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花火の夜
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7月になり約束通り柳井君達と
花火をする事になった
夕方に集合して夜ご飯を食べ
柳井君が言っていた
老舗の花火屋さんに
向かった
何件かお店が並んでいる一角に
花火屋さんがあり
柳井君がその店に入り
私達もその後に付いて入った
お店は狭くて駄菓子やちょっとした
お土産が置いてあり
職人が手作りで作っている感じの
花火が種類分けして箱に入っている
私がそんな珍しい花火を一つづつ
見ていると
「おばーちゃん~!
おすすめの花火ある?」
柳井君は店番をしている老婆
(多分80~100歳位のおばーさん)
にすれすれまで近づき
顔を覗き込みながら言った
老婆は覗かれているのに気が付くと
右手を自分の右耳に持っていき
「はぁ~?!
何でしょうか?
耳が遠いもので、、
聞こえづらくて、、」
と困っている
「打ち上げ花火のおすすめある?」
柳井君はいつもの大声よりも倍もの
大声でゆっくり言った
「あ、、
はい、はい、駄菓子ですね、、
どの駄菓子にしましょうか?」
老婆は近くにある駄菓子の方に近づいた
「おばーちゃん、違うって、、
は、な、び、の話し、、」
柳井君は老婆の耳元で叫んだ
「花火ですか?!
花火をどうされるのですか?!」
老婆は少しボケている感じだった
私達は2人の会話を聞きながら
必死で笑いを堪えていたけれど
私は我慢出来なくて
大爆笑してしまった
「爆笑してごめんなさい、、」
私が言うと
「気持ち分かる、、
笑けるよねあの二人、、」
平井さんも今にも爆笑しそうな
感じでそう言った
「おばーちゃん、、
どの花火が人気ある?」
老婆の耳元でもう一度聞くと
「最近お客さんが減って来て
花火もなかなか売れないです、、
久しぶりにお若いお客さんが
来られたけど、、
耳が遠いから、、
何を言っておられるか分からないです、、」
と老婆は曲がった腰に手を当てて
柳井君を見つめた
「おばーちゃん、、
気にしなくていいから、、」
柳井君は諦めたように
花火を見ながら選び始めた
「これとこれとこれにしよう!
みんなも適当に選べよ!
白石は線香花火探せよ!」
私達は適当に花火を何種類か選び
私は線香花火を探して手に取った
老婆は店内をうろつき
私達の側に来ては
その花火はとても綺麗だとか
皆さんお若いですね~とか
どこらかお越しですか?
とか話しかけて来たけれど
私達がその質問に答えても
トンチンカンな答えが返って来るので
私達は笑ってごまかしていた
だけど柳井君は老婆とのやり取りに
ちゃんと一生懸命答えていた
花火を選び終わり
店内の奥に呼びかけると
老婆の息子さんらしき人が急いで
出て来て会計をしてくれた
「柳井君、、
あのおばーさん面白かったね、、」
私は店を出てからそう言うと
「前来た時は息子さんが店番してたから
あんなおばーさんがいるって知らなかった
かなり耳悪かったよな~」
柳井君は花火の袋を抱えながら言った
「そうだったんだ~
仲良さそうだったから
てっきり知り合いかと思った
2人のやり取り面白かった
爆笑してごめんね」
私が言うと
「また爆笑してたんだな~
白石はいつもちょっとした事で
爆笑するからな~
まあ、怒るより笑ってる方がいいけどな」
柳井君はそう言って
川の近くの橋の階段を
降りて行った
既に辺りは暗くなり
川辺だからか少し涼しく感じられた
「じゃあまず普通の花火からしようか?
