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拾弐の抄 SOS
其の伍
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「…………」
やってしまった、と須藤真澄はいま、ベッドの上で茫然自失となっている。
いまだ月が空に残る時。
かすかに聞こえる鳥のさえずりも、いまの真澄には自身を嘲笑う雑音でしかない。
カーテン、間取り、天井──すべてが見慣れぬものばかり。だが、それらを眺めるうちに思い出すのもはばかられるような記憶が波のように押し寄せた。
(これが世にいう、ワンナイトラブ──)
真澄が蒼白の面持ちで頭をかかえる。
まさか自分にかぎってそんなこと──と言い訳を述べたところで、すぐ隣にはいまだに眠りこけるひとりの男がいるのだ。
背筋にひやりと汗が流れる。
(…………逃げよう)
真澄は決意した。
自分史上でもっとも速い着替えであった。
枕元に『武蔵』の飲み代として一万円を置いていく。すこし迷ったが、そこいらにあったメモ帳に一言書き置いた。
音も立てずに玄関へと駆け抜ける。
男の眠りが深いことが唯一の救いだ。真澄はホッと息をついて外に出た。
「ホテルじゃなかった──」
口をついで出た自分のことばに、真澄は赤面する。
表札には『有沢』という文字。
「アリサワ、……有沢、光さん」
また声に出た。頬が熱くなる。
危険。危険だってば──。
頭の片隅で警鐘が鳴る。真澄は想いをふりきるように、おのれの頬をひっぱたいて駆け出した。
一方そのころ。
「ん、──ますみちゃん」
左にいるはずの女を求め、男──有沢光が寝返りとともに腕を伸ばす。
しかし伸ばした手は空を切り、寂しくも冷たい布団に落ち着いた。
「…………あれ」
二度ほど布団をたたく。
眠気眼をうっすらとひらくと、案の定彼女の姿は消えていた。むくりと身を起こすと、枕元に残された紙幣とメモ書き。
『ご迷惑をおかけしました』
「…………」
つれないメモ書きをじっくりと見つめて、光はそれに口づけを落とす。
その拍子に、メモ書きからうっすらと香った彼女の香水が、昨夜の情事を想起させた。
「……ますみちゃん」
恋しくなった。
ふたたび枕に頭をあずけ、数時間前までいそしんでいた事をじっくりと反芻する。それと同時に、ぬくもりの消えた左肩が妙に寒々しくて、光は枕を抱き寄せて二度寝した。
────。
夢のなかでも、光は真澄を抱いていた。
好き。
好きだよ。
光の甘いささやきとともに、真澄は果てた。
けれどこれは夢である。
「ご迷惑をおかけしました」
さきほどまで甘い嬌声をあげていたはずの、彼女のつめたい声がした瞬間、その姿は霧のように消えた。
まって。真澄ちゃん!
待って──。
闇のなかに光の声がひびく。
その声に呼応したかのように、返ってきたのは聞き慣れぬ和歌。
『有明の つれなく見えし 別れより
あかつきばかり うきものはなし』
光は、夢路に浮かぶ白々しい月を見上げ、さめざめと泣いた。
※ ※ ※
──まだ月の残る夜明け。
つれないあなたとの無情な別れ以来、
この暁ほどつらいものはありません。──
第三十番 壬生忠岑
題知らず。
逢瀬叶わぬ女への念を、
月に重ねて詠める。
※
「体育祭の写真? うわあ、僕行ってへんから見たかってん。おおきにな環奈ちゃん」
と、光は頬をほころばせた。
琵琶湖キャンプから帰宅したその日の夕方。
環奈は体育祭のときに撮影係をつとめていた仙石から、およそ五十枚にものぼる写真を手渡された。ついては、体育祭に来られなかったゆきと光に見せてやろう、と光を刑部家に呼び出したのである。
環奈が電話で呼び出したときはどこか元気のない声色の光だったが、写真を見て、わずかだがいつもの明るさを取り戻したようだった。
「柊が活躍したんやろ。どのシーンかなあ」
「さいごの選抜リレーっすよ。えっとね、これこれ」
「わ、すごい独走のとこきれいに撮れてるやん。よかったなぁ柊」
「へえ」
パラパラと写真をめくる。
騎馬戦や綱引き、八郎の出場した四百メートル走など、躍動感あふれる写真の数々に光はすっかり上機嫌になった。
「まあ、これ教員対抗リレー? 高村先生ったらすごいやないの」
「うん?」
ゆきのはしゃいだ声につられて、光がぐいと首を伸ばす。
背の高い男が、女教諭を抜いた瞬間の写真のようだった。八郎と環奈は興奮して「このときすごかったんよ」とゆきに説明している。
「……あれ」
と、光は目を凝らす。
この女性に見覚えがある──。
「ねえ柊、このひとだれ?」
「んぁ。ああそれ二組の担任で数学担当。須藤……須藤なんやったかな。あ、ますみ。須藤真澄」
「……────」
すどうますみ。
ますみ?
動きを止めて食い入るように見つめる光に、柊介はちりりとイヤな予感を覚えた。
「まさかとは思うが一目ぼれとかしてへんよな」
「え? いや、いやいや──あ、そうかそれでこっちが」
と光が指さすのは、背の高い男、高村六道である。
「それが俺らの担任、高村」
「タカムラ、先生……ね」
光の脳裏に昨夜の情景がよみがえる。
『高村の……ばかやろう』
ほろりと涙をながした彼女の顔、声、香り。
光はみるみるうちに満面の笑みとなって「柊」と顔を向けた。
「僕、この先生にお金返さなあかんの。一万円」
「は──え、なんで知ってんの。なんで金借りてんの」
「うん。せやからこんどの始業式のときにな、朝に封筒渡すからそれ彼女に渡してほしいねん」
「ええっ」
「もちろんタダでとは言わへんから。ね、頼んだよ」
パンッ、と手を合わせて懇願する始末。
俺あんまりこの先生好きちゃうねんけど、とぼやく柊介だったが、いつまでも深々と頭を下げる光におし負けたか、やがて「わかったよ」とうなずいた。
「柊、おおきに。……」
光はにっこりわらって、いま一度彼女が写る写真を穴が開くほどに見つめる。
────。
「!?」
ゾッと、背筋が冷えた。
職員室で休み明けの試験作成をおこなっていた真澄が、ガタリと椅子を揺らす。おなじ空間にいるのは、自分のほかには古文の試験問題を作成する高村のみ──。
ほかの教員は部活の監督で出払っている。
真澄の挙動におどろいたらしく、高村がちらりと視線を寄越してきた。
「…………」
昨日の今日ということもあり、どこか気まずい。
目の前の試験問題作成に集中しよう、と椅子に深く座りなおした矢先、高村が「須藤先生」と声をかけてきた。
「は、い?」
「うちのクラスの有沢って、数学の成績なんでしたっけ」
有沢。
その名前に真澄の心臓が跳ねた。が、表面上は冷静なもので「有沢柊介くんですか」と聞き返す。
「聞くまでもないでしょ、2ですよ。中間考査で点数があがったとはいえ、数学は微々たるもんでしたから」
「うーんやっぱりなあ。いやほら、あそこ親御さんいてへんでしょう。家で勉強見てくれる人いてるんかなぁ」
と、高村が渋い顔でうなる。
有沢柊介に親がいないことは、ちらと聞いたことはあった。たしかに子どもの家庭環境が勉学にも支障をきたすことは大いにあろう。真澄はすこし優しい声色で「そうですね」とつぶやいた。
「学校であればいくらでも教えてあげられますけど、いかんせん有沢くん自身が後ろ向きですから。……でもお友達の尾白くんは優秀ですし、そのあたりにお願いしたったらどないでしょう」
「ああ尾白ね。あいつも、頭はええねんけど教え方がへたくそやから……柊介の機嫌を逆なでするようなことしか言わへんし。……あっ、せや」
めずらしく朗らかな笑みで、高村が顔をあげる。彼の挙動に反応した真澄もわずかに首をかしげた。
「柊介のとこ、叔父さんがいてるねんや。その人に頼もうかな」
「ああ──有沢くんて叔父さんとふたり暮らしなんですか」
ええそうなんですよ、と高村は上機嫌にうなずく。
そして、
「光さんって、いうんですけどね」
とやけにはっきりと発音した。
「…………」
真澄の思考が停止する。
アリサワヒカル。
光──。
『光、って呼んで』
脳裏に男の声がよみがえる。
それと同時に自分の脳みそが急激に冷えていくのを感じた。
「須藤先生? 顔色が──」
「…………い、いえなんでもありません。ちょっと職員室のクーラーが冷えすぎているんかも。すこし温度をあげてもよろしいですか」
「ええどうぞ」
心配そうにこちらを覗き込む高村の視線から逃れるように、須藤真澄は椅子を蹴って立ち上がった。
空調調節のかたわら、真澄は「有沢くんってお住まいどちらでしたっけ」と平静を装った声色でたずねる。
ええっと、と高村はすこし天井を見上げて
「近鉄奈良駅から佐保川のほうにいったとこですね。奈良公園の近くの──知ってます?」
「…………」
知ってる。
今朝佐保川沿いを走ってきた。
真澄は空調調節を乱暴におこなったのち、そのまま壁に手をついてうなだれる。
「先生、すこし休んできたら?」
「────ええ、やっぱりそのほうがいいみたい」
保健室へ行ってきます、と。
この一分間で激的にやつれた須藤真澄は、うなだれたまま職員室をあとにした。
「……ふふ、ふふふふ」
そして職員室にひびくのは高村のわらい声ただひとつ──。
やってしまった、と須藤真澄はいま、ベッドの上で茫然自失となっている。
いまだ月が空に残る時。
かすかに聞こえる鳥のさえずりも、いまの真澄には自身を嘲笑う雑音でしかない。
カーテン、間取り、天井──すべてが見慣れぬものばかり。だが、それらを眺めるうちに思い出すのもはばかられるような記憶が波のように押し寄せた。
(これが世にいう、ワンナイトラブ──)
真澄が蒼白の面持ちで頭をかかえる。
まさか自分にかぎってそんなこと──と言い訳を述べたところで、すぐ隣にはいまだに眠りこけるひとりの男がいるのだ。
背筋にひやりと汗が流れる。
(…………逃げよう)
真澄は決意した。
自分史上でもっとも速い着替えであった。
枕元に『武蔵』の飲み代として一万円を置いていく。すこし迷ったが、そこいらにあったメモ帳に一言書き置いた。
音も立てずに玄関へと駆け抜ける。
男の眠りが深いことが唯一の救いだ。真澄はホッと息をついて外に出た。
「ホテルじゃなかった──」
口をついで出た自分のことばに、真澄は赤面する。
表札には『有沢』という文字。
「アリサワ、……有沢、光さん」
また声に出た。頬が熱くなる。
危険。危険だってば──。
頭の片隅で警鐘が鳴る。真澄は想いをふりきるように、おのれの頬をひっぱたいて駆け出した。
一方そのころ。
「ん、──ますみちゃん」
左にいるはずの女を求め、男──有沢光が寝返りとともに腕を伸ばす。
しかし伸ばした手は空を切り、寂しくも冷たい布団に落ち着いた。
「…………あれ」
二度ほど布団をたたく。
眠気眼をうっすらとひらくと、案の定彼女の姿は消えていた。むくりと身を起こすと、枕元に残された紙幣とメモ書き。
『ご迷惑をおかけしました』
「…………」
つれないメモ書きをじっくりと見つめて、光はそれに口づけを落とす。
その拍子に、メモ書きからうっすらと香った彼女の香水が、昨夜の情事を想起させた。
「……ますみちゃん」
恋しくなった。
ふたたび枕に頭をあずけ、数時間前までいそしんでいた事をじっくりと反芻する。それと同時に、ぬくもりの消えた左肩が妙に寒々しくて、光は枕を抱き寄せて二度寝した。
────。
夢のなかでも、光は真澄を抱いていた。
好き。
好きだよ。
光の甘いささやきとともに、真澄は果てた。
けれどこれは夢である。
「ご迷惑をおかけしました」
さきほどまで甘い嬌声をあげていたはずの、彼女のつめたい声がした瞬間、その姿は霧のように消えた。
まって。真澄ちゃん!
待って──。
闇のなかに光の声がひびく。
その声に呼応したかのように、返ってきたのは聞き慣れぬ和歌。
『有明の つれなく見えし 別れより
あかつきばかり うきものはなし』
光は、夢路に浮かぶ白々しい月を見上げ、さめざめと泣いた。
※ ※ ※
──まだ月の残る夜明け。
つれないあなたとの無情な別れ以来、
この暁ほどつらいものはありません。──
第三十番 壬生忠岑
題知らず。
逢瀬叶わぬ女への念を、
月に重ねて詠める。
※
「体育祭の写真? うわあ、僕行ってへんから見たかってん。おおきにな環奈ちゃん」
と、光は頬をほころばせた。
琵琶湖キャンプから帰宅したその日の夕方。
環奈は体育祭のときに撮影係をつとめていた仙石から、およそ五十枚にものぼる写真を手渡された。ついては、体育祭に来られなかったゆきと光に見せてやろう、と光を刑部家に呼び出したのである。
環奈が電話で呼び出したときはどこか元気のない声色の光だったが、写真を見て、わずかだがいつもの明るさを取り戻したようだった。
「柊が活躍したんやろ。どのシーンかなあ」
「さいごの選抜リレーっすよ。えっとね、これこれ」
「わ、すごい独走のとこきれいに撮れてるやん。よかったなぁ柊」
「へえ」
パラパラと写真をめくる。
騎馬戦や綱引き、八郎の出場した四百メートル走など、躍動感あふれる写真の数々に光はすっかり上機嫌になった。
「まあ、これ教員対抗リレー? 高村先生ったらすごいやないの」
「うん?」
ゆきのはしゃいだ声につられて、光がぐいと首を伸ばす。
背の高い男が、女教諭を抜いた瞬間の写真のようだった。八郎と環奈は興奮して「このときすごかったんよ」とゆきに説明している。
「……あれ」
と、光は目を凝らす。
この女性に見覚えがある──。
「ねえ柊、このひとだれ?」
「んぁ。ああそれ二組の担任で数学担当。須藤……須藤なんやったかな。あ、ますみ。須藤真澄」
「……────」
すどうますみ。
ますみ?
動きを止めて食い入るように見つめる光に、柊介はちりりとイヤな予感を覚えた。
「まさかとは思うが一目ぼれとかしてへんよな」
「え? いや、いやいや──あ、そうかそれでこっちが」
と光が指さすのは、背の高い男、高村六道である。
「それが俺らの担任、高村」
「タカムラ、先生……ね」
光の脳裏に昨夜の情景がよみがえる。
『高村の……ばかやろう』
ほろりと涙をながした彼女の顔、声、香り。
光はみるみるうちに満面の笑みとなって「柊」と顔を向けた。
「僕、この先生にお金返さなあかんの。一万円」
「は──え、なんで知ってんの。なんで金借りてんの」
「うん。せやからこんどの始業式のときにな、朝に封筒渡すからそれ彼女に渡してほしいねん」
「ええっ」
「もちろんタダでとは言わへんから。ね、頼んだよ」
パンッ、と手を合わせて懇願する始末。
俺あんまりこの先生好きちゃうねんけど、とぼやく柊介だったが、いつまでも深々と頭を下げる光におし負けたか、やがて「わかったよ」とうなずいた。
「柊、おおきに。……」
光はにっこりわらって、いま一度彼女が写る写真を穴が開くほどに見つめる。
────。
「!?」
ゾッと、背筋が冷えた。
職員室で休み明けの試験作成をおこなっていた真澄が、ガタリと椅子を揺らす。おなじ空間にいるのは、自分のほかには古文の試験問題を作成する高村のみ──。
ほかの教員は部活の監督で出払っている。
真澄の挙動におどろいたらしく、高村がちらりと視線を寄越してきた。
「…………」
昨日の今日ということもあり、どこか気まずい。
目の前の試験問題作成に集中しよう、と椅子に深く座りなおした矢先、高村が「須藤先生」と声をかけてきた。
「は、い?」
「うちのクラスの有沢って、数学の成績なんでしたっけ」
有沢。
その名前に真澄の心臓が跳ねた。が、表面上は冷静なもので「有沢柊介くんですか」と聞き返す。
「聞くまでもないでしょ、2ですよ。中間考査で点数があがったとはいえ、数学は微々たるもんでしたから」
「うーんやっぱりなあ。いやほら、あそこ親御さんいてへんでしょう。家で勉強見てくれる人いてるんかなぁ」
と、高村が渋い顔でうなる。
有沢柊介に親がいないことは、ちらと聞いたことはあった。たしかに子どもの家庭環境が勉学にも支障をきたすことは大いにあろう。真澄はすこし優しい声色で「そうですね」とつぶやいた。
「学校であればいくらでも教えてあげられますけど、いかんせん有沢くん自身が後ろ向きですから。……でもお友達の尾白くんは優秀ですし、そのあたりにお願いしたったらどないでしょう」
「ああ尾白ね。あいつも、頭はええねんけど教え方がへたくそやから……柊介の機嫌を逆なでするようなことしか言わへんし。……あっ、せや」
めずらしく朗らかな笑みで、高村が顔をあげる。彼の挙動に反応した真澄もわずかに首をかしげた。
「柊介のとこ、叔父さんがいてるねんや。その人に頼もうかな」
「ああ──有沢くんて叔父さんとふたり暮らしなんですか」
ええそうなんですよ、と高村は上機嫌にうなずく。
そして、
「光さんって、いうんですけどね」
とやけにはっきりと発音した。
「…………」
真澄の思考が停止する。
アリサワヒカル。
光──。
『光、って呼んで』
脳裏に男の声がよみがえる。
それと同時に自分の脳みそが急激に冷えていくのを感じた。
「須藤先生? 顔色が──」
「…………い、いえなんでもありません。ちょっと職員室のクーラーが冷えすぎているんかも。すこし温度をあげてもよろしいですか」
「ええどうぞ」
心配そうにこちらを覗き込む高村の視線から逃れるように、須藤真澄は椅子を蹴って立ち上がった。
空調調節のかたわら、真澄は「有沢くんってお住まいどちらでしたっけ」と平静を装った声色でたずねる。
ええっと、と高村はすこし天井を見上げて
「近鉄奈良駅から佐保川のほうにいったとこですね。奈良公園の近くの──知ってます?」
「…………」
知ってる。
今朝佐保川沿いを走ってきた。
真澄は空調調節を乱暴におこなったのち、そのまま壁に手をついてうなだれる。
「先生、すこし休んできたら?」
「────ええ、やっぱりそのほうがいいみたい」
保健室へ行ってきます、と。
この一分間で激的にやつれた須藤真澄は、うなだれたまま職員室をあとにした。
「……ふふ、ふふふふ」
そして職員室にひびくのは高村のわらい声ただひとつ──。
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