9 / 39
クラスメイトの癌の話し
しおりを挟む
クラスの同窓会が開催される事になり
駅で集合して
予約してくれたホテルまで
みんなでホテルのバスに乗り
行く事になった
外観も内装もとても素敵なホテルで
予約してくれた部屋もとても素敵で
丸テーブルで5~6人掛けなっていて
4つ程テーブルがあった
私は仲良しの陽子達と
近くの席に座った
全員で20人程集まり
前回の学年の同窓会に
来ていなかった人が
沢山来ていた
ほとんどの人は
高校から見た目は変わってないから
すぐに誰か分かったけれど
何人かは全く面影がなくて
誰だか分からない人もいた
だけどもう何十年も会っていないのに
会うとすぐに打ち解けるから
同級生って凄いな~って思った
久しぶりに会ったので
1人づつ近況報告したり
ゲームをしたりして
大盛り上がりだった
「学年の同窓会は知らない人が
多かったけどクラスの同窓会は
みんな知っている人ばかりだから
やっぱり楽しいね~」
陽子は丸テーブルに並べられた
フランス料理のステーキを
ナイフとフォークで切り
口の中に運びながら言った
「私もそう思うわ~
やっぱりクラスの方が楽しい~
でもこんなに沢山来ると
思わなかったたから
ビックリした~
結構みんな誰かと
繋がっているんだね~」
私は白ワインを飲みながらそう言った
みんなそれぞれのテーブルで
楽しそうに話している
今回の幹事は田中浩志君が
引き受けてくれた
ホテルも仕事関係で繋がりのある
ホテルでコースメニューや
みんなへの連絡や
ゲームの内容など全て
田中君が決めてくれていた
田中君は自然な感じで
会を盛り上げてくれて
とても紳士的
大騒ぎしたりおしゃべりでもない
どちらかと言うとみんなの話しを
聞きながら少し話すタイプ
だけど男子の中では一番存在感がある
そして自分に自信があるし
やはりリーダー格だった
『田中君はやっぱり凄いわ~
しっかりしてるし落ち着いているし
みんなに楽しんで貰おうとしている
気持ちが伝わってくる
今日もやっぱり話せないかな~
他の男子だったら話せるのに
田中君の近くに行くのも
やっぱり照れてしまうな~』
私はチラッと田中君を見ながら
そう思った
暫くしてコース料理を食べ終わると
チームに分かれて
ゲームをする事になり
私は同じチームになった
涼子ちゃんと話しをした
色々話しているうちに
彼女の病気の話しになった
「実はね~
私、、癌なんだ~
癌になってもう3年になるんだけど
手術も抗がん剤治療もしてなくて、、
だからいつ死ぬかも分からない、、
治療して入院して
苦しい思いしながら死んで行くなら
好きな事精一杯して生きたいって
思ったから
緩和治療だけしてるんだ~」
彼女は癌に侵されている雰囲気など
全くなくてとても元気で明るい
癌と言えば
ガリガリに痩せこけて
顔色が悪くて、とても辛そうな
イメージしかない私は
彼女のとても顔色もよく元気な姿に
本当に癌なの?!って思う程だった
「そうだったんだ~、、
凄く元気だから全く分からなかった
でも私もその気持ち凄く分かる、、
私も、もし癌になったら残りの命
楽しくて好きな事に使いたい
命って長いからいいとか短いから
駄目だとかではないし
一生懸命頑張って楽しみながら
最期を迎えたいよね、、」
私は彼女の話しに同感しながら言った
彼女は癌になりながらも
仕事を精一杯頑張っているそうだ
こんなに明るい人が
こんな悩みを持っていた事が
信じられなかった
『人って明るくしていても
どんな悩みを持っているかなんて
見た目では分からない
どん底の状態にいたとしても
明るい人もいるし
小さな悩みを持っているだけでも
暗い表情をしている人もいる
どうせだったら笑って
楽しく過ごした方が得だな、、』
私はそう思った
そのあと涼子ちゃんは癌の話しに
触れる事はなく
とても楽しそうにゲームをしながら
心から笑っていた
私も楽しくて大騒ぎした
この時の私の体の違和感と言えば
左胸を下に向けて寝ると
少し痛い程度で
もしかしたら、、
と言う思いはあったものの
まさか自分が癌になるなんて、、
と言う状態だった
だけど少しづつ病魔は
私の体を蝕んでいた、、
駅で集合して
予約してくれたホテルまで
みんなでホテルのバスに乗り
行く事になった
外観も内装もとても素敵なホテルで
予約してくれた部屋もとても素敵で
丸テーブルで5~6人掛けなっていて
4つ程テーブルがあった
私は仲良しの陽子達と
近くの席に座った
全員で20人程集まり
前回の学年の同窓会に
来ていなかった人が
沢山来ていた
ほとんどの人は
