余命3ヶ月、、たけどあなたに出逢ってしまった

山本未来

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今日一日を精一杯生きる

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この頃の私の体の状態は

白っぽいブラジャーをしていると

液体のようなシミが付いていたり

腕が痛くて後ろに手を

回しずらかったり


胸のチクチクが前より

痛くなった感じだった


でも考えたくなくて

大丈夫、大丈夫って

自分に言い聞かせて

忙しい毎日を過ごしていた


だけどやっぱり気になって

ネットで検索したりしていた


テレビに出ていたある有名人も

乳がん検診で癌が見つかり手術をして

胸を全摘出して

きつい抗がん剤治療をしたけれど

3年で亡くなった事や


乳がんの90%は癌もどきだと言う事


手術や抗がん剤治療をしなくて

元気に何十年も生きて

苦しまずに亡くなった話し


抗がん剤治療をして後悔はしても

しなくて後悔した人はいない

と言う内容など


今まで全く知らなかった癌の事を

知るようになった


色々な情報を見ながら

私の決意は変わらず


出来れば乳がんでない事を願いながらも


もし乳がんだったとしても

倒れるまでは病院に行きたくない


その気持ちが余りにも強くて


病院に行ったら無理やり手術や

抗がん剤治療させられ

しなければ死にますよと脅され


長期入院になりみんなに負担をかけ

自分も死の恐怖で寿命が縮る気がして

だからその方が怖かった


そして病院に行く気にどうしても

なれなかった


だけど癌になってしまったら

やはり残りの命の時間は短くなる


だからやりたい事はやろうって

以前より思うようになった


私は今まで大きな病気をした事が

なかったからもしかしたら

100歳位まで生きるんじゃないかと

思っていたし


いつかやろう

いつかやればいいや~って

思ってやらない事が多かった


だけどもしかしたら

残りわずかな寿命かもしれない

だからやりたい事はやらないとって

思うようになった



『私がやりたい事、、

何だろ?

書き残しておきたい小説や

会いたいと思いながら会えてない人

親孝行、旅行、資格など

いくつかあるけど

やっぱり小説を書きたい!

それが一番浮かぶ』


私は頭に浮かぶ事はやろうって決めた


『人の命なんて儚いから、、

例えば今とても元気な人だって

事故や災害で明日死ぬかもしれない

病気で余命宣告受けていたとしても

長く生き続ける人もいる、、

だから死ぬ事は考えずに

死の恐怖も考えずに

今日一日を精一杯生きよう

自分に使命があれば

使命を果たすまでは

きっと死なないから、、』



私はネットで探して

ある小説サイトに登録すると


ずっと書きたいと思っていた

小説を書き始めた


私の生きている証を残す為に


自分の夢に少しでも近づく為に、、













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