな声で
そう言った
「好きな訳ないよ!
私田中君みたいに女友達多い人
好きになったりしないし!
私は一途な人が好きなんだからね!」
私も少し酔いが回り大きな声で前川君と
言い合いになった
「へぇ~そうなんだ~
そうなんだって!
田中!
残念だったな!」
前川君は黙って聞いている田中君に
そう言った
「うるさい!
前川、もうしゃべるな!」
田中君は前川君の頭を持って
振りながら冗談ぽくそう言った
「でもさ~普通花火大会なんて
なんとも思わないやつと行く約束するか?」
佐藤君がお鍋を突きながらそう言った
「偶然だよ!
なんとなくだよ!
特に意味なんかないんだから、、」
私がそう言うと
「なんとなくか!」
田中君が機嫌悪くそう言った
「まあまあ、、
田中!落ち着け、、」
前川君はそう言うと話しを変えた
『田中君が前川君に話したから話しが
大きくなっちゃったよ~
本当はなんとなくとかじゃないけど
みんなの前で本音言えないし、、
田中君怒っちゃったかな?
でももとはと言えば田中君が前川君に
話したから悪いんだからね、、』
私はそう思いながら
レモン酎ハイを飲んだ
その後、私達の話は出る事なく
普通に世間話をして盛り上がった
「じゃあそろそろ
お開きにしようか?」
田中君はそう言って立ち上がり
会計に行った
『え~、、
もう11時だ~
時間経つの早いな~』
私は少しよろける体で立ち上がり
居酒屋の出口を出た
みんなで話しながら駅に向かった
乗り換えで電車を降りると
田中君が私を呼び止めた
「BXのDVD持って来たぞ!」
田中君は鞄からDVDを取り出すと
私に渡してくれた
「あっ!
持って来てくれたんだ~
ありがとう!」
私は受け取り自分のバッグに入れた
暫くすると
「あのさ、、
花火大会行くからな!」
田中君は私を見つめてそう言った
「あっ、、
うん!
行こうね!」
私は田中君のストレートな言葉に
嬉しくなって頷き田中君を見つめた
そして私達に全く気がつかないで
どんどん先に歩いているみんなを追いかけた
ふと気がつくと私と田中君は
いつの間にか手を繋いでいた
それはどちらから手を繋いだかも
分からない程自然な感じで
当たり前な感じで、、
そしてとても幸せな気持ちで、、
「お前ら~
何で手繋いでるんだよ!」
前川君が手を繋いでいる私達に気がつき
ニヤケた顔でそう言った
田中君は嬉しそうに私の手を握り締めて
手を前後に大きく振った
「もう、お前ら付き合え!
俺が許す!」
前川君がそう言うと明日香ちゃんの顔が
少し歪んだ感じがした
だけどみんな笑っていた
私は田中君をちらっと見つめた
なぜだかとても嬉しそうに笑っている
『付き合えるんだったら付き合いたい!
だけど私達は結婚してるから
付き合えない、、』
私はそう思いながらも
田中君と初めて手を繋げた
幸せな気持ちと
久々にときめく不思議な感覚に
年甲斐もなく学生時代に
戻ったような
少女に戻ったような純粋な
気持ちになっていた
『好きな人と手を繋ぐと
こんなに安らぐような
物凄い幸せ手に入れたような
そんな気持ちになるんだ~
こんな気持ち久しぶりだな~
こんな気持ちになったの何年振りだろう』
私は物凄く幸せな感情が
湧いてくるのを感じ取った
そしてお互いに手を離すのが嫌で
ずっとずっと手を繋いだままでいた、、
ずっとずっと離さないでいた、、
お互いの気持ちが通じ合ったように
いつまでもいつまでも繋いでいた
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