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柳井君との肌の触れ合い
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夢のような時間を過ごした私達は
帰りの電車の中でほとんど寝ていた
昨日2時間しか寝てない私は
話す元気もなくて爆睡していた
柳井君もかなり疲れたのか
寝ているようだった
小山さんだけはとても元気で
乗り換えになると起こしてくれた
柳井君の家にやっと着くと
また気を利かせてコンビニに
行ってくれた
私達は大急ぎでシャワーを浴び
寝る準備をした
暫くすると柳井君がお菓子とかを
買って帰って来た
「じゃあ~俺シャワー浴びるわ~」
柳井君はあくびをしながら
そう言った
私達はテレビを見たり
柳井君が買って来てくれた
お菓子を食べたりしていた
「あ~スッキリした~
今日一日楽しかったな~
俺、ディズニーランドがこんなに
楽しい所だと思ってなかったわ~」
そう言うといくつか買った
お土産の中から
シンデレラのガラスの靴が
入った袋を取りだした
「早速飾ろうかな~」
柳井君はそう言うと本棚の空いている
スペースに箱から取り出した
ガラスの靴を飾った
ライトの光が反射して
キラキラ輝いていている
「綺麗だね~
とっても可愛いし
ガラスの靴持っている人って
なかなかいないんじゃないかな~
貴重だね、、」
私がガラスの靴に見とれていると
「これ、白石にあげる、、」
柳井君は袋に入ったもう一つの
中くらいのガラスの靴を
私に渡してくれた
「え!、、
こんなに高価な物
私もらえないよ、、」
私が驚いて断ると
「いいから、いいから、、
2つ持っていても仕方がないし
白石にあげたいから、、」
柳井君は照れながらも
強引にそう言った
「でも、、」
私は自分だけもらったら
小山さんに悪い気がしたし
どうしたらいいか分からなくなった
「めぐみちゃん!
せっかく柳井君めぐみちゃんに
あげるって言ってるんだから
もらったら、、」
小山さんは私を諭すように
そう言った
「柳井君、、
本当にもらっていいの?
誰かにあげるんじゃなかったの?」
私が戸惑いながら言うと
「白石にあげるって言ってるだろう!
そのかわり大切にしてくれよ!」
柳井君は嬉しそうに言った
「本当にありがとう!
私大切にする
ずっとずっと持って置く、、」
私は信じられない位嬉しかった
ディズニーランドで柳井君が
2つガラスの靴を買ったのを
見た時は好きな子にあげるのかと
思って心が締め付けられた
だけどもしかしたら始めから
私に渡す為に買ってくれたのかと
思った
私はガラスの靴を大切に受け取ると
自分の旅行鞄にそっとしまった
「めぐみちゃん
凄いね、、
ガラスの靴なんてもらえる人
なかなかいないよ!
大切にしないとね、、」
柳井君がトイレに行っている間に
小山さんはそう言った
私は小さく頷いた
ふと本棚を見るとガラスの靴は
キラキラと輝いていていた
見る角度によって光の色は変わったり
そして何よりも形が可愛い
『こんなに可愛いくて
女の子の憧れの靴もらえて
私本当に幸せだな~
幸せ過ぎて怖いくらい、、』
私はずっとガラスの靴を眺めて
そう思った
「じゃあそろそろ寝ようか~
明日は早起きしなくていいから
朝ゆっくり寝ておこうな~」
柳井君はそう言うと
昨日と同じ布団の端っこに寝た
「今日はいっぱい歩いたから
疲れたし私爆睡すると思うし
朝もゆっくり寝るからね!」
小山さんはそう言うと
端っこに行って寝た
私は真ん中に寝転んだ
明かりを消して部屋が暗くなると
小山さんの寝息が聞こえた
『小山さんは寝るの早いな~
今日は本当に幸せな一日だったな~
こんなに幸せな事が自分の身に
起こると思わなかったな~
人を好きって想い続けたら
思いも寄らない事が起こるんだ~
柳井君の優しさや思いやりに
感動した日だったな~』
私は昨日から今日にかけての
出来事を振り返った
そして思った
『やっぱり柳井君の事が
大好きだ、、
柳井君は貧乏だし
社員の仕事も見つかってない、、
だけどお金がなくても
柳井君とだったらずっと一緒にいたい
柳井君が好きって言ってくれたら
東京に住む事になっても
私はきっと付いて行く
でも柳井君は何も言ってくれない、、
好意は伝えてくれても
好きとは言ってくれない、、
本当に私達どうなるんだろう、』
私は色々考えていたら
眠れなくなった
柳井君は寝ているのかいないのか
分からないけれど何も話さない
そんな事を考えていると
寝返りした柳井君の体が
私の体に当たった
そしてどんどん引っついて来る
『柳井君寝てるのかな?
