175 / 374
172
しおりを挟む
近い! 近い!
見た目だとそれほどでもないのに意外とボリュームのある胸元が覗けて……先ほど謁見したイリス姫やレイシス姫のドレス姿の胸の谷間も素晴らしかったが、質素な服装から覗ける谷間もまた格別で…………
こほん!
「あの砦って水源はどうなっているのですか?」
「魔術士がローテーションを組んで砦内の貯水池や貯水槽に給水しています。
一応井戸も掘られているのですがどうも地下水が潤沢ではないようで普段は使わないようにしていますね」
ナナイさんは手を離して元の姿勢に戻ってしまった。当然谷間も見えなくなる訳で……残念ナリ!
それはともかくとして、井戸の水は戦闘時(籠城戦)用にとってある感じか。
砦が魔物に占拠されたことによって使えなくされてたりしてないだろうか? 毒とか入れられて……
まぁその辺の対応は上の連中(伯爵やロイター子爵)に任せるとしても、俺の問題は風呂作りだ。
女性用だけ作ると大多数である男性陣から不平不満を生じさせることになるので、当然両方作ることになる訳なんだが……
「風呂作りに関して問題が三つあります。
一つは砦内部に風呂を作れる場所があるのかという点です。
当然防衛する際の邪魔にならないように作らないといけませんので」
以前見た限りでは砦の北門と南門のところにそれなりのスペースがあるものの、その場所に風呂を作ってしまうと出撃する時なんか不便になるだろう。
「二つ目は自分が作るということは当然魔法で……ということになるのですが、土魔法による建造物がどの程度の耐用期間があるのかまだわかってないのです。一応1ヵ月近くは大丈夫なのですが……」
まぁ仮に1ヵ月で崩れるとしても月一ぐらいなら砦に風呂を作りに行ってもいいけどな。飛行魔法でなら自宅からすぐなんだし。
「三つ目は湯を沸かす際の魔力消費量ですね。依頼期間中であれば自分がやりますので問題ありませんが、自分が引き揚げた後は魔術士隊の方達の負担になるのではないかと……」
さすがに毎日砦に風呂を沸かしに行くのは無理だ。頼まれたらノータイムで断る自信がある!
「作る場所に関しては何とかなると思います。上の方達も兵に気を遣ってお風呂に入るのを我慢するつもりだったでしょうし…………あ、砦の司令官と幕僚に割り当てられる建物はお風呂付なんですよ。
お風呂を作る方針さえ決まってしまえば協力は得られ易くなるかと」
兵達が風呂に入れるようになれば自分達も気兼ねなく入れるという訳か。
「耐用期間は魔術士によってマチマチですので何とも言えません。
ただ土魔術士が魔法で補修することによって耐用期間が延びますので問題はありません」
土魔法で補修すると耐用期間を延ばすことが可能なのか。
西の森に作った拠点や空中展望台を使って試してみよう。
「最後の魔力消費量についてはそれほど心配はしておりません。
なぜならお風呂が稼働すればお湯で体を拭く必要がなくなりますのでその分の魔力や手間暇を活用できるからです」
どうなんだろう?
手間暇に関してはそうなんだろうが魔力の負担増はそれなりのものになりそうだが……
ずっと同じ湯を使う訳にはいかないのだし(=汚いから)兵士の勤務交代に合わせてその都度湯を入れ替えなければいけない。
風呂に入る=その日は戦闘がなかった、ということで魔力を多く使えるだろうという計算かな?
「風呂には普通の火でも沸かせる機構を組み入れる必要があるのでしょうね」
薪で風呂を沸かすという動画を(日本にいた時に)見た限りでは、煙突を付けたり空気の通り道を確保したりでかなり難しそうな印象だったな。
「その辺りの仕様は正式な許可を得てからにしましょう。
許可が出た後ならば専門家に意見を聞くこともできますし」
「専門家ですか?」
建築家を砦に呼ぶのだろうか?
結構大事な話になってきたなぁ。俺の目的はあくまでも2~3時間外出するだけなんだけど……
「はい。軍には野戦築城を専門とする部署がありまして、建築関係にも詳しいですから適切な見解が聞けますよ」
工兵の前身ということなんだろうな。
それにしても風呂のことでかなり話し込んでしまった。
本当は姫様に関することを聞きたかったのだけど(マイナさん(姫様の補佐官)や侍女さん達では姫様に近過ぎると思ってナナイさんに聞こうと思った)、さすがにこれ以上時間を取らせるのは出陣前日の時間の無い中で悪いだろうな。
「では詳細な打ち合わせは許可が下りた後ということで」
「今日中に申請して上を説得しますから!」
ナナイさんは鼻息荒く両手でガッツポーズをしている。
可愛い仕草ではあるが自分の年齢を考えた方が…………
「(ギロ!) ……何か?」
「い、いえ……その、頑張ってくださいね」
内城を出た俺は飛行魔法で西の森の拠点にやって来た。
さっきナナイさんに聞いた土魔法での補修というのを試す為だ。
比較する為に敢えて拠点の建物のほうは何もしないで、空中展望台で試す…………そうだ! ルルカを送った際に思い付いた展望台露天風呂化計画も実行しよう。
お昼はとっくに過ぎているので王都のパンを食べながらまずは土魔法による補修を行う。
展望台は改築?するので拠点を囲む外壁で試すことにした。
強化するイメージで魔力を注いでみるが…………ちゃんと補修できているかよくわからない。
とりあえず外壁全て同じようにして様子を見ることにする。失敗した時は中の建物と同時に崩れるのだからそうなったら誰かに正式に習えばいい。
次は展望台の改築だ。
どうせならと展望台から更に斜め上に階段を作ってその先に風呂を作るが…………ポキッと折れて落下してしまった。
遥か下の地上で凄い音がして森から鳥が一斉に羽ばたき獣だか魔物だかの鳴き声がうるさく響き渡る。
すぐに落下地点に飛んで行くが幸いにも人はいなかったようだ。
下部を支える土台を上からは見えないように如何に重厚に作るかがカギなのだ。
そして階段に手すりを加えてさっきのよりも安定度の増した空中露天風呂を完成させる。
空中風呂の部分は囲いや手すりを作ってないので階段と接続している箇所以外の淵に座るのは大変危険である。
ルルカとロザリナが展望台で服を脱いで裸で、もしくはタオル一枚で階段を昇っていく様子を想像するだけでニマニマしてしまうな!
見た目だとそれほどでもないのに意外とボリュームのある胸元が覗けて……先ほど謁見したイリス姫やレイシス姫のドレス姿の胸の谷間も素晴らしかったが、質素な服装から覗ける谷間もまた格別で…………
こほん!
「あの砦って水源はどうなっているのですか?」
「魔術士がローテーションを組んで砦内の貯水池や貯水槽に給水しています。
一応井戸も掘られているのですがどうも地下水が潤沢ではないようで普段は使わないようにしていますね」
ナナイさんは手を離して元の姿勢に戻ってしまった。当然谷間も見えなくなる訳で……残念ナリ!
それはともかくとして、井戸の水は戦闘時(籠城戦)用にとってある感じか。
砦が魔物に占拠されたことによって使えなくされてたりしてないだろうか? 毒とか入れられて……
まぁその辺の対応は上の連中(伯爵やロイター子爵)に任せるとしても、俺の問題は風呂作りだ。
女性用だけ作ると大多数である男性陣から不平不満を生じさせることになるので、当然両方作ることになる訳なんだが……
「風呂作りに関して問題が三つあります。
一つは砦内部に風呂を作れる場所があるのかという点です。
当然防衛する際の邪魔にならないように作らないといけませんので」
以前見た限りでは砦の北門と南門のところにそれなりのスペースがあるものの、その場所に風呂を作ってしまうと出撃する時なんか不便になるだろう。
「二つ目は自分が作るということは当然魔法で……ということになるのですが、土魔法による建造物がどの程度の耐用期間があるのかまだわかってないのです。一応1ヵ月近くは大丈夫なのですが……」
まぁ仮に1ヵ月で崩れるとしても月一ぐらいなら砦に風呂を作りに行ってもいいけどな。飛行魔法でなら自宅からすぐなんだし。
「三つ目は湯を沸かす際の魔力消費量ですね。依頼期間中であれば自分がやりますので問題ありませんが、自分が引き揚げた後は魔術士隊の方達の負担になるのではないかと……」
さすがに毎日砦に風呂を沸かしに行くのは無理だ。頼まれたらノータイムで断る自信がある!
「作る場所に関しては何とかなると思います。上の方達も兵に気を遣ってお風呂に入るのを我慢するつもりだったでしょうし…………あ、砦の司令官と幕僚に割り当てられる建物はお風呂付なんですよ。
お風呂を作る方針さえ決まってしまえば協力は得られ易くなるかと」
兵達が風呂に入れるようになれば自分達も気兼ねなく入れるという訳か。
「耐用期間は魔術士によってマチマチですので何とも言えません。
ただ土魔術士が魔法で補修することによって耐用期間が延びますので問題はありません」
土魔法で補修すると耐用期間を延ばすことが可能なのか。
西の森に作った拠点や空中展望台を使って試してみよう。
「最後の魔力消費量についてはそれほど心配はしておりません。
なぜならお風呂が稼働すればお湯で体を拭く必要がなくなりますのでその分の魔力や手間暇を活用できるからです」
どうなんだろう?
手間暇に関してはそうなんだろうが魔力の負担増はそれなりのものになりそうだが……
ずっと同じ湯を使う訳にはいかないのだし(=汚いから)兵士の勤務交代に合わせてその都度湯を入れ替えなければいけない。
風呂に入る=その日は戦闘がなかった、ということで魔力を多く使えるだろうという計算かな?
「風呂には普通の火でも沸かせる機構を組み入れる必要があるのでしょうね」
薪で風呂を沸かすという動画を(日本にいた時に)見た限りでは、煙突を付けたり空気の通り道を確保したりでかなり難しそうな印象だったな。
「その辺りの仕様は正式な許可を得てからにしましょう。
許可が出た後ならば専門家に意見を聞くこともできますし」
「専門家ですか?」
建築家を砦に呼ぶのだろうか?
結構大事な話になってきたなぁ。俺の目的はあくまでも2~3時間外出するだけなんだけど……
「はい。軍には野戦築城を専門とする部署がありまして、建築関係にも詳しいですから適切な見解が聞けますよ」
工兵の前身ということなんだろうな。
それにしても風呂のことでかなり話し込んでしまった。
本当は姫様に関することを聞きたかったのだけど(マイナさん(姫様の補佐官)や侍女さん達では姫様に近過ぎると思ってナナイさんに聞こうと思った)、さすがにこれ以上時間を取らせるのは出陣前日の時間の無い中で悪いだろうな。
「では詳細な打ち合わせは許可が下りた後ということで」
「今日中に申請して上を説得しますから!」
ナナイさんは鼻息荒く両手でガッツポーズをしている。
可愛い仕草ではあるが自分の年齢を考えた方が…………
「(ギロ!) ……何か?」
「い、いえ……その、頑張ってくださいね」
内城を出た俺は飛行魔法で西の森の拠点にやって来た。
さっきナナイさんに聞いた土魔法での補修というのを試す為だ。
比較する為に敢えて拠点の建物のほうは何もしないで、空中展望台で試す…………そうだ! ルルカを送った際に思い付いた展望台露天風呂化計画も実行しよう。
お昼はとっくに過ぎているので王都のパンを食べながらまずは土魔法による補修を行う。
展望台は改築?するので拠点を囲む外壁で試すことにした。
強化するイメージで魔力を注いでみるが…………ちゃんと補修できているかよくわからない。
とりあえず外壁全て同じようにして様子を見ることにする。失敗した時は中の建物と同時に崩れるのだからそうなったら誰かに正式に習えばいい。
次は展望台の改築だ。
どうせならと展望台から更に斜め上に階段を作ってその先に風呂を作るが…………ポキッと折れて落下してしまった。
遥か下の地上で凄い音がして森から鳥が一斉に羽ばたき獣だか魔物だかの鳴き声がうるさく響き渡る。
すぐに落下地点に飛んで行くが幸いにも人はいなかったようだ。
下部を支える土台を上からは見えないように如何に重厚に作るかがカギなのだ。
そして階段に手すりを加えてさっきのよりも安定度の増した空中露天風呂を完成させる。
空中風呂の部分は囲いや手すりを作ってないので階段と接続している箇所以外の淵に座るのは大変危険である。
ルルカとロザリナが展望台で服を脱いで裸で、もしくはタオル一枚で階段を昇っていく様子を想像するだけでニマニマしてしまうな!
23
お気に入りに追加
1,587
あなたにおすすめの小説

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。
ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。
だから、ただ見せつけられても困るだけだった。
何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。
1~2話は何時もの使いまわし。
亀更新になるかも知れません。
他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中

補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる