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第十七話 二人に出来ること
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村の人 あーいたいた!みなもちゃん!今時間大丈夫?
村の人が向かった先には、ちょうど休憩中のみなもが地面に座っていた。
百鬼 お、どうしたのー?
村の人 そろそろ夜も遅くなるし、お部屋に案内しようと思ってね。
百鬼 お!行くー!
村の人 それはよかった。みなもちゃんは他の子よりもフランクな接し方で、同い年と話してる感じでいいわね!
百鬼 敬語ってよくわかんないし、そういう変な決まり事みたいなの好きじゃないからね!私は私らしくいたいな!
村の人の優しい笑顔に、みなももいつも通りのにこやかな笑顔で返した。
村の人 それでこそみなもちゃんって感じね!じゃあ、行きましょうか。
百鬼 おっす!
萩原 できた!
村の人 おお!こりゃあいい出来だな!
桜木 そっちもやるじゃん!
一方で、千聖と鈴音は村の人にとある頼みごとをしていた。
~少し前~
村の人 え?量産可能な武器を作りたいって?
萩原 はい、私たち、戦闘になったときに何かしらの戦闘する術が欲しいんです。それに、守られてばかりだと、迷惑になっちゃうし…
桜木 6人が頑張ってる中で能力のない私たちがただ見守ってるっていうのは、むずがゆい感じがするんです。
2人は村の建設を担当している人の家に来ていた。
村の人 そうか…俺としては嬢ちゃんたちが血を浴びるのはやや否定的だが…
萩原 大丈夫です!よく葉っぱで切って血出してました!
桜木 いやそういうことじゃなくて…
村の人 …わかった。
村の人は少し考えた後、とある提案を持ち掛けた。
桜木 ?
村の人 なら、簡単に作れる武器を一緒に作ろう。ただし、それと同時に2人には武器の素材で護身用の何かを作ってもらう。
萩原 護身用っていうと…?
村の人 俺の作業場にはいろいろと使わずにそのままの素材があふれるほどある。だからその辺は安心してほしい。その中から、自分にとって必要な護身できるものを作るんだ。ここで作ることで、いざ旅に出た後、現地で即興で作り上げることもできるだろ?
桜木 なるほど…
村の人 例えば、木材を組み合わせて取っ手にすると、木製の盾になるだろ?
村の人は話しながらも作業をはじめ、見る見るうちにはめ込み式の盾を完成させた。
萩原 すご!
千聖は目を輝かせていた。
村の人 俺は何かしらのものを作るとき、木材なら大抵はめ込み式を想定して作るんだ。このメリットは見栄えの良さだけでなく金属を使ったときの腐敗や損傷による破損が無くなるんだ。
桜木 1つ疑問なんですけど、はめ込め式で作るとして防具を作る場合って、人によって体の太さが違うじゃないですか。そういう場合ってどうすればいいんですか?
村の人 もしかして、こいつを知らないのか?
キョトンとした顔で、村の人は容器に入った液体を見せた。
桜木 それは…何かの材料?
村の人 これは木から採れたものでな。これを加工すると、伸縮性に長けたゴムっつーものができるんだ。少し触ってみー?
村の人は、容器に入った液体の完成形を、2人に渡した。
萩原 お!こんなに伸びるの!?ずっと伸びるー!
千聖は手を大きく広げて少しずつゴムを延ばしていった。
村の人 でも、あんまりやりすぎるとよくないぜー?
萩原 え?うわっ!!
村の人が注意するとほぼ同時に、千聖の持っていたゴムがちぎれてしまった。
桜木 (でも、こんなに伸ばすことなんてこのアホ以外はしないだろうし、何より汎用性も高い!)それって、どのくらいありますか?
村の人 結構貯めてたつもりだから、1日で使う分にはまず問題ないな。
桜木 じゃあ、使わせていただきます!
萩原 いったー…(鈴音は何か思いついたっぽいな。私も何か考えなきゃ…)
千聖は片眼を閉じながらしかめっ面をしつつも、若干の焦りを感じていた。
村の人 じゃあ、完成したら教えてくれー。
~~~~~
萩原 んで、鈴音は何を作ったの?
桜木 私は、木材とゴムを使った防具!っといっても、短時間で作るってなって量産可能って考えると凝った形にはできなかったわー。でもしっかり人数分、ゴムを利用して体の大きさに合うようにそれぞれが調整してくれれば、四肢だけでも十分な耐久性のあるものになるはず!そっちはどう?
