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柳井君、、転職するの、、
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入社して一年半があっと言う間に経ち
相変わらず仕事は毎日忙しい
毎日色々な事が起こるから
ずっと緊張しているし
ストレスで会社に行く前になると
胃が痛くなったり下痢したりする事も
数え切れない位ある
だけど社会に出たら働くのは当然だから
どんなに辛くても疲れ果てていても
出勤していた
帰り道
星や月を見て今日一日頑張れた事
報告したり
明日は仕事が平穏に終わる事願ったり
仕事に関しては毎日限界を感じていた
だけど精一杯頑張っていた
毎日の通勤ダッシュ
ぎゅうぎゅう詰めの電車の中
疲れ切って青い顔をしている人
みんな生活をしていく為に必死に
働いている
どんなに辛くても家族や自分の為に
必死なんだ、、
そして私の会社は社長が独断で
色々な事を決める
自分が気に入らない人は切り捨て
追い込み会社に居る事が
出来なくなるようにする
高校を卒業して純粋だった私には
社会の仕組みはとても厳しく
そして矛盾だらけだった、、
だけど3年は頑張るつもりで
毎日頑張っていた
そんなある日
柳井君から電話がかかって来た
「白石!元気だったか?」
「うん!元気だよ~
この前の同期会の二次会行けなくて
ごめんね~楽しかった?」
「あっ、、うん、、ファミレス行って
すぐ解散した、、
あの日元気なかったけど大丈夫だったか、、」
「あっ、、大丈夫、、」
「そっか~、、
今日は話しがあって電話した
実は、、俺、来年の夏までには
仕事辞めようと思ってて、、
色々考えたけど、工事長も俺が
頑張っている姿見て何度か会社に
戻れるように交渉してくれたけど
やっぱり無理みたいで、、
これから先の事考えたら
転職した方がいいと思って、、
まだ誰にも言ってないけど白石には
伝えて置きたくて電話した、、」
「えっ!、、
夏までって、、
あっと言う間だよ、、」
私は突然の話しに驚いた、、
柳井君はいつもみたいには元気がなくて
少し声のトーンが低くて寂しそうだった
「柳井君が仕事辞めたら寂しい、、
転職したら
もう会えなくなるかもしれないね、、」
「大丈夫!転職したとしてもまた連絡するし
日曜日とかに遊びに行ったらいいしな!」
「う~ん、、
そうだけど、、何か縁が切れてしまいそう、、
柳井君は私の元気の源だから居なくなったら
私、、元気なくなりそうだな~」
「そんな風に言ってくれてありがとう
前にも言ったけど、、
もし白石が結婚出来なかったら
俺貰ってやるからな~」
「そうだったね、、
じゃあ私いつか結婚は確実に出来る事に
なるね」
私達は笑い合った
「白石に初めて電話した時
凄いドキドキしたな~
頭真っ白だったから何話したかも
分からない位だった、、」
「何でドキドキするの?!
私普通の人なのに~
あの時突然かかって来て
遊びに行こうって
言うからビックリしたけど、、
でもかけて来てくれたから毎回
遊びに行けたし楽しかったし、、
柳井君本当に面白かったから
私いつも笑ってた
仕事も辛かったけどなんとか頑張れたし、、」
「そうだな~毎回楽しかったな!
俺、白石が話した内容ちゃんと覚えてるし
白石も面白い話しよくしてたから
俺もよく笑ってたし
嫌な仕事頑張れたのも
白石がいたからだと思う、、」
「お互いに力になってたんだね~
不思議だね、、」
「そうだな、、
またはっきり辞める日にち決まったら
連絡するけどそれまでにまた遊びに
行こうな!」
「分かった、、
寂しいけど柳井君の人生だし
色々考えて決断した事だもんね、、
私も応援しないとね、、」
そう言ったけれど本当は
とても寂しかった、、
いつも元気な柳井君、、
きっと本当はとても悩んでいた、、
そんなフリを全く見せなかった柳井君
本当に頑張り屋さんでみんなに優しくて
行動力があって、、
そんな柳井君を追い詰めた
会社が許せなかった
『こんなにいい人に会社は酷い事して
辞めるように仕向けて最低だ、、
もし何もなく普通に会社に居たら
辞めなくて済んだ筈なのに、、』
電話を切ってから私は悲しくなった、、
転職しても遊びに行ったら良い
柳井君はそう言った
だけど一度別れたら
ほとんど会う事はないんだ、、
今までの経験からそう感じた
柳井君と会えなくなる、、
私は今まで柳井君がいる事が当たり前に
感じていたから柳井君が居なくなる事は
考えられなかった
そして何故か涙が一粒流れた、、
それはとても寂しいって思う涙、、
そして今まで感じた事がなかった
柳井君への気持ち?みたいな
想いが溢れているのに気がついた、、
この気持ちは何?、、
でもその気持ちに気がつくのには遅すぎた
