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東京に行ってしまうの、、
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「もしもし、、
白石元気だったか?」
少し元気がない小さい声で
かかって来た柳井君からの電話
私は柳井君の声を聞いて
ほっとした気持ちと
嬉しい気持ちでいっぱいだった
「柳井君久しぶり!
私は元気になんとか仕事行ってる
柳井君はどうしてるの?」
「アパート借りて
一人暮らし始めた
バイトも見つかってなんとかやってる」
「そっか~
頑張っているんだね!
良かった
実はね、、柳井君に話したい事あったんだ
来年の4月末で仕事辞める事にした」
「え、、辞めるのか?」
「なんとか目標の3年は働ける予定だし
また新しい仕事見つけるつもり」
「そっか~、、
俺も実は、白石に話したい事あって
電話したんだ、、
色々考えたんだけど
東京で社員の仕事探そうと思ってる
今すぐではないけどバイトで
お金貯めてからなるべく早くに行くつもり、、」
「え、、
どうして東京みたいな遠い所に行くの?
東京行ったらもう本当に会えなくなるね、、」
私は何故だか泣きそうになった
東京になんて行って欲しくない、、
こっちにだって仕事沢山あるのに、、
「だいぶ前から考えていたけど
挑戦するんだったら20代の間にしたいし
後悔はしたくないと思って、、」
柳井君の決意は固いようだった、、
「そっか~
そうだよね、、
やりたい事出来るのは
今の間だけかもしれないし
後悔しないように生きないとね、、
私は出来れば行って欲しくないけど、、」
「東京行ってもたまには帰って来るし
また会おうと思えば会えるしな、、
また決まったら連絡するし、、」
「うん!
東京に行っても縁があれば
また会えるもんね、、」
「俺さ~もっと貯金しとけば良かったな~
今本当に貧乏、、
こんなに貧乏だったら
好きな子と結婚出来ないな~
これから先の事考えたら不安になるし、、
でも頑張らないとな!」
柳井君には珍しく弱気の発言に
私は心が痛くなった、、
「大丈夫だよ~
柳井君だったら絶対大丈夫!
今は貧乏かもしれないけど
将来はお金持ちになるって!
私がもし結婚出来なかったら
貰ってくれる約束したでしよ!
だから頑張ってくれないと困るよ!」
私は精一杯励ました
「そうだな~
白石貰ってやらないといけないし
俺がんばらないとな、、
弱音吐いている場合じゃないよな!」
「そうだよ、、
弱音吐いたら駄目だよ、、
私信じているよ、、
柳井君の将来の事、、
だから頑張ってね!」
「分かった頑張る!
白石も頑張れよ!」
柳井君はそう言うと
自宅の電話番号を教えてくれた
「もし何かあったらかけてくれたらいいし
まぁ~
何もなくてもかけて来てくれてもいいけどな」
「ありがとう!
もし何かあったらかけるね
でも緊張してかけられないと思うけど、、」
「緊張って、、
俺に緊張するのか?!
普通にかけて来たらいいよ!」
「そうなんだけどね~、、」
私達は世間話をして一時間程で
電話を切った
『まさか柳井君が東京に行く事
考えていたなんて、、
ますます会えないよ~、、
こんなに私柳井君の事好きなのに
忘れられないのに、、
どうしたらいいんだろう、、
東京行く事決まったら
私の気持ち伝えようかな?
駄目だ、、
それだけは出来ないな、、
伝えたってどうにもならない、、
もし上手く行ったとしても
遠距離恋愛だ、、
遠距離恋愛はもう嫌だ、、』
私はそう思った
柳井君との縁がどんどん遠のいて行く、、
あんなに近かったのに、、
柳井君が東京に行ってしまったら
私どうなるんだろう、、
絶対嫌だ、、
行って欲しくないよ、、
側にいて欲しいよ、、
だけど無理なんだ、、
柳井君の決意は硬かった
誰が何と言おうと気持ちは変わらない筈、、
だけど私は行って欲しくなかった
せっかくこんなにも好きって
思える人に出逢えたのに、、
やっと柳井君に対する気持ちに
気が付いたのに、、
こんなに好きなのに、、
私達ってそれだけの縁だったのかな?
縁ないのかな、、
上手く行かないな、、
もう大切な人とサヨナラするのは嫌だよ、、
私は苦しくなる程柳井君の事好きだと
分かった、、
悲しい、、
切ない、、
さっき聞いた柳井君の優しい声が
ふと頭をよぎった
そして少し元気がない柳井君の事
やっぱりとても心配だった、、
これからどうなるの、、
柳井君との沢山の思い出
私を見つめる優しい眼差し、、
離れない、、
柳井君の事が頭から離れない、、
頭の中は柳井君でいっぱいだ、、
だけど柳井君はどんどん離れていく
悲しいけど、、
どんどん遠くに離れて行く、、
白石元気だったか?」
少し元気がない小さい声で
かかって来た柳井君からの電話
私は柳井君の声を聞いて
ほっとした気持ちと
嬉しい気持ちでいっぱいだった
「柳井君久しぶり!
私は元気になんとか仕事行ってる
柳井君はどうしてるの?」
「アパート借りて
一人暮らし始めた
バイトも見つかってなんとかやってる」
「そっか~
頑張っているんだね!
良かった
実はね、、柳井君に話したい事あったんだ
来年の4月末で仕事辞める事にした」
「え、、辞めるのか?」
「なんとか目標の3年は働ける予定だし
また新しい仕事見つけるつもり」
「そっか~、、
俺も実は、白石に話したい事あって
電話したんだ、、
色々考えたんだけど
東京で社員の仕事探そうと思ってる
今すぐではないけどバイトで
お金貯めてからなるべく早くに行くつもり、、」
「え、、
どうして東京みたいな遠い所に行くの?
東京行ったらもう本当に会えなくなるね、、」
私は何故だか泣きそうになった
東京になんて行って欲しくない、、
こっちにだって仕事沢山あるのに、、
「だいぶ前から考えていたけど
挑戦するんだったら20代の間にしたいし
後悔はしたくないと思って、、」
柳井君の決意は固いようだった、、
「そっか~
そうだよね、、
やりたい事出来るのは
今の間だけかもしれないし
後悔しないように生きないとね、、
私は出来れば行って欲しくないけど、、」
「東京行ってもたまには帰って来るし
また会おうと思えば会えるしな、、
また決まったら連絡するし、、」
「うん!
東京に行っても縁があれば
また会えるもんね、、」
「俺さ~もっと貯金しとけば良かったな~
今本当に貧乏、、
こんなに貧乏だったら
好きな子と結婚出来ないな~
これから先の事考えたら不安になるし、、
でも頑張らないとな!」
柳井君には珍しく弱気の発言に
私は心が痛くなった、、
「大丈夫だよ~
柳井君だったら絶対大丈夫!
今は貧乏かもしれないけど
将来はお金持ちになるって!
私がもし結婚出来なかったら
貰ってくれる約束したでしよ!
だから頑張ってくれないと困るよ!」
私は精一杯励ました
「そうだな~
白石貰ってやらないといけないし
俺がんばらないとな、、
弱音吐いている場合じゃないよな!」
「そうだよ、、
弱音吐いたら駄目だよ、、
私信じているよ、、
柳井君の将来の事、、
だから頑張ってね!」
「分かった頑張る!
白石も頑張れよ!」
柳井君はそう言うと
自宅の電話番号を教えてくれた
「もし何かあったらかけてくれたらいいし
まぁ~
何もなくてもかけて来てくれてもいいけどな」
「ありがとう!
もし何かあったらかけるね
でも緊張してかけられないと思うけど、、」
「緊張って、、
俺に緊張するのか?!
普通にかけて来たらいいよ!」
「そうなんだけどね~、、」
私達は世間話をして一時間程で
電話を切った
『まさか柳井君が東京に行く事
考えていたなんて、、
ますます会えないよ~、、
こんなに私柳井君の事好きなのに
忘れられないのに、、
どうしたらいいんだろう、、
東京行く事決まったら
私の気持ち伝えようかな?
駄目だ、、
それだけは出来ないな、、
伝えたってどうにもならない、、
もし上手く行ったとしても
遠距離恋愛だ、、
遠距離恋愛はもう嫌だ、、』
私はそう思った
柳井君との縁がどんどん遠のいて行く、、
あんなに近かったのに、、
柳井君が東京に行ってしまったら
私どうなるんだろう、、
絶対嫌だ、、
行って欲しくないよ、、
側にいて欲しいよ、、
だけど無理なんだ、、
柳井君の決意は硬かった
誰が何と言おうと気持ちは変わらない筈、、
だけど私は行って欲しくなかった
せっかくこんなにも好きって
思える人に出逢えたのに、、
やっと柳井君に対する気持ちに
気が付いたのに、、
こんなに好きなのに、、
私達ってそれだけの縁だったのかな?
縁ないのかな、、
上手く行かないな、、
もう大切な人とサヨナラするのは嫌だよ、、
私は苦しくなる程柳井君の事好きだと
分かった、、
悲しい、、
切ない、、
さっき聞いた柳井君の優しい声が
ふと頭をよぎった
そして少し元気がない柳井君の事
やっぱりとても心配だった、、
これからどうなるの、、
柳井君との沢山の思い出
私を見つめる優しい眼差し、、
離れない、、
柳井君の事が頭から離れない、、
頭の中は柳井君でいっぱいだ、、
だけど柳井君はどんどん離れていく
悲しいけど、、
どんどん遠くに離れて行く、、
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