鈴音は自分の発想にかなりの自信を持っていた。
萩原 確かに、早く作れそうだし、実際護身用の制作に関しては私より断然早く終わってたね。でも私は、簡単に作れるってところには劣るかもしれないけど、実用性のあるものができたよ!これ!
千聖は、木材で作った立方体の何かを鈴音に見せた。
桜木 ん…なにこれ?
萩原 ここの1か所だけ、中が開くんだよ!
桜木 あ、風呂敷みたいに使う収納スペースってこと?
萩原 そう!…なんだけど実は…!こんなこともできちゃいます!
そういうと千聖は鈴音の前に立ち上がって、その木材に取り付けた、太くした紐を首から下げた。
桜木 !すごい!!
萩原 鈴音さ、来るとき風呂敷持つの辛そうだったじゃん!そんな時にこれを背負っていれば、前傾姿勢にならずに、快適に歩けるんじゃない!?もちろん鈴音もやってたから、全員分用意したよ!
千聖は手をひらひらさせながら他7つのほとんど同じものを見せた。
桜木 (それなら最初から荷物持ってくれてもよかったんじゃ…)でも、すごい!これがあれば持っていけるものも増えそうでいいね!
萩原 え、でもって何?
桜木 あ、気にしないで。
萩原 そう?
村の人 2人とも、作品作りは初めてらしいが、この発想力はさすがといったところだな!そんで、武器の方は何かできたのか?
萩原 そっちも問題ないです!ではこれを見てください!
そう言ってそれぞれ形の違う細長い木材を人数分持ってきた。
桜木 これは…?
萩原 木刀!ちなみに、1個目に時間かけてたら他が荒くなっちゃった!wまああと一日あるし明日でもいいっしょ!w
桜木 ほかのみんなならまだしも無能力者の私たちが未経験で近接剣術はまずいでしょ!w
萩原 だってー!みなもかっこよかったんだもんー!!
突っ込みを入れる鈴音に対して、千聖は今日のことを思い返しながら作っていた。
桜木 それはそうだけどさー…まあ、私も大して変わらないから、人のことも言えないのかもなー。
萩原 鈴音は何作ったの?
桜木 さっき限界まで千聖が伸ばしたゴムが破裂して痛がってたじゃん。それとおんなじ感じで、ゴムを早く飛ばせる武器を作ったの。とはいっても、そんなにいっぱい飛ぶわけじゃないだろうから、剣と戦ったら負けちゃうと思うけど…
萩原 何それすっご!
少し落ち込む鈴音に対して、千聖は目を輝かせながら鈴音の作品を眺めていた。
桜木 どうですか、2つとも合わせて…
村の人 少しアレンジを加えてみるのもありだなとは思った節が何個かあったが、いい出来栄えだ!初挑戦でこれは文句なしの大成功だよ!
村の人は満面の笑みで即答した。
萩原 やったー!
桜木 そのアレンジっていうのは例えばどんな感じなんですか?
素直に喜ぶ千聖をよそに、真剣な表情で鈴音は質問をした。
村の人 まあここからの話は俺らしか分からないだろうから、あまり気にしなくていいよ。
桜木 そうですか…
鈴音は村の人の返答に対して、少し悲しそうに俯いた。
村の人 えっと、今お時間平気ですかー?
恐る恐るゆっくりと入ってきた村の人に、2人は振り返った。
萩原 ちょうど終わりましたー!
桜木 何か頼み事でしょうか?
村の人 いえ、寝る場所の案内をしようと思ってきましたの。
萩原 え!野宿かと思ってたのに!
村の人 いやいや流石に村の英雄を野宿はトチ狂ってるだろw
思っていたことを口に出した千聖に思わず村の人は突っ込みを入れた。
桜木 でも、いいんですか私たちなんかのために…
村の人 何言ってるんですかー!今、他の村の人もそれぞれ呼びに行ってるところですから、是非ついてきてください。
萩原 いこーよ!鈴音!
桜木 そうだね。ついて行きます!
村の人 少し、俺もそっちに用があるから、一緒について行ってもいいか?
村の人は何かを思い出したように立ち上がった。
桜木 もちろんです!
萩原 行きましょー!
村の人 じゃあ、れっつごー、ですね!