それともわざとかな?』
私は嫌ではなかったので
そのままの状態でいた
柳井君の腕が私の肩ら辺に触れ
体と体はそっと触れ合っている
足もあと少し動けば
触れそうな程近い
『横向きになって抱きしめたいな~
思い切り抱きしめたいな~』
私は小山さんが居なければ
きっととそうしていた
だけど必死で我慢していた
すると柳井君は何かを探るように
手を動かし私の手を握りしめてくれた
私は思わず手を握り返した
2人の熱い想いが手の中に入り込むように
体中が熱くなって行く
私達の手は自然と絡まり
お互いの指と指の間に
お互いの指が入って行った
そして何も言葉を交わさず
何時間もそうしていた
そして我慢出来なくなったのか
柳井君は私の体を引き寄せ優しく
抱き寄せた
私は幸せ過ぎてたまらない気持ちで
柳井君の体を両腕で抱き寄せた
言葉には出さなくても
心が何度も好きって叫んでいた
キスしたい、、
だけどやっぱり出来ない、、
どうしてか分からないけれど
柳井君には好きって言えない、、
言ってはいけないような気がした
私は溢れる想いを必死で抑えていた
『こうやって抱きしめ合って
いるだけで幸せだ、、
柳井君には柳井君の想いや
考えがあるから
だから好きって言って来ないんだ、、
だから私も言えない、、』
お互いの体の温もりを肌で感じながら
私達は心で気持ちを感じあった
絡めた指先に優しさを込めて
そっと触れ合う肌と肌に想いを込めて
何時間も何時間もそうしていた
『朝が来ないで、、
このまま何も言わなくていい
言葉なんてどうでもいい
ただ、、
ずっと抱きしめ合っているだでいい
だから、だから、、
時間よ止まれ、、』
部屋に流れる空気
柳井君のほっとするような香り
時計の音
虫の声
全てが愛しくて
私の心は幸せで溢れていた
この幸せな時間を
一秒足りとも忘れないように
私は柳井君を優しく抱きしめた
心に溢れる想いを心で強く伝えた、、
いつの間にか眠った私達は
安らぎと落ち着きの中で
静かに夢の中に入って行った
ディズニーランドで見て感じた
夢の世界にに入り込んでいた
あの時間のように、、
帰りの電車の中でほとんど寝ていた
昨日2時間しか寝てない私は
話す元気もなくて爆睡していた
柳井君もかなり疲れたのか
寝ているようだった
小山さんだけはとても元気で
乗り換えになると起こしてくれた
柳井君の家にやっと着くと
また気を利かせてコンビニに
行ってくれた
私達は大急ぎでシャワーを浴び
寝る準備をした
暫くすると柳井君がお菓子とかを
買って帰って来た
「じゃあ~俺シャワー浴びるわ~」
柳井君はあくびをしながら
そう言った
私達はテレビを見たり
柳井君が買って来てくれた
お菓子を食べたりしていた
「あ~スッキリした~
今日一日楽しかったな~
俺、ディズニーランドがこんなに
楽しい所だと思ってなかったわ~」
そう言うといくつか買った
お土産の中から
シンデレラのガラスの靴が
入った袋を取りだした
「早速飾ろうかな~」
柳井君はそう言うと本棚の空いている
スペースに箱から取り出した
ガラスの靴を飾った
ライトの光が反射して
キラキラ輝いていている
「綺麗だね~
とっても可愛いし
ガラスの靴持っている人って
なかなかいないんじゃないかな~
貴重だね、、」
私がガラスの靴に見とれていると
「これ、白石にあげる、、」
柳井君は袋に入ったもう一つの
中くらいのガラスの靴を
私に渡してくれた
「え!、、
こんなに高価な物
私もらえないよ、、」
私が驚いて断ると
「いいから、いいから、、
2つ持っていても仕方がないし
白石にあげたいから、、」
柳井君は照れながらも
強引にそう言った
「でも、、」
私は自分だけもらったら
小山さんに悪い気がしたし
どうしたらいいか分からなくなった
「めぐみちゃん!
せっかく柳井君めぐみちゃんに
あげるって言ってるんだから
もらったら、、」
小山さんは私を諭すように
そう言った
「柳井君、、
本当にもらっていいの?
誰かにあげるんじゃなかったの?」
私が戸惑いながら言うと
「白石にあげるって言ってるだろう!
そのかわり大切にしてくれよ!」
柳井君は嬉しそうに言った
「本当にありがとう!