その後打ち上げ花火して
最後に線香花火で締めるみたいな感じで」
柳井君は花火を種類事に分けて並べて
みんなに配って行った
ロウソクに火をつけて
みんなはその火で花火を点火させると
パチパチと綺麗な音を立てながら
色とりどりの花火の火が灯った
「綺麗だな~
花火大会の花火もいいけど
手で持ってする花火も綺麗でいよね~
子供の時よくやったな~」
私は花火を見つめながら言った
「子供の時よくやったよな~
振り回して親によく怒られたけど、、」
柳井君が言った
「やっぱり柳井も振り回してんだ~
俺もよく怒られたわ、、」
柴野君は笑いながら言った
「男の子って危ないから止めなさいって
言われると余計ムキになってするよね~
柳井君は特にそんなタイプって感じ、、」
平井さんが言うと
「今でもするけどな~」
と笑いながら花火を軽く振り回した
「もう、、柳井君はいつまで経っても
子供なんだから、、」
私は柳井君を見つめて笑った
その後
打ち上げ花火をして
打ち上げロケットを遠くに飛ばす
競争をした
「あのイチャイチャカップル目掛けて
発射するぞ~」
柳井君はテンションがどんどん上がり
張り切っていた
そして落ちてくるパラシュートを
誰が拾えるか競争をした
「打ち上げ花火面白かった!
パラシュートは拾えなかったけど、、」
私が残念がっていると
「残念だったな~
やっぱり俺、拾うの上手だっただろう~」
と柳井君は私にパラシュートをくれた
そして最後に線香花火をした
誰が一番最後まで花火の球を落とさずに
いられるか競争する事にした
「俺、こう言うの苦手だけど頑張ろうっと」
柳井君がそう言ってみんなでいっせいに
火を付けた
パチパチととても静かで優しい音をたてながら
花火が広がった
「やっぱり線香花火って情緒があって
綺麗だね~なんか儚い感じもするけど
そこがいいね~」
私はじっと花火を見つめながら言った
「俺、線香花火より打ち上げ花火の方が
いいと思ったけど線香花火もいいな~
落ち着く感じだな~」
柳井君は球が落ちないように
小声で言った
そして次々に球はポタっと落ちて
一番最後まで残ったのは意外にも
柳井君だった
「え~、、
柳井君の花火が一番早く落ちると思ったのに
めちゃくちゃ意外だな~」
私が意外な顔をして言うと
「さすがだろ~
実は子供の時線香花火の
プロだったからな~」
自慢げに柳井君が言うと
「本当に~
プロだったんだ~
凄いな~」
私がビックリして言うと
「嘘に決まってるだろう!
白石すぐ信じるからな~」
って笑った
「花火本当に楽しかったな~
大人になってする花火もなんか
いいね!」
私が言うと
「そうだな!
また来年もしような!
所で、、
白石、前、電話で落ち込んでるって
言ってたけど大丈夫だったか?」
「あっ、、
あの時はありがとう
柳井君の元気な声のおかげで
立ち直った、、」
「そっか~じゃあ良かった、、
結構心配してたんだぞ、、」
柳井君はあの日からだいぶ経つのに
ちゃと覚えてくれていて
心配してくれていた
私は柳井君の優しさに少し胸が熱くなった
宮部さんの事はやっぱりショックが
大きかったしまだ完全に立ち直った
訳ではない、、
人を好きになったらやっぱり
すぐには忘れられないから、、
2人の想い出が多ければ多い程
忘れるには時間がかかる、、
だけどこの切ない気持ちや
好きと言う気持ちは
他に好きな人が出来たら想い出に変わるし
どんなに好き
死ぬ程好きだったとしても
その気持ちは信じられないくらい
あっさり忘れてしまう日が来る
そんな日が来ないって思っていても
来るんだ、、
だから無理には忘れない、、
いつか良い想い出になる日まで
そして、もっと好きな人が出来る日まで、、
『柳井君は今まで好きな人いたのかな?
今、好きな人いるのかな?』
私はふとそう思った
でも柳井君はフレンドリー過ぎて
やっぱり彼女とかの事想像出来なかった
誰にでも優しいから
何故か彼女とか好きな人いる気がしなかった
柳井君はそれくらい自由奔放な人だったから、、
そんな優しくて自由奔放な柳井君の
横顔をそっと見つめた
柳井君とずっと友達でいたいな、、
柳井君に彼女が出来たらきっと
寂しいだろうな~
私は少し寂しくなった
だけどその気持ちが何なのかは
自分でもよく分からなかった、、
花火をする事になった
夕方に集合して夜ご飯を食べ
柳井君が言っていた
老舗の花火屋さんに
向かった
何件かお店が並んでいる一角に
花火屋さんがあり
柳井君がその店に入り
私達もその後に付いて入った
お店は狭くて駄菓子やちょっとした
お土産が置いてあり
職人が手作りで作っている感じの
花火が種類分けして箱に入っている
私がそんな珍しい花火を一つづつ
見ていると
「おばーちゃん~!
