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同窓会のお知らせ

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ちょうどそんな頃だった

高校時代の学年の同窓会が

開催されるお知らせが届いたのは


全部で10クラスあって

全クラスで約500人位いた中で

連絡が取れたメンバーで

開催されるらしい


当日は90人位の人が集まるらしく

私はみんなに会うのは

久しぶりだから参加する事にした


高校時代の仲良しグループの

友達とは何人かは未だに

繋がっていたけれど


何年かおきに会うぐらいだったし

ここ最近はほとんど

会っていなかったから

とても楽しみだった


『25年ぶりにみんなに会えるんだな~

でも学年の同窓会だから

同じクラスになっていなかったら

知らない人も多いし、、

仲良くしていた人達が

来るといいけどな~

みんなきっと変わっただろな~』


私は懐かしくなって

クローゼットにしまっていた

卒業アルバムを見る事にした


アルバムを見ると全く忘れていた

人の事も思い出して来た


『あ~なんか懐かしいな~

1年、2年のクラスのメンバーは

そんなに印象ないけど3年のクラスは

楽しかったから印象深い

誰が来るんだろう?!』


私はアルバムを見ながら蘇る

さまざまな記憶を思い出して

わくわくして来た


同窓会に来るメンバーを

知る事は出来たけれど


あえて誰が来るかは

聞かない事にした


当日の楽しみにしている方が

なんとなく会った時に

感動しそうな気がしたから、、



結婚して子供が産まれて

仕事をして

毎日忙しかったから


高校時代の事を思い出す事は

ほとんどなかったし

思い出すと言えば

高校の時の友達と集まる時位だった


そんな忘れていた記憶を辿るのも

懐かしかったし楽しかった



『クラスの同窓会は何回かやったけど

20代の頃だったし

成人式で集まった事もあったけど

それ以後同窓会はなかったし

私も忙し過ぎてそれどころでは

なかったもんな~

早くみんなに会いたいな~』


私は久しぶりにドキドキ

わくわくしていた


そして一番に気になって

会いたいと思ったのは

田中浩志君の事だった


彼とは3年生で同じクラスになった


そして今回の5~6人いる

同窓会幹事の内の1人だった


明るくて楽しくて優しくて

男女問わずみんなに平等な人


私は彼に憧れていたから

会えるのがとても楽しみだった


『田中君、おじさんになって

変わり果ててなければいいけど、、

でも私も人の事言えないな~

もうあの頃とは違っておばさんだし、、

でも早く会いたいな~』


私はあの頃の田中君との思い出を

頭の中から引き出して少しずつ

記憶を辿っていった


青春と呼ばれるキラキラ輝く

あの頃の純粋だった私達の事を、、





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