愛が憎しみに変わる時

山本未来

文字の大きさ
上 下
8 / 8

あっという間に朝

しおりを挟む
私は多分かなり疲れていたのか

朝まで爆睡していた

朝、目が覚めると

隣のベットに高田君がいる事に

なぜだか物凄く違和感を感じた


高田君は気持ち良さそうに

眠っている

時計を見るとまだ6時

私は服に着替えると

高田君を起こさないように

スマホのチェックをした

『昨日の夜の出来事は

なんだか夢だったみたいな気がするな~

手を繋いだり、お姫様抱っこを

何回もしてもらったり

何よりもホテルの一室で

結婚している男性と一夜を

過ごした事、、

何もなかったから良かったものの

この事誰かに知られたら

何もなかったで済まされない、、

朝になって急に現実感が出て来た

この部屋出る時注意してもらうように

高田君に言って置かないと!』

私は昨日の夜とは違って慎重になって

いる自分に気がついた


「紗季ちゃんおはよー

早起きだね~」

高田君は寝ぼけながら

そう言うとゆっくり起きだした

「私が爆睡している間に

何もしてこなかったよね!」

私が笑いながら言うと

「こっそりキスした!」

田中君はふざけながらそう言った

「え~キスしたって

まさか本当にしてないよね、、」

私は急に不安になって困っていると

「しない、、

しない、、

そんな卑怯な事俺しないし、、

本当にする時はお互いに

そう言う気持ちになった時

そうならないとそんな事しないから、、」

高田君は真面目に言うと

戸倉君と真希ちゃんがいる部屋に

電話をかけた

「おはよー

そろそろ俺そっちの部屋戻るわ!」

戸倉君は了承したみたいで

高田君は電話を切った

「紗季ちゃん!

俺そろそろ戻るわ~」

「うん!

誰かに会わないようにくれぐれも

気をつけてね!」

「分かってる!

誰にも分からないように戻るわ~」

そう言うと部屋に戻っていった


『もうすぐ真希ちゃん戻ってくるな~

高田君とは何もなかったけど

なんだか気まずい感じ、、

なんとか普通にしておこう』

私は平静を装うように

スマホを見つめた

今日もとても良い天気だと

スマホの天気予報の

アプリの画面に出ていた


『高田君は私が寝ている間に

本当に何もしてこなかったのかな?!

少し気になるな~

でもハッキリしてないって

言ってたから大丈夫かな、、

でも2人きりでいたのに何も

してこないって言うのも少し微妙?!

私には色気がないのかな?!』

私はそんな事をふと思った

だけど何かあったら大変な事に

なっていたのだから

良かったのだと思う私だった


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

妻への最後の手紙

中七七三
ライト文芸
生きることに疲れた夫が妻へ送った最後の手紙の話。

余命3ヶ月、、たけどあなたに出逢ってしまった

山本未来
ライト文芸
乳がんで余命3ヶ月と宣告された だけど明るく生きる決意をする 命ある限り好きな事をしよう、、 そして出逢ってしまった 大切な人と、、

小説家の私とダンサーの君

山本未来
ライト文芸
世界で活躍するダンサーになる夢を追って 猛練習に励む君に出会った私は 自分の夢だった小説を書く夢を思い出す そして夢に向かって歩みだす

社長室の蜜月

ゆる
恋愛
内容紹介: 若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。 一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。 仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

古屋さんバイト辞めるって

四宮 あか
ライト文芸
ライト文芸大賞で奨励賞いただきました~。 読んでくださりありがとうございました。 「古屋さんバイト辞めるって」  おしゃれで、明るくて、話しも面白くて、仕事もすぐに覚えた。これからバイトの中心人物にだんだんなっていくのかな? と思った古屋さんはバイトをやめるらしい。  学部は違うけれど同じ大学に通っているからって理由で、石井ミクは古屋さんにバイトを辞めないように説得してと店長に頼まれてしまった。  バイト先でちょろっとしか話したことがないのに、辞めないように説得を頼まれたことで困ってしまった私は……  こういう嫌なタイプが貴方の職場にもいることがあるのではないでしょうか? 表紙の画像はフリー素材サイトの https://activephotostyle.biz/さまからお借りしました。

振られた私

詩織
恋愛
告白をして振られた。 そして再会。 毎日が気まづい。

処理中です...