私大切にする
ずっとずっと持って置く、、」
私は信じられない位嬉しかった
ディズニーランドで柳井君が
2つガラスの靴を買ったのを
見た時は好きな子にあげるのかと
思って心が締め付けられた
だけどもしかしたら始めから
私に渡す為に買ってくれたのかと
思った
私はガラスの靴を大切に受け取ると
自分の旅行鞄にそっとしまった
「めぐみちゃん
凄いね、、
ガラスの靴なんてもらえる人
なかなかいないよ!
大切にしないとね、、」
柳井君がトイレに行っている間に
小山さんはそう言った
私は小さく頷いた
ふと本棚を見るとガラスの靴は
キラキラと輝いていていた
見る角度によって光の色は変わったり
そして何よりも形が可愛い
『こんなに可愛いくて
女の子の憧れの靴もらえて
私本当に幸せだな~
幸せ過ぎて怖いくらい、、』
私はずっとガラスの靴を眺めて
そう思った
「じゃあそろそろ寝ようか~
明日は早起きしなくていいから
朝ゆっくり寝ておこうな~」
柳井君はそう言うと
昨日と同じ布団の端っこに寝た
「今日はいっぱい歩いたから
疲れたし私爆睡すると思うし
朝もゆっくり寝るからね!」
小山さんはそう言うと
端っこに行って寝た
私は真ん中に寝転んだ
明かりを消して部屋が暗くなると
小山さんの寝息が聞こえた
『小山さんは寝るの早いな~
今日は本当に幸せな一日だったな~
こんなに幸せな事が自分の身に
起こると思わなかったな~
人を好きって想い続けたら
思いも寄らない事が起こるんだ~
柳井君の優しさや思いやりに
感動した日だったな~』
私は昨日から今日にかけての
出来事を振り返った
そして思った
『やっぱり柳井君の事が
大好きだ、、
柳井君は貧乏だし
社員の仕事も見つかってない、、
だけどお金がなくても
柳井君とだったらずっと一緒にいたい
柳井君が好きって言ってくれたら
東京に住む事になっても
私はきっと付いて行く
でも柳井君は何も言ってくれない、、
好意は伝えてくれても
好きとは言ってくれない、、
本当に私達どうなるんだろう、』
私は色々考えていたら
眠れなくなった
柳井君は寝ているのかいないのか
分からないけれど何も話さない
そんな事を考えていると
寝返りした柳井君の体が
私の体に当たった
そしてどんどん引っついて来る
『柳井君寝てるのかな?
それともわざとかな?』
私は嫌ではなかったので
そのままの状態でいた
柳井君の腕が私の肩ら辺に触れ
体と体はそっと触れ合っている
足もあと少し動けば
触れそうな程近い
『横向きになって抱きしめたいな~
思い切り抱きしめたいな~』
私は小山さんが居なければ
きっととそうしていた
だけど必死で我慢していた
すると柳井君は何かを探るように
手を動かし私の手を握りしめてくれた
私は思わず手を握り返した
2人の熱い想いが手の中に入り込むように
体中が熱くなって行く
私達の手は自然と絡まり
お互いの指と指の間に
お互いの指が入って行った
そして何も言葉を交わさず
何時間もそうしていた
そして我慢出来なくなったのか
柳井君は私の体を引き寄せ優しく
抱き寄せた
私は幸せ過ぎてたまらない気持ちで
柳井君の体を両腕で抱き寄せた
言葉には出さなくても
心が何度も好きって叫んでいた
キスしたい、、
だけどやっぱり出来ない、、
どうしてか分からないけれど
柳井君には好きって言えない、、
言ってはいけないような気がした
私は溢れる想いを必死で抑えていた
『こうやって抱きしめ合って
いるだけで幸せだ、、
柳井君には柳井君の想いや
考えがあるから
だから好きって言って来ないんだ、、
だから私も言えない、、』
お互いの体の温もりを肌で感じながら
私達は心で気持ちを感じあった
絡めた指先に優しさを込めて
そっと触れ合う肌と肌に想いを込めて
何時間も何時間もそうしていた
『朝が来ないで、、
このまま何も言わなくていい
言葉なんてどうでもいい
ただ、、
ずっと抱きしめ合っているだでいい
だから、だから、、
時間よ止まれ、、』
部屋に流れる空気
柳井君のほっとするような香り
時計の音
虫の声
全てが愛しくて
私の心は幸せで溢れていた
この幸せな時間を
一秒足りとも忘れないように
私は柳井君を優しく抱きしめた
心に溢れる想いを心で強く伝えた、、
いつの間にか眠った私達は
安らぎと落ち着きの中で
静かに夢の中に入って行った
ディズニーランドで見て感じた
夢の世界にに入り込んでいた
あの時間のように、、
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