高校から見た目は変わってないから
すぐに誰か分かったけれど
何人かは全く面影がなくて
誰だか分からない人もいた
だけどもう何十年も会っていないのに
会うとすぐに打ち解けるから
同級生って凄いな~って思った
久しぶりに会ったので
1人づつ近況報告したり
ゲームをしたりして
大盛り上がりだった
「学年の同窓会は知らない人が
多かったけどクラスの同窓会は
みんな知っている人ばかりだから
やっぱり楽しいね~」
陽子は丸テーブルに並べられた
フランス料理のステーキを
ナイフとフォークで切り
口の中に運びながら言った
「私もそう思うわ~
やっぱりクラスの方が楽しい~
でもこんなに沢山来ると
思わなかったたから
ビックリした~
結構みんな誰かと
繋がっているんだね~」
私は白ワインを飲みながらそう言った
みんなそれぞれのテーブルで
楽しそうに話している
今回の幹事は田中浩志君が
引き受けてくれた
ホテルも仕事関係で繋がりのある
ホテルでコースメニューや
みんなへの連絡や
ゲームの内容など全て
田中君が決めてくれていた
田中君は自然な感じで
会を盛り上げてくれて
とても紳士的
大騒ぎしたりおしゃべりでもない
どちらかと言うとみんなの話しを
聞きながら少し話すタイプ
だけど男子の中では一番存在感がある
そして自分に自信があるし
やはりリーダー格だった
『田中君はやっぱり凄いわ~
しっかりしてるし落ち着いているし
みんなに楽しんで貰おうとしている
気持ちが伝わってくる
今日もやっぱり話せないかな~
他の男子だったら話せるのに
田中君の近くに行くのも
やっぱり照れてしまうな~』
私はチラッと田中君を見ながら
そう思った
暫くしてコース料理を食べ終わると
チームに分かれて
ゲームをする事になり
私は同じチームになった
涼子ちゃんと話しをした
色々話しているうちに
彼女の病気の話しになった
「実はね~
私、、癌なんだ~
癌になってもう3年になるんだけど
手術も抗がん剤治療もしてなくて、、
だからいつ死ぬかも分からない、、
治療して入院して
苦しい思いしながら死んで行くなら
好きな事精一杯して生きたいって
思ったから
緩和治療だけしてるんだ~」
彼女は癌に侵されている雰囲気など
全くなくてとても元気で明るい
癌と言えば
ガリガリに痩せこけて
顔色が悪くて、とても辛そうな
イメージしかない私は
彼女のとても顔色もよく元気な姿に
本当に癌なの?!って思う程だった
「そうだったんだ~、、
凄く元気だから全く分からなかった
でも私もその気持ち凄く分かる、、
私も、もし癌になったら残りの命
楽しくて好きな事に使いたい
命って長いからいいとか短いから
駄目だとかではないし
一生懸命頑張って楽しみながら
最期を迎えたいよね、、」
私は彼女の話しに同感しながら言った
彼女は癌になりながらも
仕事を精一杯頑張っているそうだ
こんなに明るい人が
こんな悩みを持っていた事が
信じられなかった
『人って明るくしていても
どんな悩みを持っているかなんて
見た目では分からない
どん底の状態にいたとしても
明るい人もいるし
小さな悩みを持っているだけでも
暗い表情をしている人もいる
どうせだったら笑って
楽しく過ごした方が得だな、、』
私はそう思った
そのあと涼子ちゃんは癌の話しに
触れる事はなく
とても楽しそうにゲームをしながら
心から笑っていた
私も楽しくて大騒ぎした
この時の私の体の違和感と言えば
左胸を下に向けて寝ると
少し痛い程度で
もしかしたら、、
と言う思いはあったものの
まさか自分が癌になるなんて、、
と言う状態だった
だけど少しづつ病魔は
私の体を蝕んでいた、、
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
生意気な後輩が嫁になりたがっている
MiYu
ライト文芸
主人公、神門煉(みかどれん)は、バスケ部に所属している。今年入学してきた後輩女子こと、霧崎悠那(きりさきゆな)が煉に迫って来るどころか求婚してくる
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
〜紅桜の誓い〜
古波蔵くう
恋愛
岩田明彦は痩せっぽちながらも、好きなさくらのために献血を決意。条件を満たせず苦悩するも、体重を増やし成功。さくらの治療が成功し、癌がなくなるが、彼女は岩田を振り、新たな彼氏ができてしまう。岩田は減量に励むが、失意の底でヤケ炭酸の下で自分と向き合う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる