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第二章 テニス部と女子
35話 しらけ世代
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とある、秋もだいぶ暮れたころのこと。
橋本秀真は、周囲の期待以上に積極的な練習参加姿勢を見せた。
よほど大神からかけられた激励のことばが効いたのか、はたまた白泉との練習試合がおもしろかったのか。どちらにしろ、彼が入部してから二週間。
ふてぶてしい態度こそそのままだが、大人が心配していたような単独行動や不良行動はめっきりなくなった。
──それは部活中だけでなく、日常的な授業風景においても言えたことで。
「最近、橋本秀真の出席率がいいですねえ」
とは、若手数学教師大野健司のことば。
これまでだいたいサボりか喧嘩かタバコかで不在だった橋本が、ここ二週間、授業時間のあいだ教室の自席に座っているのである。これは、教師たちにとってはかなり衝撃的なできごとであった。
やっぱり、と。
大野が糸目をさらに細めて、遥香に笑みかける。
「テニス部で、精力的に活動しているからですかね。谷先生」
「ええ、そうかもしれません。それに橋本くんって相田くんとおなじクラスだから、最近は相田くんと話すことも多いみたいで──ほら、彼の雰囲気ってふしぎでしょう。周囲にいる人の気持ちをなごませるというか、荒波立たせないというか」
「たしかに、だれにでもフラットですしね。でもあしたから期末考査のテスト勉強期間に入るから、全部活は活動禁止になっちゃいますよ。また鬱憤ためて、素行が逆戻りなんかしてわるさしなけりゃあいいですがね」
「ラケット振りまわされちゃあかなわんな!」
「わははははっ」
「…………」
そうだそうだ、と周囲の教員もわらい、うなずき、職員室内はなんとも言いがたい雰囲気に包まれる。
(そんな言い方しなくても)
遥香の胸に靄がかかった。
たしかにテニス部入部前の彼は手のつけられない不良学生で、授業に出ていることが奇跡だった。それが毎日自席にいるのだから、みな余計な勘繰りをしたくもなるのだろう。──が、遥香はそれに同調する気にはなれなかった。
なぜって、練習時の秀真を知れば知るほど、彼がそうわるい子には見えないからである。
そもそも、と三年の学年主任が割って入ってきた。
「橋本にかぎらずテニス部の子たち、期末考査のお勉強はだいじょうぶなんでしょうね。谷先生」
「え?」
「そうですよ。中間考査、高宮雅久……はなぜか高得点でしたが、新名竜太と相田蓮、なぜか高宮凛久もひどかったですからねえ。橋本にいたっては当日受けてもいなかった! ま、後日無理やり受けさせたそうですが?」
一年の学年主任もえらそうにつぶやく。
遥香は内心、むかっとした。なにも知らないくせにふだんのおこないだけで判断して、レッテルを貼るだなんて、と。
ゆえに、
「だいじょうぶですとも。みんな全教科のうち赤点一個でもあったら部活やめるって、そういう覚悟で臨んでくれてますから!」
なんてとっさに胸をたたいた遥香であった。
が──。
「だいじょうぶなワケねーじゃん」
と、ふんぞり返った雅久が言った。
ここはテニス部部室。テスト期間ゆえ部活はないが、谷遥香からの緊急召集をうけた五名が、しぶしぶ集まったのである。
顔ぶれ見ろや、と雅久はつづけた。
「ニーナは日本史以外壊滅的、蓮は文系やる気ねーし、凛久は……やる気あっても点数結び付かねーし。秀真なんざテストすら受ける気ねーし」
「オイなんだよ雅久、それじゃまるで自分だけがテニス部の優等生だとでも言いたげだな」
「違わねーだろバカニーナ。赤点なんざクソダセーもんとったことねえよ」
「…………」
一同は黙り込む。
まちがったことは言っていない。彼は授業をぼうっと聞いているだけで、家で勉強したようすは微塵もないのにテストを受ければ高得点。それが文系理系にかかわらず、なのだからとんだチート野郎である。家での彼のようすを知っているだけに、凛久はぎりりとくやしさをかみしめた。
テストまであと十日。
あらかじめ五人の中間考査結果を見てきた遥香の胸には、焦燥しかない。日常態度に問題のない相田蓮と高宮凛久でさえ赤点圏内に入っているというのに、ふだんから授業すらまじめに聞いていない新名や秀真がはたして点数をとれるのか──。
しかし生徒たちはのんきなものだった。
ていうか、と新名がからからわらう。
「いちばんの誤算は蓮じゃね。おまえ勉強できそうな顔してるくせにさ」
「ひとの顔で当て推量すんなよ。理数は高得点だからいいだろ、どうせ受験なんて文理えらぶんだろうし」
「ばか」雅久が声を荒げる。
「共通テストの選択は理系でも文理ひととおり受けんだよ。日本人なのに文系壊滅的だったら、大学卒業しても社会で役立たねーだろ」
「うわ。雅久のくせにそういうちゃんとしたこと言うなよ、さぶいぼ立つだろ……」
「なんでだよ!」
「ってかどうすんだよォ。オレら赤点一個でもとったら、退部だぞ!」
凛久が泣きそうな顔でさけんだ。
それについては、とほか四人がじとりと遥香をにらみつける。そんな覚悟も臨むつもりも毛頭なかった生徒たちにとっては寝耳に水である。それについてはホントにゴメン、と遥香は手を合わせた。
「でもくやしいじゃない! みんながんばってるのに『どうせダメだろ』みたいなレッテル貼られてさ。ちょっとは見返してやろうとかおもわない⁈」
しかし生徒の反応はうすい。
「べつに」と、秀真。
「言いたきゃ言わせとけばいいし」雅久。
「いい点とったヤツが人間的にできてるって世の中でもねーしな」とは、新名。
「点数で人間性図るほうがゆがんでるよな」凛久はにっこりわらい、
「自分の興味科目をつきつめたほうが将来大成しますよ」蓮は耳をほじる。
なんというしらけ世代──。
かつて『悟り世代』と言われておとなたちからため息をつかれた遥香でさえ、現代の若者たちの考え方はしらけすぎている、とおもう。
あなたたちね、と遥香は肩をふるわせた。
「そうやって世の中わかったような顔してますけど、いずれわかりますからね。いまをがんばらなかった代償は、かならずあとになって皺寄せがくるんですからね。……おとながみんな口うるさくおなじことを言うのは、あなたたちとおなじように頑張らなかった結果をひしひしと身に沁みて感じているからなんですからね!」
言えばいうほどなさけなくなってくる。
なおもしらけた空気がただよっていたが、新名がふいに立ちあがった。
「だーれががんばらないって言ったよ、谷セン」
「……え?」
「おれらは、谷センが『赤点とるな、がんばれ』って言ってくれたらフツーにがんばるわけ。そのハゲどもがなんと言おうが、見返すとかどーでもいいの。だろ、オメーら」
「あ、う、うん。オレも退部はイヤだし──」
「文系かァ……やるかァ」
「チッ、めんどくせー。これだから集団組織ってのはメンドクセーんだ」
「秀真も『しっかり頑張ります』ってよ」
と、雅久が口角をあげて締める。
遥香は感動してことばを詰まらせた。が、すぐに頭を振って立ち直り、「雅久くんッ」と彼の手を両手で包んだ。
「みんなの勉強──ひとりで見てあげられる?」
「は。見るわけねーだろメンドクセー、凛久だけだ」
「えっなんでオレ……オレ、雅久に見てもらいたくないけど!」
「ア!?」
「おれもイヤ。谷セン、日本史以外もおしえてよ~」
「雅久って人におしえるの下手だから、おれも嫌っすね。暗記やだなー、めんどくせーなァ。橋本、おまえはやる気出したら点取れんだろ? 暗記のコツおしえてよ」
「…………チッ」
と、それぞれが好き勝手に口をひらく。
まるで退部の危機感がない(ように見える)生徒たちを前に、遥香は額に青筋を立てる。
それを横目に、雅久がにやりと口角をあげた。
「だいたい、がんばった褒美が退部回避ってだけじゃ、やる気出ねーよなァ」
「どうか~ん」
「フン、めずらしくマトモなこと言いやがって」
新名、秀真が小馬鹿にしたようにわらうのを見て、遥香は「わかりました」と吐き捨てるように言った。
怒気混じりの声に、生徒たちはきょとんと遥香を見る。
「本来、学生の本分に対してマイナス面をゼロにしろと言っているだけで、なぜご褒美が発生するとおもっているのかが疑問ですが、あなたたちがそこまで言うならこちらも相応のものを用意してさしあげます」
「相応のもの……?」
部室内に緊迫感が走る。
「高級焼肉『ジョジョ宴』三時間食べ放題──」
先生のおごりで食べさせてあげましょう、と。
いう遥香のことばを聞いた瞬間、五名の生徒はがたりと立ち上がって各々が苦手科目の教科書を手にひらく。
言ったな、と雅久が血走った眼で遥香をにらみつけた。
教師に二言は在りません、と遥香は奥歯を噛みしめてつぶやいた。
橋本秀真は、周囲の期待以上に積極的な練習参加姿勢を見せた。
よほど大神からかけられた激励のことばが効いたのか、はたまた白泉との練習試合がおもしろかったのか。どちらにしろ、彼が入部してから二週間。
ふてぶてしい態度こそそのままだが、大人が心配していたような単独行動や不良行動はめっきりなくなった。
──それは部活中だけでなく、日常的な授業風景においても言えたことで。
「最近、橋本秀真の出席率がいいですねえ」
とは、若手数学教師大野健司のことば。
これまでだいたいサボりか喧嘩かタバコかで不在だった橋本が、ここ二週間、授業時間のあいだ教室の自席に座っているのである。これは、教師たちにとってはかなり衝撃的なできごとであった。
やっぱり、と。
大野が糸目をさらに細めて、遥香に笑みかける。
「テニス部で、精力的に活動しているからですかね。谷先生」
「ええ、そうかもしれません。それに橋本くんって相田くんとおなじクラスだから、最近は相田くんと話すことも多いみたいで──ほら、彼の雰囲気ってふしぎでしょう。周囲にいる人の気持ちをなごませるというか、荒波立たせないというか」
「たしかに、だれにでもフラットですしね。でもあしたから期末考査のテスト勉強期間に入るから、全部活は活動禁止になっちゃいますよ。また鬱憤ためて、素行が逆戻りなんかしてわるさしなけりゃあいいですがね」
「ラケット振りまわされちゃあかなわんな!」
「わははははっ」
「…………」
そうだそうだ、と周囲の教員もわらい、うなずき、職員室内はなんとも言いがたい雰囲気に包まれる。
(そんな言い方しなくても)
遥香の胸に靄がかかった。
たしかにテニス部入部前の彼は手のつけられない不良学生で、授業に出ていることが奇跡だった。それが毎日自席にいるのだから、みな余計な勘繰りをしたくもなるのだろう。──が、遥香はそれに同調する気にはなれなかった。
なぜって、練習時の秀真を知れば知るほど、彼がそうわるい子には見えないからである。
そもそも、と三年の学年主任が割って入ってきた。
「橋本にかぎらずテニス部の子たち、期末考査のお勉強はだいじょうぶなんでしょうね。谷先生」
「え?」
「そうですよ。中間考査、高宮雅久……はなぜか高得点でしたが、新名竜太と相田蓮、なぜか高宮凛久もひどかったですからねえ。橋本にいたっては当日受けてもいなかった! ま、後日無理やり受けさせたそうですが?」
一年の学年主任もえらそうにつぶやく。
遥香は内心、むかっとした。なにも知らないくせにふだんのおこないだけで判断して、レッテルを貼るだなんて、と。
ゆえに、
「だいじょうぶですとも。みんな全教科のうち赤点一個でもあったら部活やめるって、そういう覚悟で臨んでくれてますから!」
なんてとっさに胸をたたいた遥香であった。
が──。
「だいじょうぶなワケねーじゃん」
と、ふんぞり返った雅久が言った。
ここはテニス部部室。テスト期間ゆえ部活はないが、谷遥香からの緊急召集をうけた五名が、しぶしぶ集まったのである。
顔ぶれ見ろや、と雅久はつづけた。
「ニーナは日本史以外壊滅的、蓮は文系やる気ねーし、凛久は……やる気あっても点数結び付かねーし。秀真なんざテストすら受ける気ねーし」
「オイなんだよ雅久、それじゃまるで自分だけがテニス部の優等生だとでも言いたげだな」
「違わねーだろバカニーナ。赤点なんざクソダセーもんとったことねえよ」
「…………」
一同は黙り込む。
まちがったことは言っていない。彼は授業をぼうっと聞いているだけで、家で勉強したようすは微塵もないのにテストを受ければ高得点。それが文系理系にかかわらず、なのだからとんだチート野郎である。家での彼のようすを知っているだけに、凛久はぎりりとくやしさをかみしめた。
テストまであと十日。
あらかじめ五人の中間考査結果を見てきた遥香の胸には、焦燥しかない。日常態度に問題のない相田蓮と高宮凛久でさえ赤点圏内に入っているというのに、ふだんから授業すらまじめに聞いていない新名や秀真がはたして点数をとれるのか──。
しかし生徒たちはのんきなものだった。
ていうか、と新名がからからわらう。
「いちばんの誤算は蓮じゃね。おまえ勉強できそうな顔してるくせにさ」
「ひとの顔で当て推量すんなよ。理数は高得点だからいいだろ、どうせ受験なんて文理えらぶんだろうし」
「ばか」雅久が声を荒げる。
「共通テストの選択は理系でも文理ひととおり受けんだよ。日本人なのに文系壊滅的だったら、大学卒業しても社会で役立たねーだろ」
「うわ。雅久のくせにそういうちゃんとしたこと言うなよ、さぶいぼ立つだろ……」
「なんでだよ!」
「ってかどうすんだよォ。オレら赤点一個でもとったら、退部だぞ!」
凛久が泣きそうな顔でさけんだ。
それについては、とほか四人がじとりと遥香をにらみつける。そんな覚悟も臨むつもりも毛頭なかった生徒たちにとっては寝耳に水である。それについてはホントにゴメン、と遥香は手を合わせた。
「でもくやしいじゃない! みんながんばってるのに『どうせダメだろ』みたいなレッテル貼られてさ。ちょっとは見返してやろうとかおもわない⁈」
しかし生徒の反応はうすい。
「べつに」と、秀真。
「言いたきゃ言わせとけばいいし」雅久。
「いい点とったヤツが人間的にできてるって世の中でもねーしな」とは、新名。
「点数で人間性図るほうがゆがんでるよな」凛久はにっこりわらい、
「自分の興味科目をつきつめたほうが将来大成しますよ」蓮は耳をほじる。
なんというしらけ世代──。
かつて『悟り世代』と言われておとなたちからため息をつかれた遥香でさえ、現代の若者たちの考え方はしらけすぎている、とおもう。
あなたたちね、と遥香は肩をふるわせた。
「そうやって世の中わかったような顔してますけど、いずれわかりますからね。いまをがんばらなかった代償は、かならずあとになって皺寄せがくるんですからね。……おとながみんな口うるさくおなじことを言うのは、あなたたちとおなじように頑張らなかった結果をひしひしと身に沁みて感じているからなんですからね!」
言えばいうほどなさけなくなってくる。
なおもしらけた空気がただよっていたが、新名がふいに立ちあがった。
「だーれががんばらないって言ったよ、谷セン」
「……え?」
「おれらは、谷センが『赤点とるな、がんばれ』って言ってくれたらフツーにがんばるわけ。そのハゲどもがなんと言おうが、見返すとかどーでもいいの。だろ、オメーら」
「あ、う、うん。オレも退部はイヤだし──」
「文系かァ……やるかァ」
「チッ、めんどくせー。これだから集団組織ってのはメンドクセーんだ」
「秀真も『しっかり頑張ります』ってよ」
と、雅久が口角をあげて締める。
遥香は感動してことばを詰まらせた。が、すぐに頭を振って立ち直り、「雅久くんッ」と彼の手を両手で包んだ。
「みんなの勉強──ひとりで見てあげられる?」
「は。見るわけねーだろメンドクセー、凛久だけだ」
「えっなんでオレ……オレ、雅久に見てもらいたくないけど!」
「ア!?」
「おれもイヤ。谷セン、日本史以外もおしえてよ~」
「雅久って人におしえるの下手だから、おれも嫌っすね。暗記やだなー、めんどくせーなァ。橋本、おまえはやる気出したら点取れんだろ? 暗記のコツおしえてよ」
「…………チッ」
と、それぞれが好き勝手に口をひらく。
まるで退部の危機感がない(ように見える)生徒たちを前に、遥香は額に青筋を立てる。
それを横目に、雅久がにやりと口角をあげた。
「だいたい、がんばった褒美が退部回避ってだけじゃ、やる気出ねーよなァ」
「どうか~ん」
「フン、めずらしくマトモなこと言いやがって」
新名、秀真が小馬鹿にしたようにわらうのを見て、遥香は「わかりました」と吐き捨てるように言った。
怒気混じりの声に、生徒たちはきょとんと遥香を見る。
「本来、学生の本分に対してマイナス面をゼロにしろと言っているだけで、なぜご褒美が発生するとおもっているのかが疑問ですが、あなたたちがそこまで言うならこちらも相応のものを用意してさしあげます」
「相応のもの……?」
部室内に緊迫感が走る。
「高級焼肉『ジョジョ宴』三時間食べ放題──」
先生のおごりで食べさせてあげましょう、と。
いう遥香のことばを聞いた瞬間、五名の生徒はがたりと立ち上がって各々が苦手科目の教科書を手にひらく。
言ったな、と雅久が血走った眼で遥香をにらみつけた。
教師に二言は在りません、と遥香は奥歯を噛みしめてつぶやいた。
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