おすすめの花火ある?」
柳井君は店番をしている老婆
(多分80~100歳位のおばーさん)
にすれすれまで近づき
顔を覗き込みながら言った
老婆は覗かれているのに気が付くと
右手を自分の右耳に持っていき
「はぁ~?!
何でしょうか?
耳が遠いもので、、
聞こえづらくて、、」
と困っている
「打ち上げ花火のおすすめある?」
柳井君はいつもの大声よりも倍もの
大声でゆっくり言った
「あ、、
はい、はい、駄菓子ですね、、
どの駄菓子にしましょうか?」
老婆は近くにある駄菓子の方に近づいた
「おばーちゃん、違うって、、
は、な、び、の話し、、」
柳井君は老婆の耳元で叫んだ
「花火ですか?!
花火をどうされるのですか?!」
老婆は少しボケている感じだった
私達は2人の会話を聞きながら
必死で笑いを堪えていたけれど
私は我慢出来なくて
大爆笑してしまった
「爆笑してごめんなさい、、」
私が言うと
「気持ち分かる、、
笑けるよねあの二人、、」
平井さんも今にも爆笑しそうな
感じでそう言った
「おばーちゃん、、
どの花火が人気ある?」
老婆の耳元でもう一度聞くと
「最近お客さんが減って来て
花火もなかなか売れないです、、
久しぶりにお若いお客さんが
来られたけど、、
耳が遠いから、、
何を言っておられるか分からないです、、」
と老婆は曲がった腰に手を当てて
柳井君を見つめた
「おばーちゃん、、
気にしなくていいから、、」
柳井君は諦めたように
花火を見ながら選び始めた
「これとこれとこれにしよう!
みんなも適当に選べよ!
白石は線香花火探せよ!」
私達は適当に花火を何種類か選び
私は線香花火を探して手に取った
老婆は店内をうろつき
私達の側に来ては
その花火はとても綺麗だとか
皆さんお若いですね~とか
どこらかお越しですか?
とか話しかけて来たけれど
私達がその質問に答えても
トンチンカンな答えが返って来るので
私達は笑ってごまかしていた
だけど柳井君は老婆とのやり取りに
ちゃんと一生懸命答えていた
花火を選び終わり
店内の奥に呼びかけると
老婆の息子さんらしき人が急いで
出て来て会計をしてくれた
「柳井君、、
あのおばーさん面白かったね、、」
私は店を出てからそう言うと
「前来た時は息子さんが店番してたから
あんなおばーさんがいるって知らなかった
かなり耳悪かったよな~」
柳井君は花火の袋を抱えながら言った
「そうだったんだ~
仲良さそうだったから
てっきり知り合いかと思った
2人のやり取り面白かった
爆笑してごめんね」
私が言うと
「また爆笑してたんだな~
白石はいつもちょっとした事で
爆笑するからな~
まあ、怒るより笑ってる方がいいけどな」
柳井君はそう言って
川の近くの橋の階段を
降りて行った
既に辺りは暗くなり
川辺だからか少し涼しく感じられた
「じゃあまず普通の花火からしようか?
その後打ち上げ花火して
最後に線香花火で締めるみたいな感じで」
柳井君は花火を種類事に分けて並べて
みんなに配って行った
ロウソクに火をつけて
みんなはその火で花火を点火させると
パチパチと綺麗な音を立てながら
色とりどりの花火の火が灯った
「綺麗だな~
花火大会の花火もいいけど
手で持ってする花火も綺麗でいよね~
子供の時よくやったな~」
私は花火を見つめながら言った
「子供の時よくやったよな~
振り回して親によく怒られたけど、、」
柳井君が言った
「やっぱり柳井も振り回してんだ~
俺もよく怒られたわ、、」
柴野君は笑いながら言った
「男の子って危ないから止めなさいって
言われると余計ムキになってするよね~
柳井君は特にそんなタイプって感じ、、」
平井さんが言うと
「今でもするけどな~」
と笑いながら花火を軽く振り回した
「もう、、柳井君はいつまで経っても
子供なんだから、、」
私は柳井君を見つめて笑った
その後
打ち上げ花火をして
打ち上げロケットを遠くに飛ばす
競争をした
「あのイチャイチャカップル目掛けて
発射するぞ~」
柳井君はテンションがどんどん上がり
張り切っていた
そして落ちてくるパラシュートを
誰が拾えるか競争をした
「打ち上げ花火面白かった!
パラシュートは拾えなかったけど、、」
私が残念がっていると
「残念だったな~
やっぱり俺、拾うの上手だっただろう~」
と柳井君は私にパラシュートをくれた
そして最後に線香花火をした
誰が一番最後まで花火の球を落とさずに
いられるか競争する事にした
「俺、こう言うの苦手だけど頑張ろうっと」
柳井君がそう言ってみんなでいっせいに
火を付けた
パチパチととても静かで優しい音をたてながら
花火が広がった
「やっぱり線香花火って情緒があって
綺麗だね~なんか儚い感じもするけど
そこがいいね~」
私はじっと花火を見つめながら言った
「俺、線香花火より打ち上げ花火の方が
いいと思ったけど線香花火もいいな~
落ち着く感じだな~」
柳井君は球が落ちないように
小声で言った
そして次々に球はポタっと落ちて
一番最後まで残ったのは意外にも
柳井君だった
「え~、、
柳井君の花火が一番早く落ちると思ったのに
めちゃくちゃ意外だな~」
私が意外な顔をして言うと
「さすがだろ~
実は子供の時線香花火の
プロだったからな~」
自慢げに柳井君が言うと
「本当に~
プロだったんだ~
凄いな~」
私がビックリして言うと
「嘘に決まってるだろう!
白石すぐ信じるからな~」
って笑った
「花火本当に楽しかったな~
大人になってする花火もなんか
いいね!」
私が言うと
「そうだな!
また来年もしような!
所で、、
白石、前、電話で落ち込んでるって
言ってたけど大丈夫だったか?」
「あっ、、
あの時はありがとう
柳井君の元気な声のおかげで
立ち直った、、」
「そっか~じゃあ良かった、、
結構心配してたんだぞ、、」
柳井君はあの日からだいぶ経つのに
ちゃと覚えてくれていて
心配してくれていた
私は柳井君の優しさに少し胸が熱くなった
宮部さんの事はやっぱりショックが
大きかったしまだ完全に立ち直った
訳ではない、、
人を好きになったらやっぱり
すぐには忘れられないから、、
2人の想い出が多ければ多い程
忘れるには時間がかかる、、
だけどこの切ない気持ちや
好きと言う気持ちは
他に好きな人が出来たら想い出に変わるし
どんなに好き
死ぬ程好きだったとしても
その気持ちは信じられないくらい
あっさり忘れてしまう日が来る
そんな日が来ないって思っていても
来るんだ、、
だから無理には忘れない、、
いつか良い想い出になる日まで
そして、もっと好きな人が出来る日まで、、
『柳井君は今まで好きな人いたのかな?
今、好きな人いるのかな?』
私はふとそう思った
でも柳井君はフレンドリー過ぎて
やっぱり彼女とかの事想像出来なかった
誰にでも優しいから
何故か彼女とか好きな人いる気がしなかった
柳井君はそれくらい自由奔放な人だったから、、
そんな優しくて自由奔放な柳井君の
横顔をそっと見つめた
柳井君とずっと友達でいたいな、、
柳井君に彼女が出来たらきっと
寂しいだろうな~
私は少し寂しくなった
だけどその気持ちが何なのかは
自分でもよく分からなかった、、
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