村の人は、慣れてなさそうな口ぶりで、2人にそう言った。
萩原 レッツゴー!!
村の人が向かった先には、ちょうど休憩中のみなもが地面に座っていた。
百鬼 お、どうしたのー?
村の人 そろそろ夜も遅くなるし、お部屋に案内しようと思ってね。
百鬼 お!行くー!
村の人 それはよかった。みなもちゃんは他の子よりもフランクな接し方で、同い年と話してる感じでいいわね!
百鬼 敬語ってよくわかんないし、そういう変な決まり事みたいなの好きじゃないからね!私は私らしくいたいな!
村の人の優しい笑顔に、みなももいつも通りのにこやかな笑顔で返した。
村の人 それでこそみなもちゃんって感じね!じゃあ、行きましょうか。
百鬼 おっす!
萩原 できた!
村の人 おお!こりゃあいい出来だな!
桜木 そっちもやるじゃん!
一方で、千聖と鈴音は村の人にとある頼みごとをしていた。
~少し前~
村の人 え?量産可能な武器を作りたいって?
萩原 はい、私たち、戦闘になったときに何かしらの戦闘する術が欲しいんです。それに、守られてばかりだと、迷惑になっちゃうし…
桜木 6人が頑張ってる中で能力のない私たちがただ見守ってるっていうのは、むずがゆい感じがするんです。
2人は村の建設を担当している人の家に来ていた。
村の人 そうか…俺としては嬢ちゃんたちが血を浴びるのはやや否定的だが…
萩原 大丈夫です!よく葉っぱで切って血出してました!
桜木 いやそういうことじゃなくて…
村の人 …わかった。
村の人は少し考えた後、とある提案を持ち掛けた。
桜木 ?
村の人 なら、簡単に作れる武器を一緒に作ろう。ただし、それと同時に2人には武器の素材で護身用の何かを作ってもらう。
萩原 護身用っていうと…?
村の人 俺の作業場にはいろいろと使わずにそのままの素材があふれるほどある。だからその辺は安心してほしい。その中から、自分にとって必要な護身できるものを作るんだ。ここで作ることで、いざ旅に出た後、現地で即興で作り上げることもできるだろ?
桜木 なるほど…
村の人 例えば、木材を組み合わせて取っ手にすると、木製の盾になるだろ?
村の人は話しながらも作業をはじめ、見る見るうちにはめ込み式の盾を完成させた。
萩原 すご!
千聖は目を輝かせていた。
村の人 俺は何かしらのものを作るとき、木材なら大抵はめ込み式を想定して作るんだ。このメリットは見栄えの良さだけでなく金属を使ったときの腐敗や損傷による破損が無くなるんだ。
桜木 1つ疑問なんですけど、はめ込め式で作るとして防具を作る場合って、人によって体の太さが違うじゃないですか。そういう場合ってどうすればいいんですか?
村の人 もしかして、こいつを知らないのか?
キョトンとした顔で、村の人は容器に入った液体を見せた。
桜木 それは…何かの材料?
村の人 これは木から採れたものでな。これを加工すると、伸縮性に長けたゴムっつーものができるんだ。少し触ってみー?
村の人は、容器に入った液体の完成形を、2人に渡した。
萩原 お!こんなに伸びるの!?ずっと伸びるー!
千聖は手を大きく広げて少しずつゴムを延ばしていった。
村の人 でも、あんまりやりすぎるとよくないぜー?
萩原 え?うわっ!!
村の人が注意するとほぼ同時に、千聖の持っていたゴムがちぎれてしまった。
桜木 (でも、こんなに伸ばすことなんてこのアホ以外はしないだろうし、何より汎用性も高い!)それって、どのくらいありますか?
村の人 結構貯めてたつもりだから、1日で使う分にはまず問題ないな。
桜木 じゃあ、使わせていただきます!
萩原 いったー…(鈴音は何か思いついたっぽいな。私も何か考えなきゃ…)
千聖は片眼を閉じながらしかめっ面をしつつも、若干の焦りを感じていた。
村の人 じゃあ、完成したら教えてくれー。
~~~~~
萩原 んで、鈴音は何を作ったの?
桜木 私は、木材とゴムを使った防具!っといっても、短時間で作るってなって量産可能って考えると凝った形にはできなかったわー。でもしっかり人数分、ゴムを利用して体の大きさに合うようにそれぞれが調整してくれれば、四肢だけでも十分な耐久性のあるものになるはず!そっちはどう?
鈴音は自分の発想にかなりの自信を持っていた。
萩原 確かに、早く作れそうだし、実際護身用の制作に関しては私より断然早く終わってたね。でも私は、簡単に作れるってところには劣るかもしれないけど、実用性のあるものができたよ!これ!
千聖は、木材で作った立方体の何かを鈴音に見せた。
桜木 ん…なにこれ?
萩原 ここの1か所だけ、中が開くんだよ!
桜木 あ、風呂敷みたいに使う収納スペースってこと?
萩原 そう!…なんだけど実は…!こんなこともできちゃいます!
そういうと千聖は鈴音の前に立ち上がって、その木材に取り付けた、太くした紐を首から下げた。
桜木 !すごい!!
萩原 鈴音さ、来るとき風呂敷持つの辛そうだったじゃん!そんな時にこれを背負っていれば、前傾姿勢にならずに、快適に歩けるんじゃない!?もちろん鈴音もやってたから、全員分用意したよ!
千聖は手をひらひらさせながら他7つのほとんど同じものを見せた。
桜木 (それなら最初から荷物持ってくれてもよかったんじゃ…)でも、すごい!これがあれば持っていけるものも増えそうでいいね!
萩原 え、でもって何?
桜木 あ、気にしないで。
萩原 そう?
村の人 2人とも、作品作りは初めてらしいが、この発想力はさすがといったところだな!そんで、武器の方は何かできたのか?
萩原 そっちも問題ないです!ではこれを見てください!
そう言ってそれぞれ形の違う細長い木材を人数分持ってきた。
桜木 これは…?
萩原 木刀!ちなみに、1個目に時間かけてたら他が荒くなっちゃった!wまああと一日あるし明日でもいいっしょ!w
桜木 ほかのみんなならまだしも無能力者の私たちが未経験で近接剣術はまずいでしょ!w
萩原 だってー!みなもかっこよかったんだもんー!!
突っ込みを入れる鈴音に対して、千聖は今日のことを思い返しながら作っていた。
桜木 それはそうだけどさー…まあ、私も大して変わらないから、人のことも言えないのかもなー。
萩原 鈴音は何作ったの?
桜木 さっき限界まで千聖が伸ばしたゴムが破裂して痛がってたじゃん。それとおんなじ感じで、ゴムを早く飛ばせる武器を作ったの。とはいっても、そんなにいっぱい飛ぶわけじゃないだろうから、剣と戦ったら負けちゃうと思うけど…
萩原 何それすっご!
少し落ち込む鈴音に対して、千聖は目を輝かせながら鈴音の作品を眺めていた。
桜木 どうですか、2つとも合わせて…
村の人 少しアレンジを加えてみるのもありだなとは思った節が何個かあったが、いい出来栄えだ!初挑戦でこれは文句なしの大成功だよ!
村の人は満面の笑みで即答した。
萩原 やったー!
桜木 そのアレンジっていうのは例えばどんな感じなんですか?
素直に喜ぶ千聖をよそに、真剣な表情で鈴音は質問をした。
村の人 まあここからの話は俺らしか分からないだろうから、あまり気にしなくていいよ。
桜木 そうですか…
鈴音は村の人の返答に対して、少し悲しそうに俯いた。
村の人 えっと、今お時間平気ですかー?
恐る恐るゆっくりと入ってきた村の人に、2人は振り返った。
萩原 ちょうど終わりましたー!
桜木 何か頼み事でしょうか?
村の人 いえ、寝る場所の案内をしようと思ってきましたの。
萩原 え!野宿かと思ってたのに!
村の人 いやいや流石に村の英雄を野宿はトチ狂ってるだろw
思っていたことを口に出した千聖に思わず村の人は突っ込みを入れた。
桜木 でも、いいんですか私たちなんかのために…
村の人 何言ってるんですかー!今、他の村の人もそれぞれ呼びに行ってるところですから、是非ついてきてください。
萩原 いこーよ!鈴音!
桜木 そうだね。ついて行きます!
村の人 少し、俺もそっちに用があるから、一緒について行ってもいいか?
村の人は何かを思い出したように立ち上がった。
桜木 もちろんです!
萩原 行きましょー!
村の人 じゃあ、れっつごー、ですね!
村の人は、慣れてなさそうな口ぶりで、2人にそう言った。
萩原 レッツゴー!!
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