いつも私は気がつくのが遅いんだ、、
そしていつも後悔ばかりしてるんだ、、
相変わらず仕事は毎日忙しい
毎日色々な事が起こるから
ずっと緊張しているし
ストレスで会社に行く前になると
胃が痛くなったり下痢したりする事も
数え切れない位ある
だけど社会に出たら働くのは当然だから
どんなに辛くても疲れ果てていても
出勤していた
帰り道
星や月を見て今日一日頑張れた事
報告したり
明日は仕事が平穏に終わる事願ったり
仕事に関しては毎日限界を感じていた
だけど精一杯頑張っていた
毎日の通勤ダッシュ
ぎゅうぎゅう詰めの電車の中
疲れ切って青い顔をしている人
みんな生活をしていく為に必死に
働いている
どんなに辛くても家族や自分の為に
必死なんだ、、
そして私の会社は社長が独断で
色々な事を決める
自分が気に入らない人は切り捨て
追い込み会社に居る事が
出来なくなるようにする
高校を卒業して純粋だった私には
社会の仕組みはとても厳しく
そして矛盾だらけだった、、
だけど3年は頑張るつもりで
毎日頑張っていた
そんなある日
柳井君から電話がかかって来た
「白石!元気だったか?」
「うん!元気だよ~
この前の同期会の二次会行けなくて
ごめんね~楽しかった?」
「あっ、、うん、、ファミレス行って
すぐ解散した、、
あの日元気なかったけど大丈夫だったか、、」
「あっ、、大丈夫、、」
「そっか~、、
今日は話しがあって電話した
実は、、俺、来年の夏までには
仕事辞めようと思ってて、、
色々考えたけど、工事長も俺が
頑張っている姿見て何度か会社に
戻れるように交渉してくれたけど
やっぱり無理みたいで、、
これから先の事考えたら
転職した方がいいと思って、、
まだ誰にも言ってないけど白石には
伝えて置きたくて電話した、、」
「えっ!、、
夏までって、、
あっと言う間だよ、、」
私は突然の話しに驚いた、、
柳井君はいつもみたいには元気がなくて
少し声のトーンが低くて寂しそうだった
「柳井君が仕事辞めたら寂しい、、
転職したら
もう会えなくなるかもしれないね、、」
「大丈夫!転職したとしてもまた連絡するし
日曜日とかに遊びに行ったらいいしな!」
「う~ん、、
そうだけど、、何か縁が切れてしまいそう、、
柳井君は私の元気の源だから居なくなったら
私、、元気なくなりそうだな~」
「そんな風に言ってくれてありがとう
前にも言ったけど、、
もし白石が結婚出来なかったら
俺貰ってやるからな~」
「そうだったね、、
じゃあ私いつか結婚は確実に出来る事に
なるね」
私達は笑い合った
「白石に初めて電話した時
凄いドキドキしたな~
頭真っ白だったから何話したかも
分からない位だった、、」
「何でドキドキするの?!
私普通の人なのに~
あの時突然かかって来て
遊びに行こうって
言うからビックリしたけど、、
でもかけて来てくれたから毎回
遊びに行けたし楽しかったし、、
柳井君本当に面白かったから
私いつも笑ってた
仕事も辛かったけどなんとか頑張れたし、、」
「そうだな~毎回楽しかったな!
俺、白石が話した内容ちゃんと覚えてるし
白石も面白い話しよくしてたから
俺もよく笑ってたし
嫌な仕事頑張れたのも
白石がいたからだと思う、、」
「お互いに力になってたんだね~
不思議だね、、」
「そうだな、、
またはっきり辞める日にち決まったら
連絡するけどそれまでにまた遊びに
行こうな!」
「分かった、、
寂しいけど柳井君の人生だし
色々考えて決断した事だもんね、、
私も応援しないとね、、」
そう言ったけれど本当は
とても寂しかった、、
いつも元気な柳井君、、
きっと本当はとても悩んでいた、、
そんなフリを全く見せなかった柳井君
本当に頑張り屋さんでみんなに優しくて
行動力があって、、
そんな柳井君を追い詰めた
会社が許せなかった
『こんなにいい人に会社は酷い事して
辞めるように仕向けて最低だ、、
もし何もなく普通に会社に居たら
辞めなくて済んだ筈なのに、、』
電話を切ってから私は悲しくなった、、
転職しても遊びに行ったら良い
柳井君はそう言った
だけど一度別れたら
ほとんど会う事はないんだ、、
今までの経験からそう感じた
柳井君と会えなくなる、、
私は今まで柳井君がいる事が当たり前に
感じていたから柳井君が居なくなる事は
考えられなかった
そして何故か涙が一粒流れた、、
それはとても寂しいって思う涙、、
そして今まで感じた事がなかった
柳井君への気持ち?みたいな
想いが溢れているのに気がついた、、
この気持ちは何?、、
でもその気持ちに気がつくのには遅すぎた
いつも私は気がつくのが遅いんだ、、
そしていつも後悔ばかりしてるんだ、、
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