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「まだお持ちしたプリンとアイスクリームがございますので、収納魔法を扱える魔術士に保管させればいつでもお召し上がり頂けますが」
「冷蔵庫ではいけませんか?」
「保存という観点では収納魔法がベストです。
冷蔵庫ではどうしても風味が落ちてしまいますし、アイスクリームに至っては溶けてしまうかもしれません」
アルタナ王国は魔法を苦手とする獣人種の割合が高く、これまで国全体で魔法よりも武闘を重んじてきた。
しかし魔物による大規模な攻勢を受けて以降、国を挙げて魔術士を強化する方針に変更することになる。
その方針の急先鋒?! が目の前いるレイシス姫であり、俺にアルタナ王国所縁の貴族女性を嫁入りさせ、アルタナ王国のためにこき使おうとするブラックなお姫様である。
そのレイシス姫は部屋の隅で待機していた侍女に声を掛け、何やら紙面に記入し、その紙を持って侍女が部屋を出て行く。
何をしているのか疑問に思っていると、
「収納持ちの魔術士を手配したのです」
「そうでしたか」
例え王族であっても書面でやり取りしないと魔術士を手配できない、ということか。
アルタナ王国は魔術士の育成や運用面で他国よりも大分遅れてるらしいが、王族でさえこの調子なら魔術士の人数も少ないのだろう。
俺が伝令をやらされた理由である飛行魔法の使い手が少ないことも、国全体が抱える魔術士の少なさに大元の原因があるのかもしれない。
しばらくして侍女が魔術士を連れて来て、プリンとアイスクリームを収納に入れた。
魔術士は40過ぎであろう男性だった。
レイシス姫が動くたびに衣装で強調されてるお山が震えるのだが、魔術士の男性は特に視線を向けるではなく淡々と作業をこなして退室した。
40過ぎはまだ枯れる年齢でもないのになぜ意識すらしないのだろうか?
10代20代の若い女性にしか興味ないとか?
でもレイシス姫だって20代後半…………いや、昨日ルルカ達が聞いたレイシス姫の年齢は30歳だった。
まぁそんな1歳2歳の違いではなく、20代前半を若いとする分類分けなのだろう。
お仕事中は興奮しないとかかもしれないしな。
「それで、お姉様はなんと仰っていましたか?」
レイシス姫の言う『お姉様』とは、俺がお仕えするベルガーナ王国のイリス殿下のことだ。
要は俺のことをいつでも呼び出してこき使ってもいいか、バルーカにいるイリス殿下にお伺いを立てたのだ。
「自分とレイシス様の良きようにと」
「お姉様のありがたい御配慮。
このレイシス深く感謝致します。
…………と私が申していたとお姉様に伝えるように」
「かしこまりました」
「それとツムリーソ……」
「なんでしょうか?」
「じょ、女性の胸をそうジロジロと見るものではありません……」
「も、申し訳ありませんでした!!」
チラ見してたのバレてるし!?
…
……
…………
アルタナ王都からバルーカへの帰路につく。
レイシス姫とまた気まずい感じになってしまった。
でも目で追ってしまうのはどうしようもないしなぁ。
大体あんな胸を強調する衣装を着る姫も悪い!
バルーカに戻ったのは夕方過ぎだった。
玄関の扉を開けると、
「「「おかえりなさいませ」」っ」
3人揃って出迎えられた?!
「何かあったのか?」
「私とディアは何も……」
とするとロザリナか。
ロザリナのほうに顔を向けると、
「今日妹と会ったのですが、ゼアータが帰って来たことをツトム様に伝えて欲しいと」
ゼアータというのは、ロザリナの妹であるサリアさんのパーティーメンバーだ。
確か実家に帰っていて戻るのが遅れていたのだったか。
バルーカに戻ったのならこれで4等級への昇格試験が受けられる。
「ロザリナ、悪いが今からサリアさんのとこに行って……」
待てよ。
ロザリナにとっては久しぶりにかつてのパーティーメンバーと再会するってことか。
「そうだな……、明日昼前に城内のギルドで待ち合わせよう。
今日はサリアさん達の宿に泊まって来ていいぞ」
「よろしいのでしょうか?」
「そのゼアータって人とは久しぶりに会うのだろう?
積もる話もあるだろうしこちらは構わないぞ」
ロザリナに以前王都で買った高級酒の残りから4本を渡す。
「ツトム様、ありがとうございます」
「ロザリナ、ちょっと待ってて。
ディア、手伝って」
ルルカとディアが台所へ。
ロザリナに持たす差し入れを作ってるみたいだ。
少しして、
「これ有り合わせの物だけどお酒のつまみに」
「ルルカさん……、ありがとうございます。
ディアもありがとうね」
ロザリナに包みを渡すルルカとディア。
こんな短時間でよくもまぁと感心したが、どうやらロザリナの分の夕食に少し手を加えた感じか。
ついでに俺も王都のパンを3つ渡しておく。
「それでは皆さん、行ってまいります」
「おぅ、明日城内のギルドでな」
「楽しんでくるのよ」
「飲み過ぎるなよ~」
「明日の昇格試験は2人も一緒に来るように」
「昇格試験ですか?」
「4等級へのな。
実況と解説が付くから武闘大会より見応えがあるはずだ」
解説は当然あの人なんだろうな。
「わかりました」
「了解した」
「さて、ロザリナだけなのもなんだし、こちらも飲みながら食べようか」
王都の高級酒を4本出す。
以前王都で酒精の強いのと弱いの2種類合わせて40本を購入。
ティリアさんにお土産として2本、
バルーカ城の重鎮4人に8本献上して、
ルルカの実家にお土産として20本、
そして本日8本飲むので残り2本だ。
「ディアは酒は飲めるのか?」
「もちろんだ。ツトムはその歳で飲むのか?」
「普段は飲まないけど、今回は高級酒がどんなものか味見も兼ねて少し飲むつもりだ」
…
……
…………
食後の風呂場にて、いつも通りルルカから洗おうとしたところ、
「私も洗おう」
とディアがルルカの背後から抱き付いた!
「ちょっ……デ、ディア、やめなさい!!」
「いつものお礼だ」
おおぉ! 素晴らしい!!
褐色肌のディアと白色肌のルルカが絡み合う艶姿は凄まじくエロい!!
「お礼になってない……あっ!?」
ディアがルルカの胸を両手で揉み始めた!?
「私より大きいなんて…………いつもツトムの視線を感じているだろう?」
「そんなことは…………あるけど……ダメっ、摘ままないで!?」
ディアは酒が入るとエロに積極的になるのか!
「ほら、今も私達のことを舐めるように見ているぞ」
「あぁ…………ツトムさん…………」
至近で見ていた俺の上にルルカが乗りながら抱き付いてきた。
「もうこんなに大きくされて……んっ…………んんっ……」
ルルカも普段とは少し……
「こちらも念入りに洗わないと」
ディアは俺にしがみ付いて来るルルカのお尻へと手を伸ばす。
「ディア!? そこはダメっ!!」
いい感じに酒の入ったルルカとディアの奉仕はこの後の寝室でもエロエロだった。
「冷蔵庫ではいけませんか?」
「保存という観点では収納魔法がベストです。
冷蔵庫ではどうしても風味が落ちてしまいますし、アイスクリームに至っては溶けてしまうかもしれません」
アルタナ王国は魔法を苦手とする獣人種の割合が高く、これまで国全体で魔法よりも武闘を重んじてきた。
しかし魔物による大規模な攻勢を受けて以降、国を挙げて魔術士を強化する方針に変更することになる。
その方針の急先鋒?! が目の前いるレイシス姫であり、俺にアルタナ王国所縁の貴族女性を嫁入りさせ、アルタナ王国のためにこき使おうとするブラックなお姫様である。
そのレイシス姫は部屋の隅で待機していた侍女に声を掛け、何やら紙面に記入し、その紙を持って侍女が部屋を出て行く。
何をしているのか疑問に思っていると、
「収納持ちの魔術士を手配したのです」
「そうでしたか」
例え王族であっても書面でやり取りしないと魔術士を手配できない、ということか。
アルタナ王国は魔術士の育成や運用面で他国よりも大分遅れてるらしいが、王族でさえこの調子なら魔術士の人数も少ないのだろう。
俺が伝令をやらされた理由である飛行魔法の使い手が少ないことも、国全体が抱える魔術士の少なさに大元の原因があるのかもしれない。
しばらくして侍女が魔術士を連れて来て、プリンとアイスクリームを収納に入れた。
魔術士は40過ぎであろう男性だった。
レイシス姫が動くたびに衣装で強調されてるお山が震えるのだが、魔術士の男性は特に視線を向けるではなく淡々と作業をこなして退室した。
40過ぎはまだ枯れる年齢でもないのになぜ意識すらしないのだろうか?
10代20代の若い女性にしか興味ないとか?
でもレイシス姫だって20代後半…………いや、昨日ルルカ達が聞いたレイシス姫の年齢は30歳だった。
まぁそんな1歳2歳の違いではなく、20代前半を若いとする分類分けなのだろう。
お仕事中は興奮しないとかかもしれないしな。
「それで、お姉様はなんと仰っていましたか?」
レイシス姫の言う『お姉様』とは、俺がお仕えするベルガーナ王国のイリス殿下のことだ。
要は俺のことをいつでも呼び出してこき使ってもいいか、バルーカにいるイリス殿下にお伺いを立てたのだ。
「自分とレイシス様の良きようにと」
「お姉様のありがたい御配慮。
このレイシス深く感謝致します。
…………と私が申していたとお姉様に伝えるように」
「かしこまりました」
「それとツムリーソ……」
「なんでしょうか?」
「じょ、女性の胸をそうジロジロと見るものではありません……」
「も、申し訳ありませんでした!!」
チラ見してたのバレてるし!?
…
……
…………
アルタナ王都からバルーカへの帰路につく。
レイシス姫とまた気まずい感じになってしまった。
でも目で追ってしまうのはどうしようもないしなぁ。
大体あんな胸を強調する衣装を着る姫も悪い!
バルーカに戻ったのは夕方過ぎだった。
玄関の扉を開けると、
「「「おかえりなさいませ」」っ」
3人揃って出迎えられた?!
「何かあったのか?」
「私とディアは何も……」
とするとロザリナか。
ロザリナのほうに顔を向けると、
「今日妹と会ったのですが、ゼアータが帰って来たことをツトム様に伝えて欲しいと」
ゼアータというのは、ロザリナの妹であるサリアさんのパーティーメンバーだ。
確か実家に帰っていて戻るのが遅れていたのだったか。
バルーカに戻ったのならこれで4等級への昇格試験が受けられる。
「ロザリナ、悪いが今からサリアさんのとこに行って……」
待てよ。
ロザリナにとっては久しぶりにかつてのパーティーメンバーと再会するってことか。
「そうだな……、明日昼前に城内のギルドで待ち合わせよう。
今日はサリアさん達の宿に泊まって来ていいぞ」
「よろしいのでしょうか?」
「そのゼアータって人とは久しぶりに会うのだろう?
積もる話もあるだろうしこちらは構わないぞ」
ロザリナに以前王都で買った高級酒の残りから4本を渡す。
「ツトム様、ありがとうございます」
「ロザリナ、ちょっと待ってて。
ディア、手伝って」
ルルカとディアが台所へ。
ロザリナに持たす差し入れを作ってるみたいだ。
少しして、
「これ有り合わせの物だけどお酒のつまみに」
「ルルカさん……、ありがとうございます。
ディアもありがとうね」
ロザリナに包みを渡すルルカとディア。
こんな短時間でよくもまぁと感心したが、どうやらロザリナの分の夕食に少し手を加えた感じか。
ついでに俺も王都のパンを3つ渡しておく。
「それでは皆さん、行ってまいります」
「おぅ、明日城内のギルドでな」
「楽しんでくるのよ」
「飲み過ぎるなよ~」
「明日の昇格試験は2人も一緒に来るように」
「昇格試験ですか?」
「4等級へのな。
実況と解説が付くから武闘大会より見応えがあるはずだ」
解説は当然あの人なんだろうな。
「わかりました」
「了解した」
「さて、ロザリナだけなのもなんだし、こちらも飲みながら食べようか」
王都の高級酒を4本出す。
以前王都で酒精の強いのと弱いの2種類合わせて40本を購入。
ティリアさんにお土産として2本、
バルーカ城の重鎮4人に8本献上して、
ルルカの実家にお土産として20本、
そして本日8本飲むので残り2本だ。
「ディアは酒は飲めるのか?」
「もちろんだ。ツトムはその歳で飲むのか?」
「普段は飲まないけど、今回は高級酒がどんなものか味見も兼ねて少し飲むつもりだ」
…
……
…………
食後の風呂場にて、いつも通りルルカから洗おうとしたところ、
「私も洗おう」
とディアがルルカの背後から抱き付いた!
「ちょっ……デ、ディア、やめなさい!!」
「いつものお礼だ」
おおぉ! 素晴らしい!!
褐色肌のディアと白色肌のルルカが絡み合う艶姿は凄まじくエロい!!
「お礼になってない……あっ!?」
ディアがルルカの胸を両手で揉み始めた!?
「私より大きいなんて…………いつもツトムの視線を感じているだろう?」
「そんなことは…………あるけど……ダメっ、摘ままないで!?」
ディアは酒が入るとエロに積極的になるのか!
「ほら、今も私達のことを舐めるように見ているぞ」
「あぁ…………ツトムさん…………」
至近で見ていた俺の上にルルカが乗りながら抱き付いてきた。
「もうこんなに大きくされて……んっ…………んんっ……」
ルルカも普段とは少し……
「こちらも念入りに洗わないと」
ディアは俺にしがみ付いて来るルルカのお尻へと手を伸ばす。
「ディア!? そこはダメっ!!」
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