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最強の初心者パーティ
第182話 長瀞ダンジョンに入る
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歩きながら、湊ちゃんがもりもりさんに訊ねた。
「もりもりさん、本名は秘密にしているのですか? レベルについても動画内では、はっきりとおっしゃっていませんでしたし」
「レベルは秘密にしていますが、本名は秘密にしているわけではなく、春菜さんのお兄さんがそのうち紹介してくれると思っています。冬夜さんの口から話してもらったほうがいいのではないかな、と思っていまして」
その言葉に、私は思わず眉をひそめた。
結婚を控えているお兄ちゃんなのに、婚約者すら紹介されていない私に、どうしてもりもりさんを先に紹介するの? それに、もりもりさんとお兄ちゃんの関係って一体………。
胸の内で嫌な予感が膨らむ。やはり浮気相手かな………? だとしたら、これから予定している結婚にも影響が出かねない。
あるいは元恋人同士とか? だとしても、今の時期にこんな形で関わるなんて。考えれば考えるほど、首を傾げたくなる関係だった。
もっとも、もりもりさんがお兄ちゃんと結婚してくれれば、それが一番すっきりする話なのかもしれないけれど………。
私は胸に浮かぶもやもやを振り払うように、強めの声を出して話題を変えた。
「さあ、みんな。今日一日でレベルを上げられるだけ上げるよ。夜の8時には解散できるように、早く始めよう」
◆ ◆ ◆
食料の買い出しのためにスーパーに寄り、誰にも目につかない場所でダンジョンを召喚した。召喚と同時に、私たちは長瀞ダンジョンへと入ることになった。
長瀞ダンジョンは特別な構造をしている。一般的なダンジョンは地下1階から始まり、下へ降りていく構造だが、長瀞ダンジョンは地上1階から始まり、上へと登っていくタワーのような構造だった。
現れるモンスターもいきなりレベル85から始まる。通常のダンジョンであれば、モンスターのレベルは1から始まるため、私のダンジョンに迷い込んだら即死は避けられない。モンスターが襲ってこないのは、ダンジョンを統括しているコンピューターの権限が私にあるからだった。
この地上1階にいるモンスターは『やせ細った亡霊』だ。
――――――――――――――――
やせ細った亡霊
推定LV 85~100
HP 120
物理攻撃が有効
ドロップアイテム・なし
――――――――――――――――
周囲は薄暗く、ゴツゴツした岩が果てしなく続いており、足場が悪い。天井がないのも特徴で、頭上は暗雲に覆われ、まるで屋外にいるかのような光景だ。視界を遮る大岩がそこかしこに転がり、その間を縫うように『やせ細った亡霊』が立ち尽くしている。黒いボロ布を纏った亡霊たちは、私が指示を出すまで一切動かない。
「なんか、蝋人形みたいだね。まったく、動かないし」
湊ちゃんが恐る恐る『やせ細った亡霊』に近づいていく。
「不気味な光景だし、お化け屋敷みたいだな」
春日井君も慎重に近づいていたが、モンスターが動かないとわかっているから、それほどの緊張感はない。
私たちはまだ装備を身に着けていない。私服のままでこの恐ろしい空間にいるのは、なんとも奇妙な感覚だった。
一方で、もりもりさんは武者震いのように体を震わせていた。もりもりさんはレベルが高い。正確な数値はわからないが、『やせ細った亡霊』に匹敵するレベルだと思われた。
「春菜さん、息が詰まるようです。動かないとわかっていても、気持ちを緩ませることができません。はやく装備を身に着けましょう」
もりもりさんに促され、私はみんなの装備を実体化することにした。
「わかりました。では、もりもりさんはご自分の装備を身に着けてください。私たちの装備はこれになります」
タブレットを操作して、まず実体化させたのは神王装備だ。
これは湊ちゃんが身につけることになる。
「あと、ここにいないミリアの分も含めて、3種類。ミスリル、オリハルコン、エンジェルの3タイプがあります。エンジェル装備はピンクシルバーなのでミリア用かなって。春日井君はミスリルかな?」
「ああ、それでいいよ。任せる」
私が準備をしているあいだに、もりもりさんは自分の装備を身に着けていて、湊ちゃんを手伝っていた。もりもりさんの装備には何箇所もの亀裂が入っているのが気になった。
「気になりますか? 春菜さんを助けに、216階層に行くまでにボロボロになっちゃったんです。なんとかここまで修理ができましたが、まだ50%ほどの修理でとどまっています」
「そうだったんですね。すいません。修理代は私が弁償します」
「費用はいいんですよ。むしろこのダンジョンに連れてきていただいて、感謝しています。得られる経験値でお釣りがきますから」
「そんな……。弁償させてくださいよ。もりもりさんは、命がけで助けに来てくれて……」
「春菜さん、もう終わったことです。今は目の前のことに対処しましょう。私はさっきから冷や汗が出ているんです。彼らがいっせいに動き出したら、と、気が気じゃなくて」
私たちは大勢の亡霊たちに囲まれながら装備を身につけていった。
春日井君が身につけたのは【ミスリル・アーマー】【ミスリル・グローブ】【ミスリル・ブーツ】【ミスリル・ヘルメット】だ。鈍い銅色をしており、装飾が控えめな装備だが、性能は折り紙付きだ。
私の装備はオリハルコン製。【オリハルコン・アーマー】【オリハルコン・グローブ】【オリハルコン・ブーツ】【オリハルコン・ヘルメット】になる。こちらは青がベースのカラーで、白い羽根をイメージしたような装飾が施されている。青もメタリックな輝きがあってかっこいい。男性でも女性でも似合う装備だ。
湊ちゃんはお兄ちゃんから借りてきた神王装備を身に着けた。【神王の兜】【神王の鎧】【神王の小手】【神王のブーツ】【神王の盾】【神王のネックレス】【神王の長剣】の完全フルセットだ。
黄金に輝く装備は、誰の装備よりも眩しい。さんざん見慣れたはずだったが、もじもじしながら立っている湊ちゃんを見ると、まったく別の装備に見えてしまった。
「コスプレ?」
口にしたつもりはなかったのだが、心の声が思わず漏れてしまった。
私の言葉を聞いて、湊ちゃんは頬をぷくっと膨らませた。
「春菜、ひどーい。私は初めてなんだから、仕方ないじゃない」
湊ちゃんは内股で、握った手を胸の前で合わせている。まるでアイドルが初めてステージ衣装を着せられて恥ずかしがっているような、そんな仕草だった。
「なんか、装備に着せられているって感じだよな。まあ、初々しくていいんじゃないか?」
春日井君は少しからかうように言った。
「春日井君まで、ひどいよ。これ着てみてよ。誰だってこうなるよ。初めての春菜の配信だって、最初はこんな感じだったじゃん」
「ああ、確かに……」
春日井君が私のほうを見て深く頷く。
「筑紫もだいぶ成長したよな。そのオリハルコン装備もサマになっている。なんというか、メタル属性の魔法を使いこなすベテランハンターといった感じかな」
湊ちゃんは【神王の長剣】を両手で持ちあげ、よたよたしながら垂直に立てた。
「それとさあ。私、これ、無理だと思う。この剣さあ、大きすぎて使える気がしないよ」
湊ちゃんは剣を両手で支えているが、ふらふらしている。そのまま剣を振る仕草をしてみるが、重さで剣はそのまま地面の岩に当たってしまった。
「絶対に無理。これでモンスターを倒すとか。よくできたね、春菜」
「スキルを使うんだよ。レベルはゼロなんだし、装備の力に頼るしかないよね」
「スキル使っても無理だよお。できる気がしないよお」
湊ちゃんは少し半べそになっていた。
「もりもりさん、本名は秘密にしているのですか? レベルについても動画内では、はっきりとおっしゃっていませんでしたし」
「レベルは秘密にしていますが、本名は秘密にしているわけではなく、春菜さんのお兄さんがそのうち紹介してくれると思っています。冬夜さんの口から話してもらったほうがいいのではないかな、と思っていまして」
その言葉に、私は思わず眉をひそめた。
結婚を控えているお兄ちゃんなのに、婚約者すら紹介されていない私に、どうしてもりもりさんを先に紹介するの? それに、もりもりさんとお兄ちゃんの関係って一体………。
胸の内で嫌な予感が膨らむ。やはり浮気相手かな………? だとしたら、これから予定している結婚にも影響が出かねない。
あるいは元恋人同士とか? だとしても、今の時期にこんな形で関わるなんて。考えれば考えるほど、首を傾げたくなる関係だった。
もっとも、もりもりさんがお兄ちゃんと結婚してくれれば、それが一番すっきりする話なのかもしれないけれど………。
私は胸に浮かぶもやもやを振り払うように、強めの声を出して話題を変えた。
「さあ、みんな。今日一日でレベルを上げられるだけ上げるよ。夜の8時には解散できるように、早く始めよう」
◆ ◆ ◆
食料の買い出しのためにスーパーに寄り、誰にも目につかない場所でダンジョンを召喚した。召喚と同時に、私たちは長瀞ダンジョンへと入ることになった。
長瀞ダンジョンは特別な構造をしている。一般的なダンジョンは地下1階から始まり、下へ降りていく構造だが、長瀞ダンジョンは地上1階から始まり、上へと登っていくタワーのような構造だった。
現れるモンスターもいきなりレベル85から始まる。通常のダンジョンであれば、モンスターのレベルは1から始まるため、私のダンジョンに迷い込んだら即死は避けられない。モンスターが襲ってこないのは、ダンジョンを統括しているコンピューターの権限が私にあるからだった。
この地上1階にいるモンスターは『やせ細った亡霊』だ。
――――――――――――――――
やせ細った亡霊
推定LV 85~100
HP 120
物理攻撃が有効
ドロップアイテム・なし
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周囲は薄暗く、ゴツゴツした岩が果てしなく続いており、足場が悪い。天井がないのも特徴で、頭上は暗雲に覆われ、まるで屋外にいるかのような光景だ。視界を遮る大岩がそこかしこに転がり、その間を縫うように『やせ細った亡霊』が立ち尽くしている。黒いボロ布を纏った亡霊たちは、私が指示を出すまで一切動かない。
「なんか、蝋人形みたいだね。まったく、動かないし」
湊ちゃんが恐る恐る『やせ細った亡霊』に近づいていく。
「不気味な光景だし、お化け屋敷みたいだな」
春日井君も慎重に近づいていたが、モンスターが動かないとわかっているから、それほどの緊張感はない。
私たちはまだ装備を身に着けていない。私服のままでこの恐ろしい空間にいるのは、なんとも奇妙な感覚だった。
一方で、もりもりさんは武者震いのように体を震わせていた。もりもりさんはレベルが高い。正確な数値はわからないが、『やせ細った亡霊』に匹敵するレベルだと思われた。
「春菜さん、息が詰まるようです。動かないとわかっていても、気持ちを緩ませることができません。はやく装備を身に着けましょう」
もりもりさんに促され、私はみんなの装備を実体化することにした。
「わかりました。では、もりもりさんはご自分の装備を身に着けてください。私たちの装備はこれになります」
タブレットを操作して、まず実体化させたのは神王装備だ。
これは湊ちゃんが身につけることになる。
「あと、ここにいないミリアの分も含めて、3種類。ミスリル、オリハルコン、エンジェルの3タイプがあります。エンジェル装備はピンクシルバーなのでミリア用かなって。春日井君はミスリルかな?」
「ああ、それでいいよ。任せる」
私が準備をしているあいだに、もりもりさんは自分の装備を身に着けていて、湊ちゃんを手伝っていた。もりもりさんの装備には何箇所もの亀裂が入っているのが気になった。
「気になりますか? 春菜さんを助けに、216階層に行くまでにボロボロになっちゃったんです。なんとかここまで修理ができましたが、まだ50%ほどの修理でとどまっています」
「そうだったんですね。すいません。修理代は私が弁償します」
「費用はいいんですよ。むしろこのダンジョンに連れてきていただいて、感謝しています。得られる経験値でお釣りがきますから」
「そんな……。弁償させてくださいよ。もりもりさんは、命がけで助けに来てくれて……」
「春菜さん、もう終わったことです。今は目の前のことに対処しましょう。私はさっきから冷や汗が出ているんです。彼らがいっせいに動き出したら、と、気が気じゃなくて」
私たちは大勢の亡霊たちに囲まれながら装備を身につけていった。
春日井君が身につけたのは【ミスリル・アーマー】【ミスリル・グローブ】【ミスリル・ブーツ】【ミスリル・ヘルメット】だ。鈍い銅色をしており、装飾が控えめな装備だが、性能は折り紙付きだ。
私の装備はオリハルコン製。【オリハルコン・アーマー】【オリハルコン・グローブ】【オリハルコン・ブーツ】【オリハルコン・ヘルメット】になる。こちらは青がベースのカラーで、白い羽根をイメージしたような装飾が施されている。青もメタリックな輝きがあってかっこいい。男性でも女性でも似合う装備だ。
湊ちゃんはお兄ちゃんから借りてきた神王装備を身に着けた。【神王の兜】【神王の鎧】【神王の小手】【神王のブーツ】【神王の盾】【神王のネックレス】【神王の長剣】の完全フルセットだ。
黄金に輝く装備は、誰の装備よりも眩しい。さんざん見慣れたはずだったが、もじもじしながら立っている湊ちゃんを見ると、まったく別の装備に見えてしまった。
「コスプレ?」
口にしたつもりはなかったのだが、心の声が思わず漏れてしまった。
私の言葉を聞いて、湊ちゃんは頬をぷくっと膨らませた。
「春菜、ひどーい。私は初めてなんだから、仕方ないじゃない」
湊ちゃんは内股で、握った手を胸の前で合わせている。まるでアイドルが初めてステージ衣装を着せられて恥ずかしがっているような、そんな仕草だった。
「なんか、装備に着せられているって感じだよな。まあ、初々しくていいんじゃないか?」
春日井君は少しからかうように言った。
「春日井君まで、ひどいよ。これ着てみてよ。誰だってこうなるよ。初めての春菜の配信だって、最初はこんな感じだったじゃん」
「ああ、確かに……」
春日井君が私のほうを見て深く頷く。
「筑紫もだいぶ成長したよな。そのオリハルコン装備もサマになっている。なんというか、メタル属性の魔法を使いこなすベテランハンターといった感じかな」
湊ちゃんは【神王の長剣】を両手で持ちあげ、よたよたしながら垂直に立てた。
「それとさあ。私、これ、無理だと思う。この剣さあ、大きすぎて使える気がしないよ」
湊ちゃんは剣を両手で支えているが、ふらふらしている。そのまま剣を振る仕草をしてみるが、重さで剣はそのまま地面の岩に当たってしまった。
「絶対に無理。これでモンスターを倒すとか。よくできたね、春菜」
「スキルを使うんだよ。レベルはゼロなんだし、装備の力に頼るしかないよね」
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湊ちゃんは少し半べそになっていた。
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