32 / 47
第三十二話 太陽触合
しおりを挟む
百鬼 塩焼きぃ…
みなもは部屋にロックをかけ、気ままに寝ていた。
相馬 時太あああ!!
百鬼 …ん、なんか聞こえた気がする…いや、気のせいかぁ。お休みぃ…
星月 この状況…追撃はなさそうですけど、どうしますか?
白上 すまん、こっちも香菜の手伝いで今はかなりしんどい…
小路 くっそ、ここにいる奴に、何とかなる奴かいないのかよ!
実久 ねえあなた…私もそろそろ限界かも…純があの領域の対処で使ってた循環効率が速すぎて、純についていけてない…
星月 私もしばらくは体すらも動きそうにないです…
??? 俺がやりましょうか…
白上 いや、それだと俺らも巻き添え食らうぞ!w
?? 最悪、私が体の面ならサポートできますよ。
小路 やるなら早めに、だ。
白上 香菜、行けるか?
星月 何とかします…
白上 …俺はいつでもいい。
実久 あなた守ってー!
小路 その辺は安心しろ。やれ。
??? 分かりました。
その男は一歩前に出ると、大きく息を吸ってから能力を発動した。その瞬間、地面がとてつもなく揺らぎ始めた。
葉月 なんだこれ…(空に逃げよう!)
岩田 地震か!?しかも強い!!
星月 (思ったより岩が脆い、すぐに隙間が空きそう。ひと呼吸おいて準備しないと…)!?
逃げる準備よりも一足早く、上から岩が落ちてきた。
白上 香菜!!
白上は音波を流して落ちてきた岩を破壊した。
星月 ごめん!でも、揺れが強まってきて動けなさそう…!
白上 俺も、今のでしばらくまともに動けそうにない…
?? ぎゃあああ!
??? ごめんなさい!!
星月 単語愛実ちゃん!!大丈夫!?
松木 足をやられちゃった!でもすぐ回復するから大丈夫だよ!それより早く離れて!
星月 (音波が岩を破壊してくれたおかげで、一応もう動ける!消費を抑えて、ここから抜け出す!)
そう言うと星月は、全身を空気と一体化させる技を使用した。
白上 俺はしばらく安静か。耐えろよ純…
星月 (この状態は能力の消費量が多いから長持ちしないけど、物理攻撃の貫通ができる。とりあえず外へ…)
実久 いやあああ!
実久は、あまりの揺れにおびえていた。
小路 落ち着けって大した揺れじゃない、と言いたいが…俺らもここにおいては無能力者同然か。ひとまずは待機だ。
増田 (空気の玉に炎を纏わせて疑似的な空気爆弾を生成した!)どうなるか…
その瞬間、増田から大量の空気玉が高いスピード力をもって2人に襲い掛かった。
葉月 (なんか飛んできた!)水の壁を!!
彩里の展開した水の壁に当たった空気玉は物凄い音を立てて破裂していった。
天宮 ナイス彩里!!俺が打つタイミングでちょうどよく解除して!
葉月 はいよ!
岩田 (くっそ、地盤を操るのがいるのか?どうにせよ、岩の強度が強化できてないこの状態じゃすぐに抜け出される。なら、出てきたやつの移動手段の足を封じに向かわないと…!)
天宮 神聖・触合!!
葉月 よいしょ!
彩里が能力を解除したその瞬間、瞬く間に輝いた光線が、一直線に増田めがけて放たれた。
増田 …!?(チートが!なんだよそれ!!)
岩田 眩しっ!
周辺は一瞬にして真っ白になり、それを直視していたものは全員、一時的に目が見えなくなっていた。
天宮 (さすがにいったろ…)
葉月 まだ油断はしないでよねー…
彩里は、さきほど増田がやっていたように、水を体の周りに纏って警戒をしていた。
相馬 来たぞー!!
灰白 はえええ!!
その直後、時太をおぶった瞬太が全速力で到着した。
葉月 周囲の状況を教えてー!!
目の見えない一同は状況の整理をしようと必死だった。
相馬 なんでみんな目瞑ってんだ?
灰白 とりあえず今は全員止まってるけど、なんでー!?
葉月 相馬、あの戦ってた人どうなってるー!?
相馬 知らん!どっか行ったんじゃね!?
葉月 …は?
天宮 あの技、他で使たことあるけどそんな骨まで全部が無くなるほどの威力にしてない!
増田 (何とか茂みに隠れられた。ただ、実久の能力がもうなさそうだ。ここは一旦引くべきかな…)
小路 逃げたのか!?
白上 いや、純がどんだけ薄情でも戦力を全部なくすほど馬鹿なことするとは考えられない。おそらくどこかにはいるはずだ。(小声)
実久 といっても私、これ以上の能力継続は厳しいわ。(小声)
灰白 その親玉みたいなの、顔はわかるんでしょ?なら、ちょっとその辺探してきてれない?
相馬 オッケー!!
増田 (風使いか?空気の圧を感じる…まずいな。あらかじめ確認していた隠れ場所はここらにはあまりない。見つかるまでに目が治るかどうか…)
灰白 …で、君たちは何者?
時太は固まっている白上達に問いかけた。
小路 俺たちは巻き込まれた一般人だ!
葉月 嘘だよ!あいつら戦ってたやつと一緒に動いてたやつだもん!
灰白 とりあえず、拘束させてもらうからね…!?
星月 それはやめてください。
時太は星月の腕を触ろうとした瞬間、手が貫通した。
灰白 なんだこいつ!?
時太は慌てて後ろに下がる。
葉月 (でも、少しずつ視界がぼやけて見えてくるようになった。あいつを見つけることは難しいだろうけど…)
彩里は、何とか周囲の状況を確認しようと再び水に乗り空へ舞った。
天宮 (彩里、動いたな。なら俺は…)神聖…
白上 なんか来るぞー!?
星月 (あの光線は物理攻撃じゃないから、もしそれが放たれたら私もまずい!!)
天宮 (うるせえな、こっちも視界塞がれてんだよ…攻撃なんかできるか!)神聖・天守!
灯請は人1人分の結界を作り、外界からの攻撃に備えた。
みなもは部屋にロックをかけ、気ままに寝ていた。
相馬 時太あああ!!
百鬼 …ん、なんか聞こえた気がする…いや、気のせいかぁ。お休みぃ…
星月 この状況…追撃はなさそうですけど、どうしますか?
白上 すまん、こっちも香菜の手伝いで今はかなりしんどい…
小路 くっそ、ここにいる奴に、何とかなる奴かいないのかよ!
実久 ねえあなた…私もそろそろ限界かも…純があの領域の対処で使ってた循環効率が速すぎて、純についていけてない…
星月 私もしばらくは体すらも動きそうにないです…
??? 俺がやりましょうか…
白上 いや、それだと俺らも巻き添え食らうぞ!w
?? 最悪、私が体の面ならサポートできますよ。
小路 やるなら早めに、だ。
白上 香菜、行けるか?
星月 何とかします…
白上 …俺はいつでもいい。
実久 あなた守ってー!
小路 その辺は安心しろ。やれ。
??? 分かりました。
その男は一歩前に出ると、大きく息を吸ってから能力を発動した。その瞬間、地面がとてつもなく揺らぎ始めた。
葉月 なんだこれ…(空に逃げよう!)
岩田 地震か!?しかも強い!!
星月 (思ったより岩が脆い、すぐに隙間が空きそう。ひと呼吸おいて準備しないと…)!?
逃げる準備よりも一足早く、上から岩が落ちてきた。
白上 香菜!!
白上は音波を流して落ちてきた岩を破壊した。
星月 ごめん!でも、揺れが強まってきて動けなさそう…!
白上 俺も、今のでしばらくまともに動けそうにない…
?? ぎゃあああ!
??? ごめんなさい!!
星月 単語愛実ちゃん!!大丈夫!?
松木 足をやられちゃった!でもすぐ回復するから大丈夫だよ!それより早く離れて!
星月 (音波が岩を破壊してくれたおかげで、一応もう動ける!消費を抑えて、ここから抜け出す!)
そう言うと星月は、全身を空気と一体化させる技を使用した。
白上 俺はしばらく安静か。耐えろよ純…
星月 (この状態は能力の消費量が多いから長持ちしないけど、物理攻撃の貫通ができる。とりあえず外へ…)
実久 いやあああ!
実久は、あまりの揺れにおびえていた。
小路 落ち着けって大した揺れじゃない、と言いたいが…俺らもここにおいては無能力者同然か。ひとまずは待機だ。
増田 (空気の玉に炎を纏わせて疑似的な空気爆弾を生成した!)どうなるか…
その瞬間、増田から大量の空気玉が高いスピード力をもって2人に襲い掛かった。
葉月 (なんか飛んできた!)水の壁を!!
彩里の展開した水の壁に当たった空気玉は物凄い音を立てて破裂していった。
天宮 ナイス彩里!!俺が打つタイミングでちょうどよく解除して!
葉月 はいよ!
岩田 (くっそ、地盤を操るのがいるのか?どうにせよ、岩の強度が強化できてないこの状態じゃすぐに抜け出される。なら、出てきたやつの移動手段の足を封じに向かわないと…!)
天宮 神聖・触合!!
葉月 よいしょ!
彩里が能力を解除したその瞬間、瞬く間に輝いた光線が、一直線に増田めがけて放たれた。
増田 …!?(チートが!なんだよそれ!!)
岩田 眩しっ!
周辺は一瞬にして真っ白になり、それを直視していたものは全員、一時的に目が見えなくなっていた。
天宮 (さすがにいったろ…)
葉月 まだ油断はしないでよねー…
彩里は、さきほど増田がやっていたように、水を体の周りに纏って警戒をしていた。
相馬 来たぞー!!
灰白 はえええ!!
その直後、時太をおぶった瞬太が全速力で到着した。
葉月 周囲の状況を教えてー!!
目の見えない一同は状況の整理をしようと必死だった。
相馬 なんでみんな目瞑ってんだ?
灰白 とりあえず今は全員止まってるけど、なんでー!?
葉月 相馬、あの戦ってた人どうなってるー!?
相馬 知らん!どっか行ったんじゃね!?
葉月 …は?
天宮 あの技、他で使たことあるけどそんな骨まで全部が無くなるほどの威力にしてない!
増田 (何とか茂みに隠れられた。ただ、実久の能力がもうなさそうだ。ここは一旦引くべきかな…)
小路 逃げたのか!?
白上 いや、純がどんだけ薄情でも戦力を全部なくすほど馬鹿なことするとは考えられない。おそらくどこかにはいるはずだ。(小声)
実久 といっても私、これ以上の能力継続は厳しいわ。(小声)
灰白 その親玉みたいなの、顔はわかるんでしょ?なら、ちょっとその辺探してきてれない?
相馬 オッケー!!
増田 (風使いか?空気の圧を感じる…まずいな。あらかじめ確認していた隠れ場所はここらにはあまりない。見つかるまでに目が治るかどうか…)
灰白 …で、君たちは何者?
時太は固まっている白上達に問いかけた。
小路 俺たちは巻き込まれた一般人だ!
葉月 嘘だよ!あいつら戦ってたやつと一緒に動いてたやつだもん!
灰白 とりあえず、拘束させてもらうからね…!?
星月 それはやめてください。
時太は星月の腕を触ろうとした瞬間、手が貫通した。
灰白 なんだこいつ!?
時太は慌てて後ろに下がる。
葉月 (でも、少しずつ視界がぼやけて見えてくるようになった。あいつを見つけることは難しいだろうけど…)
彩里は、何とか周囲の状況を確認しようと再び水に乗り空へ舞った。
天宮 (彩里、動いたな。なら俺は…)神聖…
白上 なんか来るぞー!?
星月 (あの光線は物理攻撃じゃないから、もしそれが放たれたら私もまずい!!)
天宮 (うるせえな、こっちも視界塞がれてんだよ…攻撃なんかできるか!)神聖・天守!
灯請は人1人分の結界を作り、外界からの攻撃に備えた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる